ICCパートナーズ 小林雅のBlog

ソフトバンク 中国のOak Pacific Interactiveを傘下に

先日の日経新聞の一面にソフトバンクがOak Pacific Interactiveに資本参加、それももの凄い金額を投じる記事があった。　

Oak Pacific Interactiveは2006年11月のNew Industry Leaders Summit のスピーカーとして招待している。Co-COOのJames とはたまにメールのやりとりがあります。

• 中国のWeb2.0 代表企業　Oak Pacific Interactive　ＮＩＬＳ登場
• CNET 急成長する中国ベンチャー市場、VC投資の注意点とは

NILSのときはOPI のプレゼンはいろいろと面白かった(残念ながらCNETさんの記事にあまり出ていないですが・・・）。　

NILS や　IVS で招待している海外の会社のニュースを聞くと大変うれしくなりますし、私もがんばりたいと思います（カンファレンスの招待するだけでなく、投資したい・・・）。

「SNSは大企業を中心に大きなビジネスに」--Forrester Research調査

「SNSは大企業を中心に大きなビジネスに」--Forrester Research調査

　市場調査会社のForrester Researchの最新のレポートについて、CNET News.comの姉妹サイトであるZDNetのLarry Dignan氏が紹介している。Forresterのアナリスト、G. Oliver Young氏は、われわれが日常で愛用しているWeb 2.0の上位版である「Enterprise 2.0」アプリケーション市場は、2013年には46億ドル市場になると予測している。このうち大きなパイを占めるのがソーシャルネットワーク（SNS） で、企業によるSNSへの投資金額は20億ドル近くになるだろう、とYoung氏は記している。

　これはつまり、今後社内のネットワークツール（たとえば、パワーアップした社内名簿や社内フォーラムなど）やインタラクティブな技術サポートの種 類が増えるということだろう。驚きには値しないが、Young氏はレポートで、SNSの受け入れが進むのは大企業だと予測している。大企業では、人事や IT部門の担当者に会うために歩いて行くということできない場合もある。また、大企業のように同じ建物（あるいは同一の時間帯にある地域）に全従業員がい ない環境では、37SignalsやZohoなどのコラボレーションツールが、コミュニケーションを加速する可能性がある。

今回のインフィニティ・ベンチャーズ・サミットでもこの分野に関するセッションを行う予定です。
Trampoline Systems Ltd のCEO  の Charles　Armstrong氏をＵＫから招待しております。

楽しみです。　

（2005年10月の記事）AJAXを擁する新興勢力がMSに挑戦--ソフトウェア市場に新たな潮流

MeeboのCEOの名前（Seth Sternberg）で検索をしていたところ、以下の記事にめぐり合った。

AJAXを擁する新興勢力がMSに挑戦--ソフトウェア市場に新たな潮流

2005年10月の記事だ。　そこにはMeebo も記事に掲載されているが、Zimbra の記事の掲載されている。Zimbra が2005年のWeb 2.0 Conf. のLaunch Pad で発表する前の記事だ（2005年は私はWeb 2.0 Conf. の参加した）

AJAX の話だが、2006年5月のNILS でもZimbra のScottさんを招待し、AJAXの特集をした。

現在はAJAXは一般化し、普通に利用されるようになった。　Zimbra社も昨年　Yahoo !に買収された。

ウェブアプリケーションの世界もAJAX で大きく変わったが、次の段階では何が起きるのか？
今年の動向は注目だ。昨年はWidgetやオープンプラットフォームがブレイクした年だった。

楽しみな1年だ。

Web 2.0 Expo カクテルパーティに参加。

今晩はWeb 2.0 Expo のカクテルパーティに参加した。　セッションはＩＶＳ準備のため参加できなかったが、夕方のパーティには参加できた。

最初にティム・オライリーさんとお話することができてよかった。そして久しぶりにZimbraのScottとも話しができた。Yahoo に買収されたが、名刺は変わっていないよといって名刺をいただいた。元気そうだった。本荘さんなど、いろいろと面識のある方がいらっしゃったので挨拶させていただいた。　Skype 時代にＮＩＬＳにスピーカーとして招待したVincent Shortinoさんが現在はBitTorrent Japanの事業開発部長になっていた。Red Herringを退職したJason とも再開。

最近、家にこもって仕事していたので、こういった場にでると元気になる。　

Web 2.0 Expo 開幕

Web 2.0 Expo が開幕した。現在、Joi Ito さんと　Tim O'reilly さんとの対談（英語）。

TimさんからJoi さんに対し、いろいろと質問して、それを回答しているという形。たとえば日本の起業の環境など。　　　私もシリコンバレーなどに行くと同じような質問をされて、同じように答えているので、英語の回答は大変勉強になる。　

逆に日本人が聞いていると、単に日本のことを英語で説明しているというものなので新しい発見があるかというとないように思います。

日本のことを話すより、アメリカなホットなトピックとかのほうが聞きたいテーマのような気がします。

Web 2.0 Expo

明日からWeb 2.0 Expo 。　フル参加ではないですが、カンファレンスに参加する予定。

ティム・オライリーさんの話はＥＴＥＣＨなどで何度も聞いているが、日本で何を話すかが
楽しみだ。　　Zimbra のScott などと会えたらよいな　・・・と思っております。

IVS の準備などのため、全部参加できないのが残念ですが、来週のＩＶＳに向けて
いろいろと学びたいと思います。

ミニブログ市場の展望： グーグル、Twitterのライバル企業Jaikuを買収へ

グーグル、Twitterのライバル企業Jaikuを買収へ

Googleは、フィンランドのヘルシンキを拠点とするモバイルソーシャルネットワーキングプロバイダJaikuを買収する。Jaikuは、Twitterの競合企業としても知られている。

Google が新興企業を買収した。　フィンランドの企業だ。　

詳しくはこちら

• Jaiku　（TwitterとTumblrのあいのこサービス）

Feecleなどミニブログ（マイクロブログとも言う）のサービスでは日本でも注目を集めつつある分野です。　ブログやＳＮＳも進化していくと機能をリッチになっていきます。　シンプルかつ頻度重視のミニブログは高機能化の流れと同様にシンプルな方向性として生まれてきると思っています。

• SNSよりブログより“緩いコミュニケーション”──ミニブログが続々
  • Twitterに代表されるミニブログが、国内でもブレイクの兆し。同種のサービスが続々登場する中、11日も写真アップ機能などを備えた「Haru」がオープンした。
• Feecle 開発チームのポッドキャスティングインタビュー

SNSのときの初期のときも思い出すが、そもそも誰がつかうの？とか、ビジネスモデルがない　など散々批判されておりましたが、　いまやミクシィやモバゲータウンなどは高収益企業となりました。

今後の展開に注目しています。

Netvibes Widget Directory (Ecosystem)

Netvibes の新サービスがリリースされました。Widget のエコシステム　です。

パーソナルページからWidget 流通のPlatform への展開というのは面白いです。　Facebook のようなSNS からWidget platform 化するパターン　と　Netvibes のパターンがあって面白いですね。　　Facebook と　Netvibes が合併とかすると面白いだろうなーと思います。

米ヤフー、電子メールソフトウェア企業のZimbraを買収へ

CNET Japan 米ヤフー、電子メールソフトウェア企業のZimbraを買収へ
TechCrunch 速報： Yahoo、Zimbraを$350M、キャッシュで買収

Yahoo がZimbraを３５０Million ドルで買収することになった。おそろく、ほか有力企業との買収合戦（オファーがあったと想定）だっただろう。　

Techcrunch には以下のとおりである。

Yahooは、オープンソースオンライン／オフラインオフィススイートの Zimbra買収を今夕（米国時間9/17）発表予定。われわれは、つい今しがた信用のおける筋から情報を入手。買収価格は現金、$350M（3.5億ドル）と確認ずみ。

Zimbraについての関連エントリは2005年にまで遡る。同サービスは、2005年の「Web 2.0 Conference」で広く知られるようになった。最近、オフラインの機能を公開。

私は２００５年のWeb 2.0 conference に参加し、Launch Pad でZimbraのデモを見て衝撃を覚えた。
        CNET  "ベンチャーキャピタリストが見たWeb 2.0カンファレンス"

にもレポート記事として掲載されている。以下引用だ。

　一番会場から歓声が上がったのがZimbraのプレゼンだ。ZimbaraはBEA SystemsのCTOだったScott Dietzen氏をCTOとして迎え、投資家にはBenchmark Capital、Accel Partners、Redpoint Venturesといった有力なベンチャーキャピタルがバックについている。今回のカンファレンスのタイミングに合わせて、Zimbra Collaboration Suiteを発表した。

　AJAXを利用した優れたUIを備えるこのコラボレーションツールのデモは、操作する度に会場から歓声が沸いた。メールの文章中にある「Next Friday」にカーソルを合わせるとその日のスケジュールがウェブ上に表示される。住所であればGoogle Mapが起動し、電話番号であればSkypeが起動する。

 

Zimbraのデモ画面

このLaunch Pad から、２００６年５月のＮＩＬＳ２００６Ｓｐｒｉｎｇの招待のきっかけとなった。オフィスにも一度訪問させて頂きました。　（投資できると一番よいのですが、当時は海外投資はほとんど行っていない状況ではなかなか難しいですよね。。。）

今回のＭ＆Ａの流れになったのは、大きなポイントとしては企業内のコラボレーションツールではなく、Comcast などＢ２Ｃ向けのＥメールサービスのプラットフォームとして採用されたことが大きい。Ｇｍａｉｌと互角に戦えるツールとなった。　日本ではＡｕさんやライブドアさんにはＧｍａｉｌが採用されることになったが、米国ではZimbraの存在感が大きいということだろう。

Yahoo にとっては重要なツールを獲得したということになる。　想像の範囲ですが、ＧｏｏｇｌｅやＡＯＬといったところが買収合戦に参加しただろう。Ｙ！が競り勝ったという風に想像している。（単純に私がＭ＆Ａのアドバイザリーだったら、そうするという意味です）

相互の競争によって買収価格が高くなり、株主にとっては魅力的な結果となる。私も競争のあるケースとそうでないケースをいろいろと経験したが、今回はまさに前者である。

買収されたから終わりではなく、今後のサービス展開など楽しみだ。

 

小林のNetvibes Universe

Netvibes の方に私のNetvibes Universe を作成して頂きました。　ＵＲＬはhttp://www.netvibes.com/venturecapital　です。　たいした内容ではないですが、これから拡充する予定です。　ドメインはVenturecapital といい名前をとることができました。

VC関連のブログを集めたり、今後していきます。　さて、ＮＩＬＳのときの記念撮影です
（中央、Ｔａｒｉｑ、右　Yong 。撮影ベンジャミンさん）。