Eコマースの業績予想は難しい。
最近の業績予想の修正を行ったEコマース事業は以下だ。
単純に下方修正したから、駄目だという意見は間違いだ。 Eコマースの事業特性を理解し、業績を見る必要がある。 個人株主の方々は「期待を裏切った」「株主をだます」等、いろいろと言ったり、ブログのコメントで書いたりしていることがあるが、そもそも期待が間違っていたり、「だます」というのもディスクロージャー資料には当然ながら修正する等のリスクの説明はされているわけであって、騙すといったにはならない。
重要なのは、Eコマースの事業特性を理解することだ。名によって業績が伸びるのか、変動するのか等だ。 私が個人投資家であるならば、Eコマース事業は短期的な株主投資には向かない。 Eコマース事業は、短期的な変動は多くあるが、中長期的にはEコマース利用率が増加し続ける現在において、当該市場において競争力を有する会社は成長が見込めると考えている。つまり、中長期的な投資に向いた産業だと思う。 経営者としても短期的な株価対策はあまり意味がなく、ファンダメンタルな競争力といったところに注力するのは当然の背策といえる。
ケンコーコムさんのIR資料から業績予想の修正の資料を抜粋する。業績予想の精緻化は難しく、このような資料で説明していただけるほうが非常に助かる(個人的にはいい勉強になっている)
また、やはり中長期的な経営姿勢が重要だ。Eコマース事業の場合はある意味、成長のドライバー等はわかりやすい。進捗がどうかを見ることが重要だ。