Europe Asia Young Leaders Forum(EAYLF) のその2です。
今回はベトナムのハノイで開催しました。会場となったホテルはSofitel Metropole Hanoi というホテルです。ハノイでは最高級ホテルです。 シンガポールのラッフルズホテルのような作りをしている(モデルはラッフルズらしい)。 歴史もあり、有名人が数多く宿泊したホテルであることでも知られる。 ホテルの中は、ハノイの喧騒とは別世界であり、隔離されている。日本人スタッフもいるし、スタッフのサービスは非常に素晴らしい。今回は家族もいっしょに行ったが、不自由なく過ごすことができました(ホテルの皆様ありがとうございました)
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上記の写真のようにホテル内に大きな中庭があり、ハイノ市街の喧騒と隔離されている。中庭にはプール、バー、レストランが配置されている。夜はライトアップされ、非常に良い雰囲気だ。
4月27日に午後に到着し、ホテルではBMW Foundationの方が出迎えてくれた。空港からホテルまで車で40分くらいかかりますが、BMWでホテルまで載せていただきました(快適!)。 4月27日に夜にはReception Partyがありました。場所はホテルのベトナムレストラン Spice Garden Terrace (のテラス)です。 最初はカクテルパーティがあり、その後 着席。座席は決まっていました。
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料理も美味しく、テラスでの食事だったので、非常に楽しかったです。事前に参加者リストやレジュメが配布されたこともあり、いろいろ声をかけていただきました。スピーカーでもあるVinaCapital のDon Lam氏(参考インタビュー)と話しました。同じファンド業界ということもあり、いろいろと話すことができました。 不動産投資もやっており、Sofitel Metropole Hanoiも所有している話があり、結構びっくりしました。 英語もネイティブ。経歴も投資銀行、会計事務所(外資系)のキャリア。 まさにベトナムのファンド業界のパイオニアという感じの人でした。非常にクレバーな人というの印象です。
次の日の4月28日の最初のセッションはDon Lam 氏のスピーチでした。
テーマも ”Vietnam: A Rising Star ”です。内容とてはVinaCapitalの説明なのですが、非常に勉強になりました。 (ハンドアウトの資料は持っています。)
ベトナムの経済は成長している。人口の70%は35歳以下という若い力がある。教育水準も高く、やる気のある労働者が多いという内容。そして法規制が整備され、投資しやすくなったという話が前半です。
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そして、前半のベトナム経済の最後のまとめとして、投資機会は3つある(=VinaCapitalの事業領域)という話でした。右下のチャートは3つの投資機会の中国とベトナムの比較です。3つの事業機会というのは、1つ目は国有企業の民営化である。ベトナムは社会主義国家であり、現在民営化の流れが進んでいる。UKのバイアウト市場もそうだが、民営化は大きな投資機会だ。2つ目は株式市場の整備、3つ目は不動産投資である。
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左下の図がVinaCapitalの投資戦略である。右下が民営化が成功しているという話です。
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民営化の事例としていくつかあげていました。保険や乳業系の案件の解説です。VinaMilkは売上成長が50%という凄い!数字。日本の乳業系では考えられないですよね。
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最後に不動産の話でした。需要>供給 という構図で、非常に良いという話。
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課題を最後にあげて終わりました。コーポレートガバナンスの問題など、日本と同じような話だなーと感じました。銀行からの借入の限界(ローン組めないとか)もありました。
今回のプレゼンは宣伝のような話なので、すべてを鵜呑みにするわけにはいかないですが、実際のVinaCapitalのパフォーマンスも上々のようですし、民営化の流れ、そして経済成長の躍動感(ベトナムのドイツ大使の方も同じことをいっていた)があることを感じることができました。自分自身 頑張らないとイカン!と強く思った最初のセッションでした。
(参考)
- Don Lam 氏の他のカンファレンスでのスピーチのPDF版がありました。
(続く)