CNETさんにAdmob(アドモブ)の日本展開の記事が掲載されました。 先週はAdmobのVP のNiren Hiro さんが来日していため、昼間・夜ともいっしょにいろいろとやっていたので忙しかったです。 昨年8月から日本展開の支援(コンサルティング契約)や日本の最新情報(何が流行しているかなど)をUS側にインプットする という仕事をしましたが、ようやく日本語版がスタートしました。2月からという記事ですが、現段階で利用可能です。
AdmobはGoogleのAdsense などと比較されることが多いのですが、パブリッシャー(サイト所有者)にとってはコードを貼り付けただけで自動的に広告配信されるという点で同じです。レポーティング機能などすべてそろえています。 大きく異なるのは広告主から見ると広告配信手法や広告キャンペーンに対応したソリューションを用意している点です。 Googleのようなコンテンツマッチ広告の場合は、キーワードやカテゴリーなどを設定し、入札単価を決め、広告を配信するということになります。
Admobの場合はCPCの広告というで同じなのですが、以下のカテゴリーを指定して、入札単価を入れるだけで広告が配信されます。キーワードの設定など面倒な作業をする必要がありません。 アジアとか日本とか配信エリアの設定、そしてキャリアの設定(NTTドコモなど)、端末メーカーの設定や端末の機能(動画を見ることができるなど)を設定し、 入札単価(50セントとか)を決めるだけで配信可能です。
そして、広告は費用対効果を重視し、リアルタイムに最適化され配信されます。設定はサイトオーナーにとってはeCPMを最大化(クリック単価×クリック率)するようになっています。つまり、サイトオーナーにとっては一番収益性が高い広告を自動的に配信されるという仕組みです。広告主にとっては入札単価を自分で設定できます。
そして、さまざまなキャンペーンが可能です。AdmobのページにログインするとLanding Page の作成が可能です。Ajax を利用しているため、ウェブサイトで簡単に作成すること可能です。
Landing Page があるため、さまざまななキャンペーンが可能です。
上記の動画に関しては、たとえば動画再生できない端末に配信しても仕方がないため、広告配信の際に動画再生可能か端末に配信するといったターゲィングが可能です。また、ランディンページを用意しているため、ウェブサイトを作成せずともClick to Call の設定可能なので便利です。
アドマーケットプレイスのため、特定のサイトに広告配信することができないですが、費用対効果をベースに自動的に配信されるというシステムとなっています。
日本市場においてはペイメントなど改善ポイントはありますが、なかなか良いソリューションになるのではないかと考えています。
(なお、私は日本の営業責任者ではなく、アドバイザーのような立場で支援しています)