HBSの岩瀬さんのブログ に大手PEファンドが日本進出するらしく、その話がでている。
日本参入に関しては、
1. 日本で土台を築いていくには、patienceが必要だよ
2. 日本とアメリカは、似ていながらまったく非なるものだよ
3. どんなチーム編成で行くか、難しいなぁ
の3点のポイントを上げている。 まさにその通りだと思う。
VCファンドも同じだ。 99年前後に弊社も含め、外資系のVCファンドが参入してきた。弊社の場合は、グロービス とAPAXのJVなのですが、他はだいたい単独で参入してきた。
現在どうなのか? 外資系ファンドはほとんど全部 VC投資から撤退した。 うまくいかなかった。 うまくいかないというのは、そもそも投資しない(できない)、投資してもうまくいかないといったことだ。
外資系となると、英語がペラペラでないと、国際投資委員会で議論することが難しい。日本とUSは文化も違うし、市場も違うので、理解しえないところがある。 女子高生が携帯電話をつかって、メールをビシバシ書いている というのが信じられない といったことになる。USで失敗しているビジネスモデルには相当ネガティブだし、意味不明な点が多々ある。
投資先を探すだけでなく、社内的にいろいろと大変なので、なかなか進まないのだ。
その点で、弊社の場合はグロービスという地盤もあり、もともと単独でVC業務をやっていたので、非常によかったのではないだろうか。