ベンチャーキャピタルファンドの資金調達に関しての続きです。
どうのようにベンチャーキャピタルを評価するのか? 世界的に有名な機関投資家の方法をご紹介したい。 デューデリジェンスは過去のパフォーマンスもさることながら、いろいろとインタビューを行う。どういったリクエストか?
・成功した投資先 2-3社
・失敗した投資先 2-3社
・いっしょに投資しているVC 2-3社
・退職したベンチャーキャピタリスト 2-3名
・既存のファンドの投資家(日本の) 2-3名
のインタビューがある。 すべての投資家が実施するわけではなく、代表的な機関投資家が行う。 あの機関投資家が投資するファンドは優れているに違いない という評判が資金を呼び込む。 パフォーマンスの高いファンドの場合は、希望しても投資できないため、早期のコミット(決定)がカギだ。 早期にコミットするということは、他のファンドの意思決定をあてにしないで独自の判断で、20億円といった金額の意思決定するので、しっかりと調査を行うのだ。
グローバルに投資している機関投資家から、評価を受けるというのは非常に楽しい作業だ。 他のVCファンドと比べ、いい悪いがわかる。
日本のVCの場合は、海外から資金調達しているところはほどんどない。弊社の場合は90%は海外の機関投資家だ。 投資先の状況は四半期単位で報告している。世界に向けて、こんないい会社がある とか、 業績が伸びている と 説明している。
日本から海外に情報を発信しないといけないと思う。 製品を世界展開するのは難しいかもしれないが、投資 という意味では、境界はない。
日本の場合はVCに流入する資金はまだまだ少ない。 もっとがんばらないといけないですね。