2018年9月にICCサミット KYOTO 2018を開催します。2016年3月に第一回目を開催し、次は6回目の開催となります。
参加人数は第一回目は400名の参加者、1日のプログラム、東京開催でしたが6回目は800-900名の参加者、3日間のプログラム、京都開催という大幅に進化したプログラムとなっています。売上規模も第一回目と比べると5倍以上になる見込みとなっていあす。
登壇者数も200名以上となり、セッション数も70を超える規模なりました。コンテンツの充実に力をいれており、登壇者数やセッション数も重要ですが、展示コーナーも充実させており次回の京都では30-40社が展示をする予定です。
参加者も様々な分野から参加しており、「インターネット業界」「ベンチャー業界」にいた僕からすると視野が本当に広がりました。なんと狭い世界にいたのかと過去の10年間を反省しております。
世界は広い。見渡せば本当に面白い起業家がいろいろ分野にいる。さらに起業家だけでなく大手企業の中にも面白い方がたくさんいる。そんねメンバーが200名以上登壇し、800名以上参加するのがICCサミットの醍醐味です。それも3日間缶詰となって議論するストイックなカンファレンスです。
今後の展開としてはさらになるコンテンツ充実に取り組みます。おそらく200名以上の登壇者が登壇するというのは「多い」と感じる方が多いでしょう。しかし、実際にやっていくうちに「まだまだ面白い方が存在する」ということに気づきます。登壇していない方で面白い方が山ほどいるわけです。
ネットフリックスのコンテンツ戦略と同じような考え方をしており、様々なジャンルにクオリティの高いコンテンツを複数投入することが重要であり、ネットフリックスのような目玉コンテンツがあるわけです。
コンテンツ制作費という意味ではICCサミットの中で一番お金がかかっているのはスタートアップ・カタパルトです。「お金」というのは登壇者や審査員の人数規模やリハーサルなどの準備にかけた時間の総和です。
ICCサミットのプログラムの中でもっとも人気がある(選択率 40%)プログラムとなっており、毎回クオリティの高いプレゼンを楽しむことができます。
ICCサミットの魅了はなんと言っても200名以上の登壇者が集まることです。様々な分野から集まるため議論しても面白い。セッションも6会場から1つ選択するため自分の関心のあったセッションを選択することができます。ネットフリックスと同じような考え方なのです。サスペンスが好きな人はマッチ度の高い番組を見ればよい。
ICCでも組織開発などのジャンルが用意されており、マッチ度まで計算はしていませんがタイトルと登壇者からおおよその内容が推測できるようになっています。
このようにICCサミットは「コンテンツ」のビジネスです。よく「コミュニティ」と言われますが、そういうことはなくシンプルに「コンテンツ」が魅力的なのです。
コンテンツというのは体験コンテンツであり、セッションのような議論を聞く、プレゼンを聞く、展示コーナーでいろいろ話を聞く、パーティでいろいろな人と話す、このようなすべてのことが「体験コンテンツ」なのです。
ネットフリックスは動画のコンテンツですが、ICCサミットは「体験コンテンツ」 それも経営者・幹部という特定のセグメントにフォーカスした体験コンテンツです。
日々 コンテンツのレベルアップをするにはどうしたらよいか?を考えており、ライブならばでは価値をしっかり作っていく。
そんなことに取り組んでいます。
地元の「ちよだ鮨」でランチで鮨を買いました。娘と自分の二人分のランチでしたが「サビ抜き」がなかったので作っていただきました。
最後に「カンピョウ巻」が品切れしているので「ネギトロ巻き」をいれても良いか?と言われて、「はい。OKです。」と回答した。
家で食べたところの「ネギトロ巻き」だけサビ入りだった。娘はびっくりした。
すでに食べてしまったので返品というものではなく、用賀店に電話して「サビ入り」だったということを伝えた。
ちゃんと品質管理をしたほうがいいじゃないか?と思って「ちよだ鮨」のWebサイトをみたら問い合わせフォームも何もない。
そこでブログに書くことにした。
2018年5月20日(日) ちよだ鮨 用賀店 13時過ぎに購入。
領収書の番号は 0001-2479-9222 購入代金は1,490円(2セット分)。
レジの担当者は「今村」さんだ。
この問題店はおそらく鮨を握るのと異なり巻物をつくる手間やコストを考えるとすでに存在する「ネギトロ巻き」をいれておけば良いという判断だったのだろう。
カンキョウより「ネギトロ」のほうがよいがと僕も思ったが、サビ入りだとまったくもって想定外だった。
鮨を購入するときにこのような単純ミスをすると信頼性に関わることであり、こんなことが地元で発生したらマズイだろ と思って「サビ入り」だったと店舗に電話した。
さらに本部に連絡しようと思ったが、問い合わせフォームするない。このようなことは多々あるだろうが、企業の姿勢としてどうのか?と感じた。
なお、ブログを書いているのは返金を求めているわけではなく、真面目に子供が間違って「サビ入り」食べてしまったときにあの悲しい事件を再現したくないためだ。
Infinity Ventures Summit(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット 略称 IVS)のWebサイトを拝見すると20回目(10周年)が開催されるということでした。
2007年11月はInfinity Ventures Summitは初開催でしたが当時はケイ・アンド・カンパニーLLPという私の個人会社が主催していて参加人数も300名程度でしたし、運営チームも10名もいない・・・という体制でやっておりました。当時は東国原知事(当時)が登壇するなどしておりました。僕が企画を担当しているときも2004年11月から開催していた前身となるNILS(New Indusrty Leaders Summit)から数えて20回記念(10周年)の記念開催をしました。
2008年1月にインフィニティ・ベンチャーズLLPが設立されたため、インフィニティ・ベンチャーズLLPとしては19回目となると思うのですが、主催団体がケイ・アンド・カンパニーLLPが開催する2007年11月の会も含めて頂いだき、10周年として頂いたようでとても嬉しいです。
当時はPDFで「参加のしおり」というもの作成しました。表紙はこんな感じの今覚えば一体なんだった・・・と思えるデザインでした。
当時の資料の挨拶文は以下のようなものでした。「Launch Pad」はNILS時代の2006年11月から開催したりやっておりました。懐かしいです。
僕が創業した大学時代のサッカーサークルも20年以上続いています。サッカーサークル(SPURS)は運営は受け継がれており、続いております。同じようにインフィニティ・ベンチャーズ・サミットは最初の1回目の2007年11月の主催はケイ・アンド・カンパニーLLPという僕の個人会社で本当に一人しかない状態で立ち上げました。赤字になったらどうしようなど不安が多かった。インフィニティ・ベンチャーズLLPは2008年スタートです。共同創業メンバーは僕も含め3名でしたが僕以外のメンバーは前職2008年に退職でした。
このように「ブランド」として残り、さらに発展して継続されていることは素晴らしいと思いますし、今後も続いてほしいなと思います。
2017年2月21-23日 福岡で開催予定のICCカンファレンス FUKUOKA 2017のスタートアップ・コンテスト「カタパルト」では登壇企業を募集しております!
詳細はカタパルト登壇企業の募集ページを是非ご覧ください。
前回(9月)において初めて開催しましたスタートアップ・コンテストでしたが大変好評でした。好評だった大きな理由はピッチコンテストにでていないようなシード/アーリーステージのベンチャー企業に特化したためです。そのため審査員の方の多くからは「初めて知った」という会社が8社登壇しました。社会課題の解決に取り組むベンチャー企業にぜひ登壇頂きたい。共に産業を創っていきましょう!
前回 見事優勝したのは日本初の農業×ICT×流通のベンチャー企業「ファームシップ」でした。準優勝は水産養殖事業におけるコスト問題を解決するICTソリューション「UMITRON」でした。詳細は結果をご覧ください。
ICCカンファレンスのスタートアップ・コンテスト「カタパルト」の特徴は以下の通りです。
1 無名の会社に機会を!
まず、ピッチ・コンテストの意味は何か?と考えるとやはり「無名」な会社によってPRの場にすることです。従って既にたくさんのピッチコンテストに出場しているベンチャー企業ではなく、できるだけ無名でありポテンシャルが大きい会社を選ぶことです。
対象はシードステージやシリーズAを行ったばかり企業です。8社登壇していますが資金調達を行っていない会社がほとんどであり、優勝したファームシップもシリーズAの資金調達を行っていますが1億円程度です。
前回の登壇企業などの詳細は ネットベンチャーからリアルビジネスの時代へ 「ファームシップ」が優勝/「UMITRON」が準優勝―ICC カンファレンス KYOTO 2016 CATAPULT(カタパルト) -スタートアップ・コンテスト- をご覧ください。
登壇企業数も最大8社とし、1社8分のプレゼンテーション時間を提供しています。
2 スライド作成とプレゼンテーションの特訓!
「無名の会社」にフォーカスしているため、プレゼンテーションすること自体が初めてという方が多いです。本番まで2〜3回 x 1回時間のプレゼンテーションの特訓をすることで劇的にプレゼンテーションが上手になります。
「プレゼンテーション」と書いておりますが、正確には「スライド作成」です。「わかりやすいスライド」X「スピーチ原稿」X「プレゼンテーションの流れ(構成)」の3つによって劇的に改善します。
ICCパートナーズではICCの公式メディアを通じて記事化して配信しています。現在配信している クラウドで実現するスパコンの民主化-注目のベンチャー特集「エクストリームデザイン」(1)という記事は実は書き起こしをして記事化しているわけではありません。スピーチ原稿をベースに記事化しています。
プレゼンテーションを指導するにあたり1スライドあたりの話す文字数に注目しています。記事にするわかりますがスライドに情報がいろいろあると理解が難しくなります。1スライド 1メッセージのようにシンプルなスライド+スピーチ原稿を作成し、それをストーリーとして完成させます。
実際に準優勝した「ウミトロン」の記事 注目のベンチャー特集「ウミトロン」 – 宇宙データの活用で狙うICT×水産養殖 をご覧ください。ストーリーがわかりやすい内容になっています。
3 第一線で活躍する審査員の評価による対外的な信用
ICCカンファレンスのスタートアップ・コンテスト「カタパルト」の審査員は第一線で活躍する経営者の方やベンチャーキャピタリストの方で構成されています。このような方々に直接プレゼンテーションできる機会はなかなかありません。例えばアポイントメントをとってミーティングすることもなかなか難しいです。また、仮にアポイントメントがとれたとしても15名の審査員の方と個別にミーティングを1時間行う場合、移動時間を考慮すると30時間くらいにはなるです。
時間効率やクオリティを考えても8分間のプレゼンテーションに注力したほうがよいのです。審査員の方々に評価して頂くことは「信用」が付くことになります。PR効果を最大化するにはプレゼンテーションのクオリティに加えて、「信用」が重要になります。
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017の審査員は以下の方々を予定しております。
4. ICCのメディアによるPR
ICCカンファレンスでは独自のメディアを運営しています。ICCカンファレンスのコンテンツを中心に配信しており、現時点では月間ユーザー数は14万ユーザーを超え、PVは22万PVを越える規模に成長しています。
ICCカンファレンスの「カタパルト」では登壇企業を支援するために動画や記事を配信しています。通常のベンチャー企業は「記事広告」を出稿できる予算はありません。通常のメディアは1PVあたり100円程度となっており、1万PV保証の記事広告が100万円になります。仮に1,000PV程度でも今まで認知がなかったところが認知されるため効果は高いのです。ICCカンファレンスの「カタパルト」をきっかけに資金調達ができた、あるいは大手のメディアに取材いただくことも多いのです。
まず、当日のプレゼンテーションはプロによる動画撮影を行っております。プレゼンテーション動画はICCの公式Facebookページから動画を配信し、さらにはVimeoにアップロードし記事に貼り付けるなどしています。
また、プレゼンテーションをベースに書き起こし or スピーチ原稿をベースに記事化します。上記の動画の書き起こし「ウミトロン」の記事 注目のベンチャー特集「ウミトロン」 – 宇宙データの活用で狙うICT×水産養殖 をご覧ください。
実際にプレゼンテーションした内容と記事の内容は異なります。プレゼンテーションを記事化したときに構成がわかりにくい場合は構成を大きく入れ替えるなどしています。ICCカンファレンスの記事の編集を通じて、どのようにメッセージを伝えべきか?がわかるためです。
さらにウミトロンの場合は実際にサービスが導入されている愛媛県の愛南町に出向いて現地の方にインタビュー取材も行っています。ウミトロンの挑戦(1)元JAXA研究開発員 藤原氏が挑む水産業のICT活用 や ウミトロンの挑戦(2)水産業の救世主となるか? – 養殖業におけるICT活用の可能性 のような記事を配信しています。
その結果、「ウミトロン」と検索すると上位の結果がICCの記事が多くなります。このようにベンチャー企業を支援する上で「動画」「記事」を通じて支援することが重要なのです。
5 カタパルト・ネットワーク TM
ICCカンファレンスではスタートアップ・コンテスト「カタパルト」だけのために開催しているわけはありません。
ICCは「共に産業を創る」ためのコミュニティである。カタパルトの登壇企業の卒業生をネットワーク化した、「カタパルト・ネットワーク」があります。「カタパルト」はスタートアップ・コンテスト以外に「IoT/ハードウェア特集」「社会起業家特集」「リアルテック特集」などがあり、1年間で40-50社登壇するネットワークです。
2017年2月に開催しますが「カタパルト・グランプリ」という有名スタートアップが登壇するグランプリ企画もあります。このように総合的な取り組みをしてるのがICCカンファレンスの「カタパルト」の特徴です。
当日のドキュメンタリー動画を作成しています。登壇者を活躍が新しい産業を創ることにつながります。ICCのビジョンである「共に産業を創る」という活動なのです。
このようにICCカンファレンスとして力を入れているのが「カタパルト」です。ぜひ応募をお待ちしております!
詳細はカタパルト登壇企業の募集ページを是非ご覧ください。
生存の危機から「本気」が生まれる
これは本日ICCのメディアの記事「ベンツを売って覚悟は決まった」日本交通 川鍋氏が語る”マジになった瞬間”【K16-8C #3】の小見出し(僕が書きました。)
小見出しが付いている箇所を引用すると以下のところなのですが、まさにその通りだなと思いました。
川鍋 それまで意外と従順にやっていましたが、ある時生存を脅かされた瞬間にメラメラと怒りがこみ上げてきて「何だそれ」と。
金融の実務は良く分からなかったので、その後は弁護士先生に聞いたら「そこまで言われる筋合いは無い」と言われ、その瞬間に「ちょっと待ってくれ」と言った時から始まったのが1回目。
それは怒りに任せてわーっとやると意外と不動産とかあって、上手く売っていけば借金自体は返せるんですね。
2回目は今、まさに起こっている”UBER”ですよ、「何だそれ」と。
土足で「ディスラプト?!(破壊しろ!)」、あ、すみません、声が大きくなりました。
(会場笑)
これは哲学の問題で、向こうはアメリカ的だから「ディスラプト、産業新しくなるぜ、ヒュー!」でいいんだけれども、こっちはアメリカのタクシーと全然違って相当やっとるんじゃい、という気持ちがメラメラと起きてきて、絶対負けないというのが2回目で、ガチ本気モードに入ったのが2年ぐらい前です。
UBER JAPANが日本に来て、私のUBERアカウントが凍結された瞬間です。
(会場笑)
松田 そうなんですか。
最近 自分のブログで「悲しい出来事」や「新たな決意」というブログを書きました。
生存の危機から「本気」が生まれる というのはまさにそうです。なんというのか自分の(過去の)人生を全否定されたようなとても悲しい気持ちとなり、しっかりこれから生きて行こうという強い気持ちを持ちました。
そしてさらに引用します。
川鍋 とにかく金だ金だというところが私はちょっと、あのやり方といい、関係者の方いらっしゃったらすみません。
それが2回目本気になった時です。
やはり「敵」に攻められて生存の危機に晒された時ですね。
でもある意味、銀行に攻められてV字回復させたからこそ、その後メディアに出たり、ファミリー・ビジネスの中であの人は立て直したと言われたり、今UBERと戦ってるからここ(ICCカンファレンス)にいられるわけで、そう考えると感謝しなければいけないのかな、とふと思う時もあります。
とあり、特に最後の「感謝しなければならない」というのはまさにそう思います。
現在の取り組みをしているICCカンファレンスを含むICCパートナーズの活動はインフィニティ・ベンチャーズを退職してからこそできることであり、現在 一生懸命取り組むことができるのはまさにインフィニティ・ベンチャーズやさらに前職グロービス・キャピタル・パートナーズに在籍したときの経験があるからこそであります。 本当に感謝しております。
「UBERを戦っている」とありますが、ICCパートナーズとしてインフィニティ・ベンチャーズや「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)と戦っているわけではありません。よく誤解されるのですがICCカンファレンスはIVSと同じものを目指しているわけではなく、ゼロから「新しい産業を創る」という経営者・幹部のコミュニティを作りたい、それも様々な分野を横断したコミュニティを作りたい、メディアを作りたいというものです。
IVSに関しては10年以上 手がけてきた活動でとても思い入れがあり、愛情があります。それをメンタル面を壊して退任することになり、それが精神的なトラウマになっています。「トラウマ」も現在も後遺症として残っており、克服することは難しい。腰痛のような持病と同じです。
IVSに対する見方(認知)は「認知の歪み」といいますが、完全に歪んでおりましてそれを改善することは退職して1年以上経ったいますが難しいのです。これから「IVS」という言葉を使わないように生きていこうと思っています。
「認知行動療法」というものがあるのですが、「認知の歪み」の改善するためのカウンセリングを週1回くらい数ヶ月間うけてなんとかまともに仕事ができるようになりました。
「IVS」のときはこうだったのような発言をすること自体が自分としての問題であり、しっかり決別しないといけない。つまり、過去の人生としっかりお別れをしないといけないということです。
退職して1年が経ちますが、ようやくこのような気持ちになりました。IVSに出会えて僕は幸せでした。感謝の気持ちで一杯です。もちろんゼロにはならないと思いますが「IVS」という言葉を使わずに生きていきたいと思います。そうするとやがて「認知の歪み」なくなるのではないかと思っています。
「新たな決意」でもメディアについて少しだけ書いておりましたが、改めてICCの「メディア」の考え方とは何か?をまとめたいと思います。
ICCカンファレンスはどういうものか?
ICCカンファレンスの最大の特徴はセッション数が多く、登壇者も160-180名と多いことです。
2016年9月に開催したICCカンファレンス KYOTO 2016の場合では3日間で46セッションありますし、来年2017年2月開催予定のICCカンファレンス FUKUOKA 2017では3日間で44セッションを予定しております。通常のセッションに加えて会議室で行う「特別番組」という企画があります。
登壇者の顔ぶれを見ていただけるとわかるのですがベンチャー企業の経営者から大手企業の経営者 さらにはお坊さんやシェフなど非常にバラエティのある構成となっております。ICCでは「新産業をリードするトップリーダー」という表現を使っていますが、文字通り「宇宙ビジネス」のような新しい分野を開拓する方もいますし、仏教やタクシー業界のように長年の歴史を持つ業界が新しいチャレンジをしていることも1つの「新産業」という考え方をしています。
このようなトップリーダーが京都や福岡といった普段の環境を変えて一堂に会し、2〜3日で集中して意見交換をすることを実現するのが「ICCカンファレンス」です。プログラムは先ほど記載したとおり40セッション以上ありますが、もうひとつの特徴としては「選択性」であるという点です。メイン・プログラムであれば4つの中から選択することになります。
興味関心に応じて選択することができるようになっています。さらにすべて録画しているため、後日 参加者限定ではありますがオンライン動画を見ることができます。 そしてすべて書き起こして記事を配信しています。
ICCのメディアの仕組み
ICCでは独自の「メディア」を持ち記事を配信しています。通常のイベントの場合は「メディアパートナー」のように記者の方を招待し、記事化するということが一般的です。ICCでは独自で記事化する体制を構築し、配信仕組みです。
なぜ、ICCカンファレンスでは独自のメディアで配信するのか? それはイベントやカンファレンスの数は年々増加していますが、記者人数は増えているわけではないのです。つまり、物理的に参加することが難しくなっている。それも京都や福岡で開催しているわけですが、ICCのような新規のカンファレンスでは記事化は難しいのです。
実際にICCカンファレンスは2016年3月24日に第一回を開催しました。そこにはメディアの方は何名から参加していましたが実際に記事化したのは1社のみであり、それも要点をまとめるような記事であり、いろいろ議論した中の一部でした。
1セッション75分のセッションを記事化するんは通常のメディアでは難しいです。さらにカンファレンスやイベントなどの「書き起こし」をするメディアは既に存在しますがICCのコンテンツとしては「外部」に存在することになり、編集の権限もありませんし、コストもかかる。
本当に素晴らしいトップリーダーの話をしっかりメディアとして配信することは価値のあることだと考え、さらにはICCカンファレンスのブランディングなどを考えると「カンファレンス」と「メディア」の垂直統合型のモデルを構築するのがベストであるという判断をしました。ビジネス的な観点ではなく、ICCカンファレンスで議論さされた素晴らしい議論をもっと多く人に伝えたい。そういう思いで無料で配信しています。
キュレーション・メディアはいろいろ話題になっていますが特徴としては「コンテンツ量」の多さです。ICCカンファレンスも単発で記事を出しても「メディア」として成立することはありません。また報道のような速報性の記事は記者がいないので配信することはできません。
そこで試行錯誤した結果、Newspicksのオリジナルコンテンツのような「連載型」のコンテンツに特化した分散型メディアを構築するというのがICCのメディアです。
ICCでは読み応えのある「連載」を週3〜4シリーズ配信しています。1シリーズ=1セッションというシンプルな構成です。セッション数は特別番組を含める 50-60セッション分の録画があります。半年で50-60セッションを配信する。6ヶ月 X 4週間は24ですので、48セッションあれば週に2シリーズ配信することができる。取材などもする予定ですが原則は取材はしないメディアであり、ICCカンファレンスのコンテンツのみを原則配信するためのメディアです。TEDと同じような位置づけです。
1セッション75分ですが1回あたり3〜5分程度で読めるように編集してるため、1セッションは5〜9記事となって配信されます。「3〜5分程度」で読むにこだわっており、ICCの記事だけでも1日15-20分で読めるようにしています。これをNHKの「朝ドラ」のように毎日15分のコンテンツとして出しています。
例えば、「AIや技術の進化によって人間はどのように再定義されるのか?」の場合は6記事となりました。
配信先はNewspicksには自動配信される仕組み(多くのメディアが同じ仕組み)となっています。 ICCのNewspicksページから配信されています。
実際にご覧になるとわかりますがすべての記事が多く読まれるわけではありません。「たまに」大きくフィーチャーされて多くの人に読まれます。現在 過去30日でユニークユーザー数では12万ユーザーくらいの規模となっております。小さな規模はありますがしっかり読まれるような記事になっています。
体制は編集チームとして現在 2名で担当しています。書き起こしはクラウドワーカー(クラウドワークス)さん経由で4-5名体制のチームとなっており、サイトの管理を契約して担当の方が1名いるようになっています。記事の最後には「編集チーム」という名前で4名記載があるのですが、小林・榎戸がICCパートナーズのメンバーです。戸田さんという方はサイト構築など頂いていますが自分でベンチャーを経営されています。ICCカンファレンスのボランティアチームとしても活躍しています。そして4人目はクラウドワークカーです。
私も榎戸もメディアに関しては1日5時間以内の仕事であるため実質 1人月の体制です。メディアでは広告や課金などせずにあくまでICCカンファレンスの素晴らしいコンテンツをしっかり配信することのみに集中して行っています。
ICCのビジネスモデルは年2回の大型カンファレンスの参加費収入やスポンサー収入が基本であり、一部アドバイザーのような仕事をしています。
(続)
次回はコンテンツの編集方針などまとめたいと思います。感想はNewspicksでぜひ。
朝起きてから「悲しい出来事」というブログを書きました。
2016年12月7日の午前に開催されていたインフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)のピッチ・コンテスト「Launch Pad」の映像を見ていたときに耳疑うような発言をされていました。とても悲しい気持ちとなり、ICCの活動を支援する皆様に本当に申し訳ない気持ちとなりました。正直な気落ちを「悲しい出来事」にまとめました。
ブログでの反響は大きく、いろいろな方から激励の言葉を頂きました。本当にありがとうございます。
夕方となり、「新しい決意」が生まれてきました。それはICCカンファレンスを登壇者、参加者、スポンサースタッフ、そして書き起こしの記事を通じて「参加」している読者の方が誇りに思っていただけるようなコミュニティを創るということです。
これはICCの「共に産業を創る」というCo-Creationの精神を改めて強く想いを持ちました。
IVSのLaunch Padの思い出
インフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)は現在は日本を代表するベンチャー企業の経営者が集まる最大のカンファレンスです。2004年11月前身となるNILS(New Industry Leaders Summit)がスタートしました。
この時は参加者は100名未満のとても小さな規模でした。最初は本当に大変でした。私はカンファレンスの企画・運営経験のないまま企画メンバーの一人として参加しました。当時 僕は29歳くらいでした。
第一線で活躍する経営者・幹部の方が集まる場はとても刺激的な場でした。こんな素晴らしい機会はないとし、学ぶことばかりの環境でした。グリーの田中良和さんとも出会い、それからグリーへの投資に繋がりました。
カンファレンスというの長く続けることは大変難しいものです。費用もかかります。参加費をどのように設定したらよいのか? スポンサーをどのように集めたらよいのか? プログラムの企画はどのようにしたらよいのか? など本当にわからないことだらけでした。
請求書を郵送したり、いろいろなことをしてきました。 ベンチャー企業の発表の場があったらよいと考え、2006年11月の宮崎で開催した「Launch Pad」が第一回目の開催となりました。現在は、インフィニティ・ベンチャーズ主催の「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)」の目玉イベントとなった「Launch Pad」ですが、IVSをスタートする前からスタートしていました。
クラウドワークスとfreeeの優勝で流れが変わる
最初は本当に登壇者を集めることも大変でした。必死に声をかけたりしていました。2012年頃から大きく流れが変わりました。クラウドワークスの吉田さんが優勝したり、freeeの佐々木さんが優勝したことがLaunch Padの大きな飛躍となりました。
freeeの佐々木さんは私がグロービス・キャピタル・パートナーズに在席したとき担当していたインタースコープというインターネット・リサーチの会社の学生インターンでした。2002年ごろの話です。2013年の1月にたままたま大手ベンチャーキャピタルのDCMさんの新年会に招待いただいたときに偶然 佐々木さんと再会しました。そこでIVSにお誘いし、参加登録を頂きました。Launch Padもチャレンジしたいということになり、そして見事優勝しました。その後、インフィニティ・ベンチャーズとして投資することになりました。
今では日本を代表するベンチャー企業となりましたが2002年の大学生の頃を知る自分にとっては親(兄?)のような気分であり、優勝したことは本当に嬉しいものでした。
AWSとともに成長したLaunch Pad
IVSには登壇者だけでなく、他にも思い出があります。2010年ごろでしょうか。現在はクラウドサービス最大手としてAWSは普及していると思います。当時 東京オフィスは2名の体制でした。マーケティングを担当していた小島さんとそして現在のソラコムを創業されたエバンジェリストの玉川さんの2名です。 当時 東京にデータセンターができるというタイミングでAWSとして普及させたいというタイミングでした。
2010年のIVSのときにAWSとタイアップしたプログラムを開催したり、Launch Padの賞品としてAWSのクーポンなど提供いただけるようになりました。最初は入賞者だけでしたが途中から出場者全員にプレゼントになったり、「なんでも叶えるウィッシュリスト」のような素晴らしい賞品も提供いただけるようになりました。そしてIVS CTO Nightのような共同のプログラムもスタートすることになりました。
AWSに玉川さんがからソラコムの創業の相談があり、会社設立をサポートしたり、その後、インフィニティ・ベンチャーズとして投資することになりました。
今回のLaunch Padの優勝賞品もとても豪華です。映像を見て羨ましく思いました。
このようないろいろな素晴らしい思い出がいっぱいです。このような素晴らしい経験をさせて頂いた登壇者の方や参加者の方、スタッフの皆様、そしてインフィニティ・ベンチャーズのメンバーには本当に感謝しております。 IVSでの時間はビジネスパーソンとして大きく成長した時間でした。素晴らしい時間をありがとうございました。
新たな決意
2015年9月末に体調不良 特にメンタル面の不調のためインフィニティ・ベンチャーズではこのまま仕事を継続することが困難になり、退職することになりました。今までもトラウマような精神的な外傷を持病のようにもって生活しています。
当時 責任のあったポジションだったこともあり、退職に関して揶揄する人も多く、酷評する人もいたことは事実です。本当に辛い思いをしましたし、責任を果たすことができず本当に申し訳ないと今でも思っております。
退職する前から2ヶ月間くらいは休んでいたこともありまして、退職後2ヶ月くらい経つとメンタル面は復調に向かいました。そして「新たな決意」が生まれます。
それが「Industry Co-Creation」(ICC)というコンセプトのコミュニティ型カンファレンスです。
退職の原因でもあり、今回の「悲しい出来事」ににもつながるのですが、インフィニティ・ベンチャーズをNo.1のベンチャーキャピタルにするんだという強い想いがあり、僕は競争的でした。ベンチャーカンファレンスは多くなり、しっかりポジションを構築しないとベンチャーキャピタルの資金も集まらない。
年2回のインフィニティ・ベンチャーズ・サミットの企画もプレッシャーも大きかった。さすがに同業他社でありIVSと同じようなカンファレンスを運営しているB Dash Ventuesの方々がIVSに参加することはさすがに難しいと考えていました。
そのため、参加を制限していたIVSという場において、今回のようなB Dash Venturesの渡辺さんのような発言に至ったのだと思います。
原因は私自身の不徳がいたすところです。あのようにIVSのLaunch Padの場でいろいろ言われるということは自業自得なのです。そのため現在のICCの活動を支援していただいる方々に本当に申し訳ないと思っているのです。
「競争」ではなく「共創」
ベンチャーキャピタルであると出資者や投資先もあるため競争相手など利害の対立もありました。「競争的」であったことを大いに反省しました。
今後は「共に創る」つまり Co-Creationの精神でやっていこうと考えてスタートしたのがIndustry Co-Creation(ICC)カンファレンスです。
現在のICCカンファレンスは登壇者数は160-180名となるような大規模なカンファレンスです。40セッションくらいあるのですが、どれも登壇者が真剣に議論しています。その議論を書き起こしと編集を行い記事として無料で配信しています。
160-180名のトップリーダーが一堂に会して交流することは非常に価値があることだと考えております。そして何よりその議論を形として残すことが単に参加している数百名だけでなく、多くの人に伝えることができる。社会全体に還元すべきものなのです。今年の2月から「メディア」をスタートしました。
メディアに関してはまったく経験がありませんでしたが、半年くらい経ちましてようやく月間のアクティブユーザーが12万ユーザーくらいまでの規模まで成長しました。
B Dash Venturesの渡辺さんは「年6回のカンファレンスは多い」という趣旨の発言をしておりましたが、ICCカンファレンスは「ベンチャー・カンファレンス」ではなく、ベンチャー企業や大企業など企業規模は関係のない「共に創る」ためのコミュニティ型カンファレンスです。登壇者の重なりもICCカンファレンス約180名の登壇者のうち10名程度の重なりです。参加者層も大きくことなります。
そしてICCはカンファレンスをベースにしたメディア企業です。カンファレンスそのものは「コミュニティ」を創るために開始しており、そのコミュニティの活動の内容を発信するのが「メディア」です。
狙うところも参加者も異っていますし、参加者にとっては選択肢が多いほうがよいと考えているのですが、なぜB Dash Venturesの渡辺さんがこのような発言をされるのか? これも私の不徳の致すところだと考えています。
やはりICCカンファレンスは新しくスタートしたばかりということで活動の認知も高くありません。メディアなどを通じてしっかり伝えていきたいと思いました。 創業1年の「スタートアップ」であるICCカンファレンスは体制もまだ3名足らずですし、小さな活動なのです。
今後の「新たな決意」
新たな決意は改めて応援して頂ける方が非常に多いということでした。C0-Creationの精神は非常に価値があると考えておりますし、カンファレンスの内容を配信しておりますがメディア企業として社会的な責任があると考えています。
昨今のキュレーションメディアの問題があるように「社会的責任」ということが本当に問われていると思います。
「悲しい出来事」というのは私の責任であり、自業自得であることです。ICCカンファレンスは素晴らしい活動だと思っており、そう信じてサポートして頂いいる支援者の方に本当に申し訳ない気持ちです。
今後はしっかりICCカンファレンスを成長できるようにリーダーしてしっかりとした行動をすること、社会的な責任をもってカンファレンスやメディアを運営することが僕の「新たな決意」です。
ICCカンファレンスは、必ずも参加を希望する方が全員参加できるわけではないため完全な「共創」になっていないのかもしれませんが、参加された方と「共に創る」ことを大切に活動をしています。その成果もしっかり出てきていると思います。
至らない点が多々あることは自分でもよくわかっています。そんな僕ですが今後ともご支援のほどぜひともお願いいたします。
小林
追記1:感想やコメントはNewspicksでぜひ。
追記2:B Dash Ventures 渡辺 様からは謝罪の申し入れのご連絡を頂きました(2016年12月12日)。 そして真摯に謝罪 頂きました(2016年12月14日)。
昨日 悲しい出来事がありました。
昨年2015年9月末にインフィニティ・ベンチャーズを退任しました。私はインフィニティ・ベンチャーズが主催する「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)」の運営に長く関与し、前身となるNILS(New Industry Leaders Summit)というカンファレンスは2014年11月からスタートしたので2015年6月まで年2回 一生懸命やってきました。
参考記事:東洋経済オンライン「小林雅さん、IVSは何を目指しているのですか 日本最大級ベンチャーカンファレンスの秘密」
IVSの目玉イベントであるスタートアップのピッチ・コンテスト「Launch Pad」は毎回素晴らしい起業家が登壇します。真剣に取り組む姿は私が関与していたときから本当に素晴らしい。退任した今でも楽しみに見ておりました。
ライブでは見る時間がなかったため録画した動画を見ていたところ29:34くらいからB Dash Venturesの渡辺さんが登場するのですが、その映像を見たときに僕は大変なショックを受けました。さすがにオフィスにいる時には泣きませんでしたが帰り際の道では号泣してしまいました。
現実を知ること。詳細は以下ののようなやりとりになるのですが「小林」や「ICC」という言葉はでてきませんがわかる人にはわかるし、会場にいる人は嘲るように笑い声が聞こえます。
出所:IVS 2016 Fall Launch Pad の動画の29:35 過ぎ(削除されるかもしれません)
* 追記1 動画は再生できないようです。私から削除要請はしておりません。インフィニティ・ベンチャーズのYouTube公式チャネルは2016年12月開催以外の2本のLaunch Pad動画を見ることはできます。先日 登壇したLaunch Padの登壇者は努力を重ねて挑戦してきました。プレゼンテーション同は公開したほうが産業発展に貢献すると思っております。僕は何度も繰り返し見たので公開されたままでも問題ありません。
**追記2 IVSにメディアの方が録画された動画がYoutubeにアップされておりました。こちらをご覧ください。審査員(AnyPay 木村 氏など)の方が大きく手を叩いてを笑っている方もいらっしゃいました。
***追記3 動画が再生できないようなので当日の写真が公式Twitterに掲載を引用しました。
B Dash賞はB Dash Ventures 渡辺さんからの次回CAMPのご招待 !#IVS16F pic.twitter.com/RlrLFvXKjl
— IVS Official (@IVS_Official) 2016年12月7日
田中=インフィニティ・ベンチャーズ 田中 氏
渡辺= B Dash Ventures 渡辺 氏
田中 今回初登場。B Dash Ventures 渡辺さんです。
会場 (よ!よ!のような掛け声)
田中なんで渡辺さんがIVSにいるですか? という質問を受けているんですよ。
渡辺 やっぱり小野さんと田中さんはいいですよね。
あれ、もう一人いましたっけ? いないですよね。 いないですよね(笑)
田中 え?え?え?(笑)
渡辺 3名? 2名? 3名? 2名ですよね。
田中 はははは(笑)
渡辺 やっぱりいいですよね〜
田中 ありがとうございます。
(中略 2017年3月16日・17日に福岡B Dash Campを開催するという話とLaunch Pad優勝者は無料招待という話)
渡辺 やっぱり田中さんいいですね
田中 ありがとうございます。
渡辺 (IVSの)雰囲気かわりましたね。
田中 変わりましたか? 僕は理由はわからないですね(笑)。
渡辺 思ったのですが、やっぱり年6回(のカンファレンス開催)は多いので、年に4回ですね。うち(B Dash Camp)とIVSの2回 2回ですね。
(会場 笑)
田中 ちゃんと場所もわけて。
渡辺 西麻布や六本木でお金を使わず、ここで年4回ですね。
よろしくお願いします。
(終)
上記補足するとインフィニティ・ベンチャーズは私(小林)を含む3名の共同代表パートナーで運営されていました。「もう1名いましたっけ?」というのは名前はでていませんが私(小林)のことだと容易に想像が付きますし、会場の笑い声もそういう理解だと思います。
「年6回(のカンファレンス開催)は多い」というのはB Dash Venturesが主催する「B Dash Camp」は年2回開催しており、IVSも年2回の開催です。この年6回というのは文脈から判断する私が経営するICCパートナーズが主催する「ICCカンファレンス」の年2回ということがわかります。そして会場の大きな笑い声からも理解されているということがわかります。
「ちゃんと場所をかえて」というのはICCカンファレンスの次回は2017年2月開催となりますが福岡開催となります。3月開催のB Dash Campも福岡開催ということもあり、このような表現になったと思われます。
当日は数百名の参加者が参加していたと伺っておりますし、動画の視聴数も1000名以上の視聴者がいる前でこのような発言を自分の目で見ることは本当にショックでした。昨日はFacebookでも同じような投稿をしておりましたが手が震えて、読み返すと誤字脱字が多い。
ようやく落ち着いてブログに「悲しい出来事」としてまとめることができました。このようなことはICCカンファレンスを支援いだいている登壇者や参加者やスタッフなど関係する皆様に本当に申し訳ない気持ちで一杯です。このようなことは私の不徳の致すところです。
体調を崩して昨年9月にインフィニティ・ベンチャーズを退任しました。体調はメンタル面の不調なのですがこのようなメンタル面の不調を家族やスタッフが支えていただき、今ようやくICCカンファレンスの活動に取り組むことができるようになりました。
IVSの創業から一生懸命 10年以上取り組んでまりましたが、そのような場で私のこと上記のようなことに発言され、さらには参加者の多くが笑っているという事実は精神的に厳しいものです。「気にしないで頑張りましょう」とアドバイスを頂きましたが、もともとメンタル面に不安があることもあるのですが胸が苦しく寝込んでおりました。
このようなことを書いているのがこのような発言を数百名が聞いているし、私の知り合いも多く参加しているのに私が動画を見るまで誰も教えてくれませんでした。陰口を言われているとか、影で笑っている人がいるという事実はとても耐えることができません。 そのため、このような事実をブログにしっかり書くことで「表」にして、裏表がないようにしたいという気持ちです。
このようなブログを書くとIVSのLaunch Padの会場にいた人と同じように笑う人も多いと思います。それが現実だと思っています。
ICCカンファレンスの活動は2016年3月から本格的にスタートした小さな活動です。2017年2月のICCカンファレンス FUKUOKA 2017の登壇者もようやく130名内定したばかりです。まだまだこれから企画・準備をしっかりやっていく必要があります。このようなときにご支援いただく多くの方に心配・迷惑 そして何よりも家族に申し訳ない気持ちです。
できることは目の前の仕事に集中すること。自分が変えることできることは「今」しかありません。これは日本ラグビーフットボール協会のコーチング・ディレクターの中竹さんがICCカンファレンスで語っていたことです。今できることをしっかり行うこと。そして支えてくれる方々が誇りに思ってくれるようなICCカンファレンスを創り上げていきたいと思います。
人間としての不徳が致すところだと十分理解した上で、1つ1つしっかり頑張っていきたいです。
追記1:「新たな決意」というブログを書きました。また、感想やコメントはNewspicksでぜひ。
追記2: B Dash Ventures 渡辺 様からは謝罪の申し入れのご連絡を頂きました(2016年12月12日)。そして真摯に謝罪 頂きました(2016年12月14日)。
しばらくブログを更新しとおりませんでしたが、9月に4日間にわたる大型カンファレンス 「ICCカンファレンス KYOTO 2016」を無事開催しました。
ICCパートナーズにとって初じめての京都開催となり、滞在型の4日間のカンファレンスは準備も含め1年かけてしっかり行いました。登壇者も約180名という規模感となり、参加人数も約500名となりました。数字をみるように登壇者の比率が非常に高いのがICCカンファレンスの特徴になるのですが、「新しい産業を共に作るトップリーダーのコミュニティ」を実現するためには多く経営者・幹部・プロフェッショナルの方に登壇いただき、お互いの知見を共有することが重要です。 そんなカンファレンスをようやく実現することができました。
ICCカンファレンスは開催したら終わりではなく、書き起しを行い記事として配信するまで仕事です。今週から本セッションの書き起しをスタートししました。開催は9月6日のセッションですが記事がようやく10月24日に配信になるのですが、書き起しまで4-6日間かかり、それをレビューを行いまして、登壇者の確認を頂くようなしっかり時間をかけた記事となっております。本人や会社の広報の方に協力いただき、ナレッジとして世に出すことができています。
最高の成果を生み出す チーム作りの方法論
「理不尽を作り出せ!」ビジネス×スポーツ×宗教×科学の異種カオス討論(1)
https://industry-co-creation.com/management/4730
https://newspicks.com/news/1850973?ref=user_2163
「究極的にはNO REASON」ビジネス×スポーツ×宗教×科学の異種カオス討論(2)
https://industry-co-creation.com/management/4731
https://newspicks.com/news/1853060?ref=user_2163
「カオスからの自己組織化とは?」ビジネス×スポーツ×宗教×科学の異種カオス討論(3)
https://industry-co-creation.com/management/4732
https://newspicks.com/news/1855239?ref=user_2163
開催後のアンケートもとり、フィードバックをいただきました。NPSを導入していますが、知人や友人にICCカンファレンスを薦めるか? という質問に対して、約80%の方が10段階評価の9か10という「推奨者」という結果になりました。もちろん解答されてない方はもっと低いかもしれませんので、解答した方の約80%というNPSスコアなのですが主催者として自信につながりました。
NPSスコアの内訳を見ると、スタッフ>スピーカー>通常の参加者 という順番に高くなっています。スタッフはボランティアスタッフの評価になんですがNPSスコアは約90%に達し、ほとんどの方が「強く薦める」の10をつけるという結果でした。一般的にはeNPSという従業員のロイヤリティの高さを表している。
eNPSの高さはスタッフ募集のページに詳細に書いていることをしているからですが、さらに重要だと考えているのは「仲間になる」や「親友と呼べる友人がいる」ことです。みんなで一緒に作り上げることそのものに楽しさがある。それがICCカンファレンスではないかと思います。
スピーカーや通常の参加者のNPSスコアも高い数字でしたが、ICCカンファレンスの最大の特徴でもある4セッション同時進行による選択型プログラムが大変好評でした。4つあるため、どれにしようか迷うという状態となるのですが、選択したセッションに対する参加意識は高くなります。非常に高い満足度や学びの機会を提供できたと考えています。
プログラムはどうしても主催者がテーマを考えるため、選択の幅が少ないと「ちょっと興味がない」というセッションがあると思います。セッションにでないでカフェで議論しようとかになります。 ICCカンファレンスはセッションに出ない人向けには専用カフェを用意していたのですが、実際に利用したのは1日10名以下という少ない数字でした。それだけセッションの滞在時間が長く、充実したものだったと言えます。
なお、カフェの貸し切りには営業保証の観点から1日9万円くらいかかるのですが、10名の利用ですから1名 9,000円! 来年はなくすことにしました。もっとほかのところを充実させる予定です。
また、4会場同時進行となるため、登壇者の人数が約180名という規模感になります。その結果、ネットワーキングのクオリティが格段に高まりました。3月に開催したICC TOKYO 2016では約90名でしたので2倍の規模感になると様々な分野の方から登壇するため「異なる分野の人と意見交換ができてよかった」というフィードバックが多く、充実した時間となりました。
また、会場関係者の協力のもと素晴らしい料理を提供いただき、こちらも大変好評でした。セッションは学びとなり、ネットワーキングの質が高く、料理も美味しい といった「カスタマージャーニー」で考えるとすべての時間に高いレベルのものを提供できたと思っています。
ICCカンファレンスは経営者・幹部・プロフェッショナル向けのコミュニティです。セッションも主に経営に関するセッションを中心においています。2〜3日で集中して経営を振り返る時間はとても貴重な時間だと考えています。新しい産業を創るというのは主にIT分野を中心に参加者が集まっていますが、成長意欲のある「グロース・マインドセット」の方には非常に良い場です。
いくつか反省すべき点があり、次回はさらにバージョンアップしたいと考えています。
次回は2017年2月開催です。場所は福岡で開催します。 詳細はICC FUKUOKA 2017のページに記載しておりますので是非ご覧ください。