通常、USの方が進んでいる とネット業界は思うかもしれません。理由は、”言葉”が先に生まれるからです。 Web 2.0 やSNS, といったキーワードが英語だからです。
例えば、日本で、次世代ネットワービス(=Web2.0)といっても、一般用語で、カッコよくありません。 英語でそれっぽいから得をしているのです。
Web 2.0カンファレンスで、12社に新しい会社のプレゼンを聞きましたが、面白いと思ったのは、Zimbra社と、Social Text社だけでした。
Real Travel 社は、 はっきりいって、フォートラベルのパチリで、それも2年も遅れている。 フォートラベルのこと知っているのか? と思いました。
日本の場合、日本語というカベもあり、海外には情報が伝達されていないようです。
投資環境を考えると、シリコンバレーより、日本の方が断然有利です。 USはGoogle経済ですが、 日本はIPOマーケットが好調で、次々 公開企業が登場しています。資金的な循環のよいです。 コスト構造も日本のほうが安く、 例えば、国際投資委員会でGREEの説明をすると、信じられない!という反応になるわけです。
さすがにGoogleは凄い会社ですし、 Zimbra社を見ると、AJAX回りは非常に素晴らしいです。 いい点ももちろんあります。
カンファレンスに出席する前まで、凄い会社がいるんだろうな と思っていましたが、そんなことはない というのは発見です。 USでビジネスモデルが成り立っていないサービスは、日本でうまくいかない ということはありません。 USの”先行事例”を見てもうまくいきません。 日本の方がいい環境ですし、自分で生み出す力が重要です。
日本は面白いです!