ICCパートナーズ 小林雅のBlog

IVSのやりがい

IVSのような300名以上の参加者がいるイベントを運営することは手間もかかって大変ですが、案内すると、　楽しみにしていただている方が多く、　強い気持ち・やりがいを感じます。　

IVSを開催するからには業界の発展に貢献したいと考えております。業界が元気になる、頑張ろうと思う気持ちになる、　実際にビジネスに役に立つ　といったことに力点を置いております。

あと３ヶ月ほどですが、頑張っていきたいと思います。　　

Mike Volpi氏 Index Ventures のパートナー就任

最近　Index Ventures のWebサイトを見たら、Mike Volpi氏がIndex Ventures のパートナーに就任ということでした。　　

Mike Volpi氏はシスコ・システムズ時代にM&A部隊いたエース。アーサー・Ｄ・リトル時代によくシスコシテムズの事例を研究していたときによく名前がでてきました。　研究を自社で行うのではなく、買収によって研究だったり人材を獲得するというM&A 戦略です。　
Volpi氏は日本語も話せるそうで、日経ビジネスのインタビューは日本語で応えていたそうです。

シスコを退職した後、Joost のCEO に就任。　そして今回　Index Ventures のパートナーに就任です。　シスコというシリコンバレーを代表する企業から、ベンチャーのＣＥＯ、そしてベンチャーキャピタルという流れです。　プレスリリースにもありますが、もともとVolpi氏はIndex Ventures のアドバイザーだったこともあって、自然な流れだったのかもしれません。

◎元シスコのボルピ氏がパートナー　　インデックス・ベンチャーズ

【ロンドン、ジュネーブ、ジャージー６日ＰＲＮ＝共同JBN】インデッ クス・ベンチャーズは６日、高名な技術業界の第一人者マイク・ボルピ氏がパートナーとして同社に加わったと発表した。ボルピ氏はベンチャーチームの一員と してロンドン事務所を勤務地とし、インターネット、通信・ネットワーク、メディア部門の初期投資を率いるとともに同社の後期成長ファンドに寄与することに なる。
　シスコ(Cisco)での１３年間にわたる経歴の中で、ボルピ氏は７５以上の会社を獲得し、企業戦略、ビジネス開発、戦略的提携、最先端 インターネット関連プロジェクトを担当する最高戦略責任者(CSO)を務めた。ボルピ氏はその後、シスコの数十億ドル相当のルーティングおよびサービスプ ロバイダー・ビジネスを率いた。ボルピ氏はこの２年間、オンラインテレビ配信を中心としたインターネット新規事業のジュースト（Joost）の最高経営責 任者（CEO）を務め、最近は会長職に転身した。ボルピ氏は１９８９年にヒューレットパッカード（HP）で自身の経歴を始めた。
　インデックス・ ベンチャーのパートナーで共同創設者のジュゼッペ・ゾッコ氏は「マイクは１０年以上にわたりインデックス・ファミリーに対する緊密なアドバイザーであっ た。彼はスカイプ（Skype）、トライアルペイ（TrialPay）、ジュースト、フォン（FON）、テレジェント（Telegent）など、われわれ の投資先企業のいくつかの件で緊密な仕事をしただけでなく、それら企業の数社では役員も務めた。だから、彼がわれわれのチームに公式に加わることは自然な 流れである。マイクの世界クラスの指導力、取引経験、ネットワーク（経験）によって、彼はわれわれのパートナーシップに大きな補強をもたらし、われわれが 投資先企業に一層役立つことが可能となる」と語った。
　ボルピ氏は「ベンチャーはグローバルなビジネスになり、私はベットフェア (BetFair)、マイSQL(MySQL)、スカイプなどの産業変革ビジネスに投資をすることによってインデックスが人気ある評判を確立したと観察し ている。わたしはこのチームの一員に加わることにワクワクしており、インデックスのパートナーが次世代の偉大な起業家になることを手伝えることを期待して いる」と述べた。
　インデックスのパートナーであるダニー・リマー氏は「インデックスの投資先企業は、マイクの幅広い経験から利益を得てきた。われわれは投資すべき革新的な企業を識別する作業を継続する際に彼の見通しが貴重なものになる」と語った。
テ レジェント・システムズ（Telegent Systems）のウエイジエ・ユン最高経営責任者（CEO）は「マイクは戦略的アドバイスの貴重な源となってきたし、インデックスがわが社に投資して以 来、テレジェントのために多くの門戸を開いてくれた。われわれは彼の見通しを高く評価しており、われわれは彼がインデックス・ベンチャー・チームの常勤と なったからには一層緊密に彼と一緒に仕事をできることを楽しみにしている」と語った。
　▽インデックス・ベンチャーズについて
　インデッ クス・ベンチャーズは１９９６年以来、テクノロジー・ベンチャー投資に積極的な有力ベンチャーキャピタル企業である。同社は、情報技術および生命科学部門 のトップ起業家チームが、業界を方向付けるようなグローバル・リーダーに自らの企業を成長させることを支援することに専念している。同社はジュネーブ、ロ ンドン、ジャージーに事務所を持ち、種子の段階から成長段階までの企業への投資に焦点を合わせている。最近のイグジット（ハーベスティング）は、スカイプ （Skype、eBayに買収された先駆的な通信会社）、マイSQL（MySQL、最近Sunに買収された世界で最も人気があるオープンソースのデータ ベース）、ラスト・ドット・エフエム（Last.fm、CBSに最近買収された世界最大のソーシャル・ミュージック・プラットフォーム）、バイオセル （BioXell、スイス証券取引所に２００７年SWXで新規上場した）など。詳しい情報はwww.indexventures.comを参照。
（了）

IVS2009Fall 案内開始

IVS2009Fall の案内を正式に開始したました。　順次　案内をお送りしていく予定です。

NILSの第一回目　2004年11月から数えると、11回目となります。　宮崎のフェニックス・シーガイア・リゾートは6回目の開催となります。　前回はミクシィのオープン化など話題性のあるテーマを特集しました。　　今回11月ではいろいろな企画を考えています。

Launch Pad も募集中です。　今回もいろいろと豪華？な賞品を用意できるよう頑張りたいと思います。

IVSのテーマとしてはやはり、話題という意味ではTwitterとかのコミュニケーション系の進化論。またまだまだ成長するFacebook の動向とか。　SNS上のアプリケーション市場の引き続き熱いです。　　

広告市場の動向・変化・再編などは興味深いテーマだと思います。既存のメディア・広告産業が今後どうなるのか?　新興勢力はどうなるのか？といった点に注目しています。

ベンチャー投資の市場という点では、2009年前半は日本は低調だった言えるでしょう。　増資のニュースはいくつかありますが、目立ったところはなかったです。　30歳前後の経営者と最近はなしたときは、年下の若手経営者で良い人いるんですかねー、といった話題で盛り上がった。　

ネット・モバイル業界の動向としては、やはり　SNS　3強　の動向が面白い。競争がある分野は成長すると感じます。　常に革新し続ける企業が伸び続けるということだと思います。

次のトレンドは何でしょうか？　Twitter （のようなもの）でしょうか？　　　

最近、強く感じることは、　参考にするアイデアはUS ばかりではないという点です。　ヨーロッパだったり、中国だったり、韓国だったり、いろいろなところに面白いビジネスがあります。　もともとモバゲータウンのヒントは韓国の「ハンゲーム」ということですし、　グリーの釣りのゲームにしても、釣りのゲーム自体は昔からあります。　　　アイデア自体はコモディティ化しており、実際のどうやるか？　実行力のところが競争の源泉になっています。

アイデアのコモディティ化　と書きましたが、パクルにしても元のアイデアをどこまで深く理解できるか？という点がポイントになります。　サイトを表面を同じすればよいとわけではないません。ゲームであればなぜこのゲームはこのようになっているのか？とかつきつめる必要があります。

そして、事業化の段階では、Amazon のEC2 など世界中から活用できるものを使って実行するなど、徹底化が重要です。

IVSでも事業化の実行力といったテーマを扱っていければと思います。　

偶然の再会

先週は上海に行っていきましたが、偶然にいろいろな人と再開しました。同じタイミングで上海にいた某ソーシャルアプリケーション企業の幹部。ディナーいっしょでした。　次回IVSのときは誕生日だそうで、次回の参加も楽しみだそうです。

上海から帰るフライトの時間が近く、ラウンジでこれまたいつもお世話になっている某経営者ら2名。　会話する機会が少なくなっていたので短い時間ですがいろいろとお話することができました。　超偶然にしてはお話したい2名の方と出会うのは運がよい？と思いました。

上海に行く目的はひとそれぞれ違うとは思いますが、偶然の出会いがあって面白いです。

今週は上海出張

ここ１か月　東京にいないであちこち行っています。

IVP Fund では日本の事業投資家に対して４半期報告会を実施しており、今回は上海です。　
現地に行ってみていろいろとわかることも多く、現地企業のプレゼンテーションや企業訪問などをアレンジしています。　

IVP Fund もいろいろと進捗しており、整い次第　順次　発表できればと考えております。