Skypeの創業メンバーで現在 投資会社のAtomicoやJoostを手がけているGeoffrey Prenticeさんが来日しているということで、ランチする機会を得た。 Geoff さんは昨年のIVSのスピーカーとしての登場。現在 Atomico というベンチャーキャピタルを立ち上げ、投資活動をしている。現在23社投資しているそうだ。先週のシリコンバレーであったSeesmic や Xobni も投資先である。
まず、午前中にSeesmic のLoic さん(CEO)と電話で話していたそうで、Kobayashiに会ったよ!という話で盛り上がったそうだ。 Skypeの創業メンバーのJanus Friis さんやSeesmicのLoicさんとみんなでインフィニティ・ベンチャーズ・サミットに行こう!ということで盛り上がっているそうだ。
それはうれしい話だ。
本題としては、Atomico はグローバルに投資活動していく予定で、日本の投資を真剣に考えているという話で、いっしょに投資しましょう という話。 日本にも田村さんという代表の方がいらっしゃいます。
中国は、バブって競争も激しい投資環境であるという認識であるが、日本は経済規模などを考えると投資するには魅力的という判断をしている。 IPOマーケットが悪いが、今こそ投資の時期であるという認識は同じであった。 Atomico の特徴は、Skype の創業メンバーが創設したベンチャーキャピタルということもあり、有名人であるというのが第一の特徴だろう。つまり、ネットワークがあるということだ。 実際、日本発グローバル!という会社がネットワークがあるかないでは大きな違いだ。
何か面白いことをしかけていきたい。
Geoff さんと話していて面白ろかったのは、最近 私がセミナーとか話すときの事例にSkypeの話をするんだよ ということを話したところ、 Geoff さんは、Skypeの創業メンバーはNiklas Zennström さんはスウェーデン出身、Janus Friisさんはデンマーク出身。技術陣エストニアだ。
人口はスウェーデンは900万人、デンマークは500万人、エストニアは130万人だということを言い、はじめからグローバルで勝負すんだ ということだった。
東京の人口は約1300万人。 エストニアくらいの人口の都道府県はあるだろう。もっと世界を目指すべきだ。
Geoff さんは、日本という国内市場が大きいというのは非常に有利じゃないかという。 米国から世界企業が生まれるのはまずは米国市場が大きいからでもある。
日本ではよく、日本の国内だけでも食っていけるから、グローバルマインドが育たないとか 意見があるが、そんなことは思い込みにすぎない ということだろう。
日本語と英語とか、言語の問題はあるが、市場としては日本市場という地元の市場の大きさがある。 強みと考えてよい。
いろいろとお話できて、楽しく、勉強になった。