Yahoo! BB出張サポートの委託人、顧客情報を自分のビジネスに流用 らしい。
私のコールセンターのアウトソーシングを行う会社の社外取締役であるため、他人事ではない。
Yahoo! BBの出張設置サポート業務に従事した際に入手した顧客情報を業務外で利用したわけだ。業務外利用が行われた地域は大阪府内で、利用件数は最大で198 件。この件数は、同エージェントが委託を受けた作業の277件中、出張設置サポートが完了した件数となる。利用した顧客情報は住所と氏名で、時期は 2004年2月から2005年4月の1年以上にわたる。
ということだ。悪質だ。
ソフトバンクBBでは、スリープロへの出張設置サポート業務の委託をいったん停止し、契約期間終了後に契約を解除する予定だ。また、スリープロと同エージェントに対して、損害賠償請求訴訟の提起を検討中だ。
ということで、公開企業であるスリープロ社は大打撃だ。ヤフーBBさんの出張サポート業務の受託でIPOしたといっても過言ではない会社なので、明日はストップ安だろう。
それにしても、アウトソーシングビジネスは厳しいものだ。アウトソーサーはクライアント(YBB社)から、価格の値下げが相当あるだろう。アウトーソーサーはクライアント企業の固定日を変動費化し、コストも低減するといったところが価値である。コストを削減するにはアルバイト等をうまく活用する必要がある。 いくら選別するといっても、コンプライアンス上のリスクは存在する。 このようなリスクを上乗せした価格設定になっているかというとそうではない。
しっかり仕事しているアウトソーサーにはしっかり対価を頂くといったことをしていかなかればいけないなと強く感じた事件である。