PC Forum の企画・運営者である Esther Dyson 氏のビジネスモデルを自分になりに考察したい。
まず、出版事業がある。 これは Release 1.0 というニュースレターだ。年4回発行で285ドル。以前は毎月発行していたそうだが、リストラし、4半期に1回になった。 昔からの愛読者は別にして、私のように読者ではない人間から見ると、Blog とかの方がタイムリーだし、Release 1.0 に登場する会社とかのCEOが書いていたりするから、わざわざ ニュースレーターを買う必要はない と感じる。
そして、イベント事業。PCフォーラム以外にも フライト・スクールとか、いろいろ存在する。ネットワーキングの中心となり、コミュニティを形成している。 ニュースレターより、PCフォーラムなどの事業の方が存在意義は大きいと思う。ちなみにPCフォーラムの参加費は$4195である。 日曜日の15時くらいから始まり、火曜日のディナーまでの2.5日間でのイベントだ。 参加者は400名くらい。
事業なのかわからないが、 投資を結構している。 投資先から見ると、エスター・ダイソンは有名人であり、エンジェル投資家として名前があることのバリューを感じるようだ。 会社概要を見ると、エスター・ダイソンの名前がだいたい出ている。 ファンドではなく、個人だ。
PC フォーラムにも彼女の投資先が結構 参加しているし、スピーカーにもなっている。割引があったり、プロモーションをしているのだろう。
ニュースレターより、 投資 と ネットワーキング・イベントの相乗効果は高いと思う。
エンジェル投資家なので、金額は大きくないが、知名度高いので非常に良いのではないか。
スモールビジネスとしては十分成り立ち、そして、アーリーステージ投資でアップサイドのあるモデル(個人として?)ということで面白いなーと思います。
私の場合は ニュースレターはブログ、 イベントはNILS、投資はVCファンド。
私の本業はVCファンドであり、ブログは無料で読むことができるし、NILSも運営に必要な金額の利益がでれば良く、みんなで集まる場を作ろうというスタンスだ。 結構、面白いことができてきているとと感じます。
情報発信のところ や NILSのようなイベントのところを幅を広げるという活動と、 VCファンドとしての新しい投資スタイルを作っていく ということをしっかりやっていきたいと考えています。