先週金曜日はTeclosion というスタートアップなどがデモをするイベントに参加しました。今回はベンチャーキャピタルやエンジェルの方たちとのパネルディスカッションにスピーカーしてお招きいただき、短い時間ではありますが、お話させていただきました。
私が話した内容は一般的な内容でしたが、ちょっとはお役にたったようです。 弊社インフィニティ・ベンチャーズも設立3年以内のベンチャー企業であるため、「ベンチャーキャピタリスト」としてアドバイスできるようなことはあまりない・・・のですが、我々としてどのように考え、やっているのかをお話しました。
個人的には2005年のグリー、2007年のUstream、2009年のREkoo(サンシャイン牧場など)、2010年のグルーポン・ジャパン といった投資案件に関与できることができ、10年間この仕事を継続してできていることはとても嬉しく思っています。 そして、今回のスタートアップのデモを拝見しました。 知っている会社ももちろんあるのですが、楽しく拝見しました。
残念ながら優勝したWondershakeさんのプレゼンのときは仕事の電話にでていて見ることができなかったのですが、優秀賞を受賞したZaim やリブリスなど面白いと思いましたし、受賞はしなかったですが、ムサビーのプレゼンターの仲津さんの勢いのあるプレゼンは素晴らしいと思いました。
私自身 2006年12月からLaunch Pad を運営しています。すでに9回も開催しているのですがデモイベントはスタートアップにとっては素晴らしい機会であることは事実でありますが、必ずしも優勝したからといって成功するわけでもない という現実です。 これはベンチャー経営にはいろいろな要素があるという点があります。それは資金調達であったり、デモのコンセプトはよいがじつは実装が難しいものだった などなどです。
今回、一瞬注目されるとは思いますが、その「一瞬」を次のステップに生かせるかどうかが経営者としての手腕だと考えています。 私としては、注目されているときこそ、良いメンバーを集めるチャンスです。今までは知ってる人を仲間にしていたと思いますが、注目され知られるようになります。いいチャンスです。良いサービスに良いチームをつくることに専念することがとても大切です。 なぜ大切なのかという点は、Time to Market がとても大切なのです。同じようなアイデア・コンセプトは山のようにあります。同じよう能力の人間であれば、2名の会社より、4名のほうが2倍リソースがあるわけです。
時間は有限であり、誰もが成功したいと思って一生懸命やっています。 人をあつめるにはビジョンが一番大切です。 サービスを提供し何を実現したいか? というビジョンです。 と長くはなりましたが、このようなイベントはとても素晴らしい機会になることは間違いありません。
西田さんや主催者の方、奥田さんをはじめ運営をサポートいたいだた皆様、スポンサーの方々。とても素晴らしいです。 弊社も来月下旬に Infinity Ventures Summit を開催します。こちらも頑張りたいと思います。