アテンション・エコノミーとアテンション・バリュー

アテンションエコノミーという言葉が登場しているが、まさにVCの投資動向にも当てはまる。
 注目されている、目立っている会社にはわんさか、営業攻勢し、何でも良いから投資したい!という感じになり、株価が上がっていく という構造だ。 バブル というもいうが、最近では、アテンション・エコノミー という。  皮肉 で書いている部分もあるが、よくよく考えると、バブルではなく、アテンション・エコノミー という 新しい世の中が形成されているのではないかと 真剣に考えるようになった。

私もブログを書いたり、いろいろ活動することを通じて、注目? を集めるようになったと感じる。 別に何かレベルアップしたわけではないが、仕事はしやすくなったと思うし、非常にメリットを感じる。  この アテンション は武器になり、価値を生み出すのだ という風に実感するようになった。

やがて、 オプション・バリューではないが、 アテンション・バリューという言葉が生まれるのでないだろうか。  注目されてつりあがったValuation と 財務的なValuationの差を アテンション・バリューと定義したい。 例えば、時価総額50億円と評価されている会社があったととすると、実際は20億円くらいが妥当だよね という感じになると、30億円がオーバーバリュー=アテンションバリューということがいえるのではないか。

最近のVCマーケットの状況を見ると、ざっくり 通常のValuationと同じ額のアテンションバリューがある。つまり、20億円くらいの時価総額だよな と思っている会社が40億円といった感じになる。 もちろん、その会社は良い会社で、良い経営者がいる会社だ。

バブルとはよばず、アテンションを定量化するメソッドなどが登場するに違いない。

これって結構面白いと思いますがどうでしょう。


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The Web 2.0 List

シリコンバレーのVCの方のブログをチェックしているのですが、Web 2.0 List というエントリーがありました。 数が多いよなー という印象です。

数多く出現し、その中から優れた会社は、VCから多額の資金調達をしていく OR Googleなどに買収される といったシナリオです。  

リストの読み方としては、 Web 2.0 というカテゴリーの中に、
AUDIO 2.0
BLOG2POD 2.0
BLOGGING 2.0
BOOKMARKING 2.0
BROWSER 2.0
CALENDAR 2.0
CHAT 2.0
COLLABORATION 2.0
COLLECT 2.0
COMIX 2.0
COMMUNICATION 2.0
COMMUNITY 2.0
CRM 2.0
DBASE 2.0
DESIGN 2.0
DICTIONARY 2.0
ECOMMERCE 2.0
ECONOMY 2.0
E-LEARNING 2.0
EMAIL 2.0
FILESHARING 2.0
FINANCIALS 2.0
FUN 2.0
GAMBLING 2.0
GAMES 2.0
HOSTING 2.0
IDENTITY 2.0

などなど、 様々なカテゴリーがあります。(途中まで頑張りましたが、コピペだけでも大変です)

小林雅のブックマーク

小林雅のブックマーク というものを開始しました。 パブリックモードで運用しています。

今はテストで入れているものですが、これから真面目に使っていこうかと思います。

はてなブックマーク をこのブログに貼るにはどうしたらよいのでしょうか?(誰か教えて!)

GMOがネット証券に新規参入--グーグル的な発想で差別化

GMOがネット証券に新規参入--グーグル的な発想で差別化 という記事がある。ネット証券に新参入だ。 記事の中にAPIの公開があり、これは面白いのではないかと思う。

個人的には、ブログで 株式売買のアイリエイトが出来たら面白いよなー と思います。 今まではまず口座開設のアリフィリエイトだけでしたが、今度は株式の売買アリフィリエイトとか良いですね(法律的にできるかどうか不明ですが)

Googleファイナンス が最近登場したが、 Google自体が証券会社になる日もあるだろう。 オンライン証券もまだまだこれからが面白い時代かもしれません。

イーベイ、ソーシャルネットワーキング企業Meetup.comに200万ドルを投資

イーベイ、ソーシャルネットワーキング企業Meetup.comに200万ドルを投資 だそうです。

Omidyar氏はガンガンに Web2.0系に投資してしますね eBay の創業者というプレミアプランド&ネットワーク・知見がかなり効いています。 Eコマース系 と SNSなどコミュニティ系は親和性も高いため、今後 資本提携など日米とも増えていくように思います。

2006年3月、MeetupはeBay、Omidyar Network、Draper Fisher Jurvetson、Allen & Co.、Bill Bradley元上院議員、Esther Dyson氏から、合わせて同社株式の10%を超える資金提供を受けたと発表した。Dyson氏は「News.com」の発行元であるCNET Networksの所有するRelease 1.0の編集者である。

Google カレンダー

CNETにGoogleカレンダーの記事 が掲載されていたので、早速 利用してみた。

これはほど、快適なものはない。簡単にスケジュールを入れることができる。 もちろん、細かい機能とかまだ見ていないので不足していると思いますが、 UIに関してはGmail を利用している人にはわかりやすく、非常に使いやすいですね。  7am  test at house と入れると、時間 と内容 と 場所を認識し、スケジューラーに入れてくれます。 英語だとこういうところが楽ですよね。 at は場所と認識します。 

 

スケジュールも共有できるようですし、なかなか面白いことになりそうです。

日本の場合、ウェブスケジューラーはサイボウズさんは強いですが、 Google カレンダー や Ajaxを利用したスケジュラーは今後競争相手になってきますね。
(サイボウズさんはFeedpathなどの展開を見ると、おそらく既に開発しているのだとは思いますけど。推測です)

ビデオ共有サイトYouTube、800万ドルの資金を調達

ビデオ共有サイトYouTube、800万ドルの資金を調達  だ。

PC Forum にはCEOら2名参加していて、スピーカーではなかったが、ラウンドテーブルセッションでは注目を集めていた。(Youtubeの人に質問が飛んで、答えていた。)

ビデオ共有サイトというのは誰でも考えそうな感じだが、Youtubeのようなスケールで展開するというがポイントだと思う。 誰でも簡単にアップロードでき、ブログにも貼り付けることが可能だ。 動画ファイルは、圧縮されてFlashになっているようだ。 最大のポイントは、どうやってサーバとかのインフラを運用しているかだ。

そもそも著作権とか、プライバシー侵害とか、いろいろ問題が出てきそうなサービスではあるが、こういうサービスにお金が集まるというのは面白いし、どんどん普及してほしいなと思う。

あと、Googleなどに投資したことで有名なセコイアの投資を受け、以下のような記事になるのはうらやましい。 

YouTubeがSequoia Capitalから再出資を受けたことは、同社が高い潜在能力を有していることの裏付けでもある。Sequoiaは、Yahoo、Google、Cisco Systems、Oracleの創業者らの協力を得ながら事業を展開してきた。

バーチャルワールドの「Second Life」、1100万ドルの資金を獲得

バーチャルワールドの「Second Life」、1100万ドルの資金を獲得

人気のバーチャルワールド「Second Life」を運営するLinden Labは米国時間3月28日、Globespan Capital Partnersなどから1100万ドルの資金を得たことを発表した。

 今回の資金獲得は、2004年10月の800万ドルに続くものである。出資者としては、Globespanに加え、Amazon.comの創業者 Jeff Bezos氏、Lotusの創業者Mitch Kapor氏、そしてOmidyar NetworkおよびCatamount Venturesなどの名が挙がっている。

おっと、Linden Lab が資金調達です。 おそらく、日本展開とかもしてくるのではないでしょうか(国際展開という記事あり)  先日、CEOの方と話していたら、そんな話でした。

(インタビューするCNETの西田編集長)

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リードインベスターはいつもお世話になっているGlobspan さんではないですか! と思ってちょっとびっくりです。 Globespan のリリースが早速でていました。(Globespanは元ジャフコUSだった人がスピンアウトして作った会社です)

担当パートナーは、Jonathan Seeligさんですね。彼はアカマイの創業メンバー3名のうち1名で、ファイナンスとか事業開発を担当していたビジネスサイドの人です。(ちなみに創業メンバーのCTOの方は、911のテロのボストンから出発した飛行機に乗っていて亡くなりました)  一度、日本に来たときにお会いしました。

GlobespanさんはNILSのスポンサーでもあり、いろいろお話 伺ってこようかとも思います。

過去のGlobespan関連のエントリーはこちら
Globespan Capital Partners
出張4日目:Globespan Capital Partners
出張2日目(休日のゴルフ)

先日も Palo Altoに行ったときに、栢森さんやDaveさんといっしょにゴルフ&食事に行ってきました。

コミュニティ構築サイト「Wikia」、著名投資家から400万ドルの資金調達

コミュニティ構築サイト「Wikia」、著名投資家から400万ドルの資金調達  だそうだ。エンジェルの顔ぶれが面白いですね。 


 インターネット百科事典「Wikipedia」を運用しているWeb技術をベースにしたコミュニティ構築サイト「Wikia」は27日、ベンチャーキャ ピタルの米Bessemer Venture Partners、米Omidyar Networkなどから合計400万ドルのシリーズAファイナンスを調達したと発表した。


 Wikiaはこれまで「Wikicities」として知られていたコミュニティ構築サイト。今回、Wikiaと改名したこともあわせて発表され た。Wikiaを創業したのは、Wikipediaを創始したJimmy Wales氏で、Angela Beesley氏が共同創業者となっている。


 今回のシリーズAファイナンスには、上記のベンチャーキャピタル2社のほか、数多くのエンジェル投資家も参加している。Netscapeの開発 者で著名な起業家でもあるMarc Andreessen氏、PSINet JapanやInfoSeek Japanを創業し、現在もTechnoratiの国際業務・モバイル事業担当副社長やSixApart Japan、Mozilla Foundationの取締役を務める伊藤穣一氏、表計算ソフト「Lotus1-2-3」の開発者で起業家のMitchell Kapor氏、著名ジャーナリストでブロガーでもあるDan Gillmor氏、LinkedInのCEOで元PayPal上級副社長のReid Hoffman氏、後にeBayに買収された古書店サイトHalf.comの創業者で起業家のJosh Kopelman氏が参加している。


 WikiaはWikipediaを運用しているのと同じプラットフォームで運用され、広告を掲載することにより無料で誰もがコミュニティサイトを構築したり、フリーコンテンツの編集を行なえるようにするサービスを提供している。


 Wikiaはこのほか、WikipediaとWikiaを動かすオープンソースソフトウェアの開発を支援する。ユーザビリティの向上やスパム防止、コンテンツ改竄防止などの新機能を強化し、こうして開発した技術をオープンソースで公開していく考えだ。


 これまでのWikicitiesは多くの言語で展開されており、その中には日本語版も含まれる。Wikipediaのパロディサイトである 「uncyclopedia.org」、スタートレック専門百科事典である「memory-alpha.org」、スターウォーズ専門コミュニティの 「starwars.wikia.com」など、Wikipedia百科事典の形式や様式に似つかわしくないサイトの構築にすでに使い込まれている実績を 持つ。

Riya のサービスは面白い!

顔認識技術を活用したフォトアルバムサービスのRiya  を使ってみました。

面白いです。 デモでみていましたが、使るとはまります。 ”顔”を認識してくれて、誰? という感じで聞いてきます。 写真にはタグを付けることができますので、タグ と 顔 から検索できます。 面白いです。

Google Finance

Techcrunch を読んでいたら、Google Finance がスタートしたようだ。

チャートのところが、いろいろスクロールしたりするので、楽しいです。 

Alpslab

アルプス社の始めた地図サービス を試してみました。ブログに張れる地図は良いですね。

スカイプ ブログに導入

スカイプ岩田さん とランチしながら、自分のブログにスカイプの表示機能を搭載しました。
プレゼンス、チャット、 ボイスメール機能を加えました。 ボイスメール機能はまだ使えないです。 

岩田さんはアリエルネットワーク時代にいっしょにやっていました。スカイプに転じて、活躍中のようです。以前はやせていましたが、最近太って大変のようです。 

岩田さんありがとうございます!

ドリコムのIPOの意味を考える

ドリコムのIPOの意味を考えたい。

ネットバブルが崩壊し、そして回復してきたキッカケとなったイベントは、私は2003年後半のカカクコムのIPO、 そして 楽天の マイトリップネットの大型買収であると考えている。
(参考記事はこちら

ネットバブル後の本格的なネット系のIPO銘柄はカカクコムだった。それからジャスダック指数などをみると株価は上昇していく。 2004年に入り、GDO,ケンコーコム、ネットプライスなどEC系の新規上場などが続いた。

そして、2006年2月 Web2.0銘柄 と呼ばれるまでなったドリコムのIPOだ。 

このIPOは転換点を意味している。どういう転換点かは2-3年後にわかると思うが、そういう気する。 言葉では表せない、熱気というか、時代の変わり目を感じたイベントである。

ぜひとも頑張ってほしいですね!

GREEが明かすオープンソース活用の実際

GREEが明かすオープンソース活用の実際  GREEのCTO 藤本氏 登場。

PHPの神?と呼ばれているらしい。でも、本人は"神”とか呼ばれるのは嫌がっていた。(飲み会の出来ごと)。  えー、そんな若いのー とびっくり。 

ソフトウェアのほぼすべてをオープンソースでまかなっていることから、グリーにはオープンソースを利用していくうえでのさまざまなノウハウが蓄積されている。

すべてオープンソース。 つまり、無料ってことです。 チーム革命 オリンピックがったら、金メダルをとれる感じかな。

Web 2.0 という言葉の使い方

Web 2.0  という言葉は使い方が重要。

Web 2.0 というのは、日本語化する と ”Webが第二版にメジャーバージョンアップした”ということになります。 

2.0 というのはバージョン情報をさします。 ソフトウエアの製品開発に関係している人はわかりますが、マイナーバージョンアップは、1.1  とかにありますが、2.0 というのはメジャーバージョンアップという意味です。  

オライリーさんのWhat is Web 2.0 で、Web 1.0 と 2.0 のサービスの具体例が出ていますが、これは、 ダブルクリック が以前の主流だったが、 今はAdsense だ ということだけということになります。 各個別サービスで今流行っているものを集めた というであり、それはユーザーからの評価や広告主といった顧客サイドの評価が高いもの ということになります。

前置きが長くなりましたが、 私がよく使う Web 2.0 というのは、 Web 2.0 のネット広告の動向(=最近のネット広告の動向) とか です。 これは単に新世代 といった意味なので、全体のことをさしています。個別のサービスのことではありません。

一方、例えば自社がサービスを開発するときにWeb 2.0的 とか Web 2.0型 というのは使わない方が良いと考えています。 

理由は、Web 2.0 つまり、今までとちょっと違うよね? ということはユーザーが決めるものではないかと思うのです。 

ちなみに、 Web 2.0的なサービス といいつつも、 それって Web 2.1 だろ という
ものあります。  Adsense を 2.0  とすると、ちょっと改良しては これは Web 2.0の新サービス! といって発表しても、 大してバージョンアップしていない(変わらない)ではないかとなると、 それは Web 2.1 だよね。 という話になろうかと思うのです。

経営の視点から考えると、 Web 1.0 →  2.0  という大きなジャンプ と Web 1.0 →1.1 とか、 Web 2.0 →2.1 と小さなジャンプ なのか という点を理解する必要があります。

次世代ベンチャー企業を目指す!というのであれば、Web 3.0 だ というやがて言われるようなサービスを目指すということでしょう。 ネット広告でれば、Adsense の次のもの ということになります。 



Web 2.0 の概念を捨てよう

Web 2.0 という概念を捨てるべきではないか? と最近は思っている。 発想の枠組みが、すべて Web 2.0 的 とか型 とかになるからだ。 

誰か作ったレールのうえをはしってもイノベーションはない。 今こそ、Web 2.0 という概念を捨て、 ゼロベースでニーズやインターネットトレンドを見るべきだ。

新しい市場は違う視点から生まれる。  

Web.20 時代のネット広告

1月27日(金)のEビジネス研究会 に参加し、セプテーニ佐藤さんの話を伺った。

内容は、Web 2.0 時代のネット広告 といったような内容で、SEMとかアフィリエイトとか分野ごとにトレンドの変化やセプテーニとしての取り組み・事例の話しがあった。

私自身 広告の実務に関係しているわけではないので、具体的な事例やデータがあるのは勉強になりました。具体的に
①最近、アドセンスへの広告費の配分が増えているという点。→ブログなどコンテンツ
 の増加→コンテンツマッチ広告を配信できるサイトが増加。
②スモールワードは(手間を除くと)ROIが高いという点。 自動入札システムなどで
 効率化することがポイントになるという点。 →キーワードのロングテール化
③高級商材のECサイトに対して関連ブログサイトのネットワーク化とアフィリエイトで
 高い成果をあげている点。(オールアバウトさんのガイド&アリフィエイトのブログ版
 といっても良いのでしょうか) 
④Gyaoは広告効果が高い という点。 →TV広告はどうなるか?
⑤ (②と③に関連するが)独自にアフィリエイトシステムを持つとか、自動入札システム
  を開発するなど技術が重要性が増しているという点

②と③に関しては、(USなどでは)単独で事業を行っている会社があるくらいなので、投資分野としても面白いと思っています。   また、Gyaoは良いなとユーザーの視点から思っていたが、実際に広告という点でも魅力的というという点はなるほど と思った。 

ブログの普及 が一番 大きな影響だ。ブログといっても内容は多種多様で、コンテンツマッチ広告のキーワードもロングテール化していく。 リーチという点では、ロングテール化に対応するための効率化(システム化)がポイントとなる。 これはリーチの視点。

一方、リッチネスの視点からは、例えば専門家のようなブログがあり、そのブロガーとタイアップすることで、商品を認知させ、販売する という”質”を重視したものが出現している。
また、リッチネスという意味では、Gyaoのようなリッチコンテンツも表現力が高く、効果は高い。 

今年はいろいろと変わっていくだろう。面白い。 

ということで、NILSのテーマの1つとして、Web2.0時代のネット広告 といったテーマを取り上げる予定。 


「AJAX」人気、開発ツールキットのメーカーの競争を促進

「AJAX」人気、開発ツールキットのメーカーの競争を促進 。人気がでると、開発ツールキットが普及するという流れだ。

Flashのようにマクロメディアという特定の企業に属したものでないため、自由競争が生まれ、どんどん良い製品が生まれるだろう。 

単純にツールだけ開発していると、大手企業が強く、ベンチャーの参入は難しい。

ポイントは、アプリケーションだ。 Zimbra のようにアプリケーションがカギだ。
オープンな技術で洗練したUIをつくり、高いパフォーマンス(高速にサクサク動く)
のアプリケーションというのが理想だ。




Feedpath説明会

月末にサイボウズさんのFeedpathの発表会の案内が届いたので、参加することしました。
面白そうなサービスなので今から楽しみです。 

祝! ドリコム上場承認

いつもお世話になっているドリコムさんの上場承認がおりました。NILS以外では関係がないのですが、個人的に非常に嬉しいです。

まだ承認段階なので、これから何が起こるかわかりませんが、今から初値が楽しみです。

GMO VenturePartners村松氏に聞く「Web 2.0的投資」とは

エンタープライズウォッチのWeb2.0的キーマンに聞くの第二段がアップされています。今回は「GMO VenturePartners村松氏に聞く「Web 2.0的投資」とは」 です。共通認識というか共感する部分が多く、個人的には勉強になりました。(ちなみに村松さんは名前を伺う機会は多いのですが面識はありません)

受託開発に関して、対照的 という小川さんのコメントですが、弊社でも受託開発が現在の売上のメインの会社はあったりするのですが、どうしても労働集約的で、人材採用などが成長のボトルネックにあり、スケーラブルなビジネスモデルにならないというのが結論です。特に日本経済が良くなっていくと人材採用のマーケットもホットになり、採用にしにくくなりますので、好況の時になかなか思ったように成長できないのではないかと考えています。 

ただ、受託開発を一部していることに関しては反対というわけではないというスタンスです。村松さんのコメントのように収益源の多角化 ともいえるし、どうしても受託になる
場面もあるので、完全否定はしておりません。

エンジニアのモチベーションや創造性を最大限活かすのは受託ではなく、自社のプロダクト や サービス開発です。  プロダクトだと、当たったときのリターンは大きい(利益率が高いため) そして先行投資が必要という点でVC投資に合った分野だと考えています。

グロービス・キャピタル・パートナーズ小林氏に聞く「投資したいWeb 2.0企業」

「投資したいWeb2.0企業」(Enterprise Watch)というタイトルで、サイボウズの小川さんと対談しました。 私がキーマンかどうかは不明ですが、いろいろと思っていることを話しました。

小川さんありがとうございました!



ヤフーの買収戦略:Web 2.0強化に向けて

以前、Web2.0カンファレンス に関するレポートを書きましたが、その時にヤフーのCEOの話が印象的でした。 それは、テクノロジーカンパニーとしてのヤフー、そして Web2.0的サービスの強化を明確に打ち出していた という点です。 テクノロジーというのは検索エンジンを代表する技術、そしてWeb2.0というのは写真共有サイトや 今回買収を発表したソーシャルブックマーキングといったサービスのことをさす。

トラフィックの流れとして、 検索エンジン と Web2.0的サービス(写真共有サイト、SNS、Blog,ソーシャルブックマークなど) の2つ が重要であり、しっかり押さえにかかっている。  点でははく、面で押さえていくということがポイントだ ということだろう。

とにかくトラフィックを押さえることが重要。 そして、トラフィックをお金にかねるリスティング広告だったり、コンテンツマッチ広告だったりするものをしっかり持つ ということがポイントだ。 ヤフーの場合は、サーチエンジンを自前に切り替え、オーバーチュアも買収し、そして、Web2.0系も買収した。  一連の流れは大きなトレンドから考えると非常にうまいと思う。 

マイクロソフトはどうするのか? とか2006年はいろいろ面白い年になりそうだ。




Web 2.0時代のベンチャー投資

昨日、となる雑誌のWeb2.0対談シリーズが始まるのですが、なんと私が一番最初!ということでいろいろ90分間 対談してきました。 

Web 2.0というのはいろいろ議論されていますが、個々のサービスや技術の集合体をさしており、組み合わさってできているものです。

VCとして、Web 2.0 を見る視点は、いくつかあるのですが、重要なポイントだけ書きたいと思います。

①イノベーション を生み出す投資スタイル

投資金額が10分の1で済む。 投資の発想を変える必要があります。

ネットバブル期には10-20億円資金調達し、華々しく登場するという会社があったと思います。 今はオープンソース等、 コストが劇的に減ったため、同じサービスを展開するにして、10分の1のコストで済むということです。

同じ金額で10倍の価値があるものができる という点 と、 コストが低いということはつぶれるリスクが少ない ともいえるわけで、積極的なリスクテイク、チャレンジができます。

以前は、バーンレート(現金が得るスピード)が重要な指標で、気になって仕方がないという時代でありましたが、 今はつぶれる心配はほとんどなく、 逆にイノベーションを促進するため、起業家にフリーダム(自由)を与えることができるのです。 この意味は大きいです。   投資先のマネジメントの仕方を大きく帰る必要があるのです。

例えば、GREE社に関しては、自分がユーザーとしてこんな機能があったらいいなとかは言うことはありますが、 原則 すべて お任せしています。若い力が最大限発揮することが重要だと考えており、 管理は不要です。 どんどんチャレンジしてほしいと思っています。

Web 2.0時代は投資は、 ローコスト と フリーダム によってイノベーションを生み出すことだと考えています。  

②投資先を判断する上で重要なポイント

どういう会社が良い会社か? 1点目はオープンソースを活用し、システムインフラのコストが非常に低くなければいけない ということです。また、オープンソースのコミュニティのように外部の協力者とのコラボレーションをする仕組みが重要です。ソフトウェア開発会社の場合はオープンソースコミュニティであったり、 GREEのようなCGMの会社はユーザーがコンテンツを作る ということになります。 

2点目は、 優秀な人材がいるかどうか、集まるかどうかです。  Web 2,0 カンファレンスでSocial Text のMayfield氏が雄叫びを上げていたのは、Web 2.0 は人が作るんだ!
ということでした。   意味するとこは、少数精鋭で大きなものを生み出す ということだと理解しています。  ローコスト かつ 優秀な人を集める ということは非常に難しいのdすが、 志やビジョンが重要です。 GREEは優秀な人が集まってきていますが、これは志がしっかりしているからだと思っています。

志 を高める という意味では、短期的なお金稼ぎのために受託開発をするといかはやってはいけない。 イノベーションは生まれません。 Googleのように特にかく好きなサービスを作りだすようにしないといけないのです。 

3点目は、ユーザーの質です。

Web 2.0の投資判断で意見がわかれるのは、ビジネスモデルとして成り立つか?という点です。 私はビジネスモデルを気にする必要はないと考えています。ネットサービスは広告やEコマース、課金するといった収益源はシンプルです。組み合わせでしかありません。

ドリコムの内藤さんがデーターベースの質 が重要とNILSの時にいっていました。データーベースを作り上げるはユーザーであり、 ユーザーの質が重要だということです。ユーザーの質というロイヤリティが高いとか、可処分所得が高いとか、いろいろ定義がありますが、お金になりやすい という意味で使っています。

お金に変える手段は、アドセンス、アドワーズの登場のように今後数多く出てくると思います。 その出現にかけるのです。リスクなのですが、過去をふりかえると、必ず 出てくる。信じて投資するということがポイントです。

もちろん、VCとしては、次のアドセンスのようなサービスや技術に投資し、エコシステムを作るということが重要な仕事です。 

まとめると、ローコストかどうか、優秀な人がいるかどうか、 ユーザーの質は良いかどうかという点です。 

③Web 2.0 時代のベンチャーキャピタリストとして重要な資質

Web 2.0 は人が作る というMayfield氏が言ったように、人が重要です。つまり、ベンチャーキャピタリスト自身の能力が高いかどうがポイントです。 独立系とか事業会社系とか関係なく、 個人が重要になります。

世間一般では、Web2.0はVCは受難の時代と言われていますが、そんなことはないと考えています。  以前の10分の1で、大きなものを生み出せるようになったわけですから、小資本でイノベーションを生み出せる 世の中になってきたわけです。 VCの役割はそれを支援することです。 より生み出す努力をしていくということです。

良い会社は奪い合いになるとか、投資不要 ということになるのですが、投資する という発想をすて、  いっしょに作る という発想にならないと駄目です。 

また、VC自身がWeb2.0化する必要があります。例えば、NILSは経営者のデータベースです。参加者にAPIを公開して、いろいろビジネスをする仕組みを提供しています。 
人が作りだしているわけです。 NILSというカンファレンスですが、アウトプットとしては、
ドリコムさんのブログシステムが、GDOさんに導入されたりするわけです。 

ベンチャーキャピタリストとして重要なことは、自らがWeb 2.0化することだと思います。

Web 2.0 が熱い?

最近、Web 2.0 に関する取材依頼や原稿の依頼が来るようになった。 
メディア的には面白いテーマであると思う。 

Web 2.0 という概念は、個々のサービスを帰納法で抽出したフレームワークである。正確言うとフレームワークっぽいものである。

日本とUSはでは環境も違う。  あまり概念に振り回されず、しっかり現実を見て経営するというのが重要だ。 

ベンチャーキャピタリストが見たWeb 2.0カンファレンス

ベンチャーキャピタリストが見たWeb 2.0カンファレンス がCNETに掲載されました。

以前に書いていました。 掲載されている写真も私がデジカメで撮影していた写真です。

The Search by John Battele

Web 2.0 カンファレンスのプログラムチェアーのバテル氏です。 アメリカ土産で買ってかえいました(が、アマゾンで買った方が安かった・・・) 。  おそらく、半年後とかには日本語化されるような本かもしれませんが、旬な感じもしますので、英語版でいかがでしょうか?



Web 2.0時代の新ブラウザ「Flock」登場--イケてるトレンドを網羅

Web 2.0時代の新ブラウザ「Flock」登場--イケてるトレンドを網羅  だそうだ。

実は、Web 2.0 カンファレンスで Flockの会社のプレゼンを聞いていたが、そんなに凄いのか?と思った。 まー、プレゼンだけではわからない世界ですが、実際に使ってみることにします。

今後はカテゴリー として Web 2.0 を作りました。 今後、いろいろとウォッチしていきたいと思います。