インターネットの新潮流とは何か? という点が大きなNILSのテーマである。
漠然と考えていたが、ブログに書くで自分の考えをクリアにしたい。
インターネット・サービスを俯瞰すると2つの大きな流れがある。1つは最近話題のネットと放送の融合である。 2つ目がユーザー主導、ロングテールといったWeb 2.0と呼ばれる
潮流である。 Web 1.0 企業と呼ばれるヤフー、楽天 等の方向性は前者のメディア企業の方向性である。 一方、Web 2.0 はゲリア的なサービスであり、目だった方向性は見られない。
米国YahooのCEOのWeb 2.0カンファレンスのスピーチはWeb 1.0企業から、Web 2.0においても覇者になる というビジョンを明確に示したスピーチだ。マイクロソフトやIACではなく、 Google VS Yahoo これがWeb 2.0時代の構図になるのでないかと感じた。
日本ではさてどうなるのか? Web 1.0 企業がWeb 2.0 をどうとらえていくのか? 誰が覇者になるのか? 日本の場合、ヤフー、楽天といった企業は異なる方向性であると感じる。
単純に放送業界の方が、ビジネスとして考える場合は巨大産業であるため魅力的だ。金融ビジネスも同様だ。
一方、Web 2.0 はどうやって儲けるのか?といった点が論点となるほど、今後どうなるかわからない分野である。 多角化する上で、放送・金融より優先順位が高いのは当然だと思う。
しかし、私は放送や金融より、 Web 2.0をどう制するか?といったところが重要である考えている。インターネット業界の流れは速い。 単に後から買収すれば良いという考え方は通用しなくなるのではないかと考えている。 おそらく1-2年業界構造が変わるだろう。
今年、そして来年が勝負の年だ。
この流れをどう考えているのか?をWeb 1.0の大手企業の方にいろいろ聞いてみたい。