ICCパートナーズ 小林雅のBlog

ＮＩＬＳ２００６招待者リストを作成中

早速、招待者リストを作成中。前回　欠席の方を含めると、それだけでも２００名くらいは軽くいってします。　目標３０％は新しい人なので、なかなか招待者リストを作成するだけでもいろいろ考えないといけないです。

参加枠とかどういう方針にするか現在　思案中です。　

なお、やっていはいけないことをまとめますと、

ＮＩＬＳ事後アンケートに答えていない人は招待基準の優先順位が下がっていく（一部招待されない）仕組みになっていたりします。　　経営者の方は多忙なのですが、アンケートに答えていただけるような方は非常に協力的かつ満足している方が大半です。　そういった方々の期待にしっかりこたえて生きたいと思うのは運営する側としては当然のことです。　一方、アンケートの答えていない方は、満足していないとか、ＮＩＬＳがよくなってほしいと思っていないとか、単に忙しい、忘れているということだと思いますので、ＮＩＬＳという場はあまり重要ではない　ということなのだろうと解釈しています。　

また、他に参加の優先順位が下がる人というのは、前回招待状メールをお送りしたが、何も返事がない人です。　例えば、今回は欠席でお願いします　という一行でも返信して頂けると良いのですが、　何も返事がない　と　　もう招待状を送らなくていいのか？（興味がない）と思ってします。　　運営側の気持ちを理解して頂いていないというか、無視されている感じがして、嫌になってしまうのです。

他にもいろいろとあるのですが、私たちが準備するにしても気持ちよく参加して頂ける人が多いから、頑張れるだと思っています。　　

Ｇｏｏｇｌｅ

ＮＩＬＳも定着してきたので、今後はよりレベルアップしたいと思っています。　アンケート結果や参加者の方と話す　と、やはり、　Ｇｏｏｇｌｅ　の名前が出てきます。

ぜひ、次回以降は、Ｇｏｏｇｌｅの創業者の方をぜひＮＩＬＳに招待したい！　またはＮＩＬＳの前夜祭という形で、東京でもいいので招待したい！と思っています。　やはり、日本の起業家はＧｏｏｇｌｅの創業者の生の話を聞きたいはず。　当然ながら私の聞きたい・・。

Ｇｏｏｇｌｅさんとしても、日本のネット系有力経営者といろいろと会う機会があるわけだから、メリットがあるのでは？と思いますし、何とか実現したい企画です。

Web 2.0時代のベンチャー投資

昨日、となる雑誌のＷｅｂ２．０対談シリーズが始まるのですが、なんと私が一番最初！ということでいろいろ９０分間　対談してきました。　

Web 2.0というのはいろいろ議論されていますが、個々のサービスや技術の集合体をさしており、組み合わさってできているものです。

ＶＣとして、Web 2.0 を見る視点は、いくつかあるのですが、重要なポイントだけ書きたいと思います。

①イノベーション　を生み出す投資スタイル

投資金額が１０分の１で済む。　投資の発想を変える必要があります。

ネットバブル期には１０－２０億円資金調達し、華々しく登場するという会社があったと思います。　今はオープンソース等、　コストが劇的に減ったため、同じサービスを展開するにして、１０分の１のコストで済むということです。

同じ金額で１０倍の価値があるものができる　という点　と、　コストが低いということはつぶれるリスクが少ない　ともいえるわけで、積極的なリスクテイク、チャレンジができます。

以前は、バーンレート（現金が得るスピード）が重要な指標で、気になって仕方がないという時代でありましたが、　今はつぶれる心配はほとんどなく、　逆にイノベーションを促進するため、起業家にフリーダム（自由）を与えることができるのです。　この意味は大きいです。　　　投資先のマネジメントの仕方を大きく帰る必要があるのです。

例えば、ＧＲＥＥ社に関しては、自分がユーザーとしてこんな機能があったらいいなとかは言うことはありますが、　原則　すべて　お任せしています。若い力が最大限発揮することが重要だと考えており、　管理は不要です。　どんどんチャレンジしてほしいと思っています。

Ｗｅｂ　2.０時代は投資は、　ローコスト　と　フリーダム　によってイノベーションを生み出すことだと考えています。　　

②投資先を判断する上で重要なポイント

どういう会社が良い会社か？　１点目はオープンソースを活用し、システムインフラのコストが非常に低くなければいけない　ということです。また、オープンソースのコミュニティのように外部の協力者とのコラボレーションをする仕組みが重要です。ソフトウェア開発会社の場合はオープンソースコミュニティであったり、　ＧＲＥＥのようなＣＧＭの会社はユーザーがコンテンツを作る　ということになります。　

２点目は、　優秀な人材がいるかどうか、集まるかどうかです。　　Ｗｅｂ 2,0　カンファレンスでSocial Text のMayfield氏が雄叫びを上げていたのは、Web 2.0 は人が作るんだ！
ということでした。　　　意味するとこは、少数精鋭で大きなものを生み出す　ということだと理解しています。　　ローコスト　かつ　優秀な人を集める　ということは非常に難しいのｄすが、　志やビジョンが重要です。　ＧＲＥＥは優秀な人が集まってきていますが、これは志がしっかりしているからだと思っています。

志　を高める　という意味では、短期的なお金稼ぎのために受託開発をするといかはやってはいけない。　イノベーションは生まれません。　Ｇｏｏｇｌｅのように特にかく好きなサービスを作りだすようにしないといけないのです。　

３点目は、ユーザーの質です。

Ｗｅｂ　2.0の投資判断で意見がわかれるのは、ビジネスモデルとして成り立つか？という点です。　私はビジネスモデルを気にする必要はないと考えています。ネットサービスは広告やＥコマース、課金するといった収益源はシンプルです。組み合わせでしかありません。

ドリコムの内藤さんがデーターベースの質　が重要とＮＩＬＳの時にいっていました。データーベースを作り上げるはユーザーであり、　ユーザーの質が重要だということです。ユーザーの質というロイヤリティが高いとか、可処分所得が高いとか、いろいろ定義がありますが、お金になりやすい　という意味で使っています。

お金に変える手段は、アドセンス、アドワーズの登場のように今後数多く出てくると思います。　その出現にかけるのです。リスクなのですが、過去をふりかえると、必ず　出てくる。信じて投資するということがポイントです。

もちろん、ＶＣとしては、次のアドセンスのようなサービスや技術に投資し、エコシステムを作るということが重要な仕事です。　

まとめると、ローコストかどうか、優秀な人がいるかどうか、　ユーザーの質は良いかどうかという点です。　

③Ｗｅｂ　2.0 時代のベンチャーキャピタリストとして重要な資質

Ｗｅｂ 2.0 は人が作る　というＭａｙｆｉｅｌｄ氏が言ったように、人が重要です。つまり、ベンチャーキャピタリスト自身の能力が高いかどうがポイントです。　独立系とか事業会社系とか関係なく、　個人が重要になります。

世間一般では、Ｗｅｂ２．０はＶＣは受難の時代と言われていますが、そんなことはないと考えています。　　以前の１０分の１で、大きなものを生み出せるようになったわけですから、小資本でイノベーションを生み出せる　世の中になってきたわけです。　ＶＣの役割はそれを支援することです。　より生み出す努力をしていくということです。

良い会社は奪い合いになるとか、投資不要　ということになるのですが、投資する　という発想をすて、　　いっしょに作る　という発想にならないと駄目です。　

また、ＶＣ自身がＷｅｂ２．０化する必要があります。例えば、ＮＩＬＳは経営者のデータベースです。参加者にＡＰＩを公開して、いろいろビジネスをする仕組みを提供しています。　
人が作りだしているわけです。　ＮＩＬＳというカンファレンスですが、アウトプットとしては、
ドリコムさんのブログシステムが、ＧＤＯさんに導入されたりするわけです。　

ベンチャーキャピタリストとして重要なことは、自らがＷｅｂ　2.0化することだと思います。

Firefox紹介プログラム

Adsenseの管理画面を見ていたら、Adsenseの紹介プログラムに加え、Firefoxの紹介プログラムも増えていました。　Firefoxの紹介というのは、やるね！　と　勝手に盛り上がっています。　もともと、なんどＧｏｏgleの商品の紹介かよ　と思っていただけなのですが、Firefoxとかいろいろ広がっていくと面白いよなと思いました。　次は何だろう。

私はＦｉｒｅｆｏｘユーザーなので、早速　紹介プログラム掲載してみました。　

Ｇｏｏｇｌｅが大手のアフィリエイトシステムになる　という日も近いなーと思いました。
コンテンツマッチの商品アリフィエイトというのが現実的にありますね。

面白い。

ＮＩＬＳ２００６夏の場所・日程ほぼ決まりました。

次は６月です。　場所も婚礼関係があるので、早めに抑えないといけないので、早速今週中に候補を決め、コンタクトし、見積もりとか頂きました。　

内容に関しては、新しい取り組みをすることで、飽きのないイベントにしたいと思っています。
ワークショップ形式、新興企業のプレゼン機会、今までどおりのジェネラル・セッション　の３つを考えています。　　また、ネットワーキングに関してですが、会いたい人に会えないかったといったこととか、知り合いが少ない参加者はなかなか大変　ということがありますので、　マッチング係なるものを作りたいと思っています。　

ゴルフだと、強制的に４名の組み合わせができるので、よいのですが、グループアクティビイテイみたいなのを考えようかなと思います。

運営実務、　収益モデル、　集客に関しては２００５年で見えました。開催する基盤という目標を達成できました。　２００６年はセッションと、ネットワーキングという質の充実ということを目標にしたいと思います。　　夏はプログラム（セッション）にフォーカスし、秋はネットワーキング　という感じで、一つづつ　しっかり達成して行きたいと考えています。

ＮＩＬＳ事後アンケート協力お願いします！

現在、７０名の回答を頂きました。ありがとうございます。
参加者が１７０名くらいいるので、ぜひともご協力よろしくお願いします。

（実はＮＩＬＳはよくなかったということなのでしょうか・・・。）

モデレーター入門（続）：事前準備

中橋さんからコメント頂き、ありがとうございました。事前準備に関してもちょっと触れたいと思います。

アドリブも重要なのですが、事前準備も重要だったりします。　準備とは何か？というと、スピーカーがどういう人物かとか、どういう事業を展開しているか？とかという点です。　

基本的には事前に打ち合わせをし、①どういうスピードや時間で話をするかとか、そういった情報、そして　②どういうことを話したいと思っているか　ということを押さえることが重要です。

①は時間配分に直結します。話が長い（例えば、自社の説明が非常に長い）といったことがよくあるのですが、　気をつけないといけません。　　②は話したいことを話してもらうのが一番よいと思っています。

自分で失敗したなー　と思ったのは、人物的に良く知らないと、どういう話をするか把握できていないケースがほとんどです。　　

相手を良く知ることが一番重要です。　ただ、話がうまい人、慣れている人であればほとんど事前準備は要らないと思います。アドリブの方が面白いです。

モデレーター入門

サーチテリア中橋さんが、モデレーター苦手・・・ということで、ノウハウをブログに書いてほしい　ということだったので、書いてみようかと思います。

モデレーターをやる上で、一番重要なのは　自分でスピーカーを選定できるかどうかという点がまず重要です。　セッションのイメージが沸くかどうかともいえます。　

イメトレ重要。　

質問項目はあまり決めないで、その場の話を聞いて考えること。つまり、アドリブです。

アドリブの順番は以下です。
①　ジェネラルの話を各スピーカーに話をして頂く。例えばＷｅｂ２．０ならその話。
②　Ａさんはこういっていますが、Ｂさんはこの点に関してどう思いますか？といった
　　ような質問をする。　対比です。
③　自分の中で理解が深まった段階で、洞察を導く質問する。　Ｃという点が重要だ
　　　ということだと思いますが、Ｄ（成功のカギは何か？とか）はどうなのでしょうか？
④　ネタ切れしたら、他人にふる。　Ａさんに質問したいことありますか？　時間稼ぎです。

基本的に①-④を２－３回繰り返すと無事終了します。　ポイントは③です。　

ＮＩＬＳのセッションはセッション１の第一部、第二部、　モバイル系　の２セッションの計４回担当したのですが、　自己評価すると、セッション１の第一部が一番切れがよかったです。
スピーカーの方が素晴らしいということもあるのですが、知識レベルが深いという点が大きく、③の質問ができる　という点です。　　　

ＣＮＥＴのカンファレンスで中橋さんのモデレーターは大変だったと思います。参加していないのでわかりませんが、　想像するに、　　スピーカーの人数がそもそも多い、それも同業他社だという点です。　　難しいところですが。

対比をすると、洞察も生まれます。時間稼ぎして、考える時間を作る　というのがポイントです。　やっぱり、アドリブ。

ＮＩＬＳの運営ノウハウ

アンケートを読んでいると、誤解されている点とか、なぜそうなっているのか？という点をＦＡＱみたいに説明した方がよいかなと思い、忘れずに書きます。次回の参加案内には書こうと思います。

①なぜ、団体便を手配しているのか？

飛行機の手配は面倒なので、　この便に勝手乗ってください！　という推奨する
こともできます。　なぜ、私が団体便を手配しているかという理由は

・オープニングに人数を揃えたい！

というのが一番大きい理由です。何人来るのかわからいのは恐怖です。
例えば、今回のキーノートのセッションで、ガラガラとか、遅れてくる人が
多いとスピーカーの方はどう思うでしょうか・・・。　　

そして、　宮崎行きのような２３０人くらいの飛行機だと、数ヶ月前にブロック
しないと、席　がないのです！　　つまり、通常に予約すると、乗れない人
がでてくる・・。　

といったことが起きるのです。　ということで、団体便を用意しています。
ただ、帰りの便は自由でもよいかなと思っています。　

②　なぜ、宿泊も手配しているのか？

こちらも勝手に予約するという案もあるのですが、　まとめた方がホテル側
とのやりとりで、いろいろなメリットがでてくる　という点が大きいです。

・団体料金なので宿泊料が安くなる。
・トータル金額が大きいので、会議室料が安くなったり、いろいろな特典がつく
・無理がきく。

という点です。　　旅行代理店を通さず、ホテルとやりとりすることで、運営
もスムーズですし、大きなメリットを引き出せます。　
シーガイアの場合は、オーシャンドームパーティの開催は単純に野村不動産様の
協賛金だけは通常開催できないのですが、いろいろとメリットを引き出すことが
可能になります。　　同じ金額で高い価値を生み出す　という点を重視しています。

ホテルの設備・サービスの質は、ＮＩＬＳの満足度に大きく影響することがわかって
いますので、ここはしっかりコントロールする必要があるわけです。

③なぜ、小林が一人でやっているのか？

前回　ＪＴＢさんやＣＮＥＴさんが担当していた業務をほぼ私、一部　アシスタントの方に手伝って頂きました。　ＮＩＬＳ事後アンケートを見るとわかるのですが、圧倒的に今回のほうが満足度が高い！（満足度　１．５倍になっています）。　　　

実は準備の時間としては、前回も今回も大して変わらないのですが、前回の方が満足度も低いし、コストもかかっているのです。　　だいたい、プロセスがわかったので、一人でやったほうが調整もないし、簡単だ　ということで　私がやることにしました。　大正解。
皆さん、大変でしたね　と感謝いただけるのですが、実は夏も秋も負荷的には変わらない！　でも、今回のほうが感謝いただける。　　自分でやって本当によかったと思います。

④有名経営者でいない人がいるのはなぜか？

次回のスピーカー候補とか、ＮＩＬＳの感想で、　例えば　楽天の三木谷さんとかの話
が聞きたい！　とか、　あの人を呼べばよいのに・・・　というコメントがあるのですが、
実は、いろいろ打診しています！　結局、忙しく難しいとか、そういう理由で不参加
になっています。　

⑤なぜ、遠くで開催しているのか？

狙いは、
・仕事を忘れて、セッションとネットワーキングに終日専念できる。
・参加費、交通費とか金額が高くなるので、しっかり参加する意識が高くなる。
・リラックスできる。普段と違う遊び等ができるのでリラックスできる

という点があります。　東京での開催だとどうしても難しいです。
東京近郊　例えば　箱根とかで開催ということもありますが、見劣りします。

⑥開催場所はどうやって選定しているのか？

シーガイア　と　ウィンザーホテル洞爺　の２箇所で開催しましたが、事後アンケートで
ＮＩＬＳの開催条件がわかってきました。

ウィンザーホテルは、素晴らしいリゾートホテルなのですが、１日中セッションに出席していると、楽しむ時間が少なく、割高に感じる。　千歳空港からバスで９０分かかる、　カンファレンス会場も少なく、金額も割高・・・。そしてホテル以外に寂れた温泉街しかない！　ホテルのゴルフ場もゴルフ好きには物足りない・・。　　当初は、北　で一番良いリゾートホテルにしよう！と思って選定してみたのですが、開催してみると問題が発生しました。

シーガイアの場合は、
・空港から２０分と近い。
・ホテルのグレードが高く、非常によい。
・温泉、ゴルフ場も充実。　
・宮崎市街も車で１５分。遊びにいける。
・カンファレンス会場が充実している。

ＮＩＬＳの行動プロセスを分析するとわかるのですが、飛行機乗って、空港からバスで移動して、ついたらずっとセッションとネットワーキング。パーティを終わったら、市街に遊びに行く。　帰って寝る。　朝起きて、温泉（スパ）に行く。セッションとネットワーキング。そして帰る。　帰らない人はゴルフコンペや観光といった感じです。　

開催要件は、
・遅れてきてもすぐにいける空港からのアクセスの良さ→３０分以内
・ホテルの設備・サービスの質の高さ　→　グレードの高いホテル（シェラトンなど）
・カンファレンス会場の充実　　→　　都市型ホテルの方が良い。
・市街の出て楽しいか　→　食事がうまい、遊ぶところが豊富　
・良いゴルフ場が近くになるか？　→　トーナメントコース　移動も３０－６０分。
・市街からは一定距離（１５分とか）離れて、リゾート感がある　→　隔離する
・飛行機の便数が多い方が望ましい　→　１日１－３便だとつらい。

といったところになります。　本当のリゾート地　というのではなく、選びます。
宮崎シーガイアは飛行機の便数が少ないのがネックですが、会場としては
最高だと思っています。

既に候補地は選定しており、見積もり依頼中です。

⑦なぜ、ゴルフがあるのか？

すみません。私が好きだからです。ということもありますが、好きな経営者が多く、
ＮＩＬＳというカンファレンスだけではく、フェニックス・カントリー・クラブでゴルフができる！
というのも参加の重要な動機になります。ビジネスカンファレンスだけだと、マンネリ化
し、参加意欲が鈍ると考えており、　いろいろなところで、参加意欲がわくような仕掛け
を作る必要があります。　　ゴルフをしない方向けにいろいろと考えないといけないの
ですが、まだ手が回っていない　というのが現状です。　

ゴルフに関しては、満足度レベルは極めて高い（ほぼ１００％満足）というアンケート
結果があり、参加意欲を高める、交流を促進する（楽しいときは交流も進む）といった
意味で重要なイベントと位置づけています。　

⑧セッションの選定やスピーカーはどうしているのか？

スピーカー陣の充実　というのがＮＩＬＳの売りの一つです。　内容より、まず　誰を招待したいか？という視点でセッションを組んでいます。　今回であれば、私はＧＭＯ熊谷さん、ＣＡモバイルの外川さん、ＤｅＮＡの川田さん、ＧＤＯ石坂さん、磯崎さん、インタースパイア早川さんといった方々をぜひ招待したいと思っていました。また、スピーカーとして話がキレる人（面白い人）は継続登板となっています。オールアバウト江幡さん、ケンコーコム後藤さん、　ＧＤＨ石川さん、ネットプライス佐藤さん、ドリコム内藤さん、ネットエイジ西川さん、アライドアーキテクツ中村さん、グリー田中さんといった方々です。　　

企画メンバーがモデレーターを担当する場合もありますし、後からモデレーターをお願いすることがあります。　今回はＥＣナビ　宇佐美さん、アドバンテッジパートナーズ赤池さんが後者のパターンです。　　ＮＩＬＳようなカンファレンスでモデレーターをするのは非常に難しいのですが、しっかりやっていただけたと思っております。（宇佐美さん、赤池さんありがとうございます！）　　　ＮＩＬＳの企画メンバーやモデレーターをお願いするとなると、よほど私が良く知っていて、信頼の置ける人ではないと　責任をもってＮＩＬＳを企画できないので、安易にはお願いしていないです。　　そのため、私が３つモデレーターを担当する
といったことになってしまうわけです。　

テーマも　最新トレンドを扱うように注意をしています。　

⑨　セッションの質　をどうあげるのか？

スピーカーの選定　と　モデレーターの経験値の向上　といったところが大きく、
準備の時間が多いからといって良いわけはありません。　私はモデレーター５回ほど
やりましたが、だいたいどんな感じで時間が流れるとかを理解するという点と、　どういう
風にふるか？　といったことを理解するのは経験をつむしかありません。

スピーカーは、めったに表に出てこない人（例えば、ヤフーの佐藤完さん）　や　話が切れる人　がポイントです。　　　　ドリコムの内藤さんは３回目だったのですが、いつも新鮮で切れがよく、素晴らしいです。　ずっと出ていても飽きがこない　それが重要です。

といったところでしょうか。　

実際にやってみると、いろいろとうまくいかないことが多いのですが、まあまあしっかり
できるようになってきました。　

ベンチャーキャピタリストの面接

最近、ＭＢＡのインターンの方の面接とかしています。　

どんな面接でしょうか？　　興味ありますよね。　

面接すると志望動機は、日本の社会を変えたい、経営サポートをしっかりやりたい　
といった　ベンチャー企業の経営に関与し、世の中を変えたい！　といった方が
ほぼ９９％です。　　とにかく、ハンズオンサポートしたいということが目的になっています。我々の場合、産業を作り出す、とか、投資家のリターン最大化　というのが目的になっており、経営サポート（ハンズオン）は手段にしかすぎません。

面接の際に最初に質問を受けるのですが、質問内容はほぼ同じです。担当投資先はどれくらいですか？　どれくらいの頻度で行くのですか？　どういうサポートするのですか？　どういった分野に投資しているのですか？　入社した時にする仕事はどういったものですか？　キャリアパスはどのようになるのでしょうか？　人事評価とかは？　

質問内容で、だいたい理解度のレベルがわかったりします。同じような質問でも深さが違うという意味です。　

一方、私から質問することは、
・どういった分野が好きですか？　得意ですか？
・とういった会社に投資したいですか？
・経営サポートって何をしますか？　どうやってやりますか？

分野の好きとか得意とかはしっかり答えることはできますが、どういった会社に投資したいか？といった具体的な名前まで行くとほとんど答えられる人はいません。　なぜでしょうか？　不思議です。　　ベンチャーキャピタルは投資しないとリターンはないわけであって、
投資対象のイメージが具体的にわかないというのは不思議でなりません。　　これはハンズオンが目的化している　ということだと思います。

また、この業界に詳しい　場合は、　私は業界ネタで突っ込みます。　さすにがＮＩＬＳとかＷｅｂ２．０カンファレンスとか出ているので、私は業界ナレッジは全般的に詳しいのですが、「これはどう思う？」みたいな突込みをします。　

知らない　と言えばいいのに、　答えなければいけない　ということで答えるのですが、
やっぱり限界があります。

また、経営サポートをしたい　という方には、具体的にこういう経営課題の場合、どうするのか？　といったような質問をします。　　

具体的に突っ込みます。　　

話をするとだいたいわかってくるものです。　　

このプロセスを通じ、　ベンチャーキャピタリストに必要な知識、経験がわかってきます。
自分に足りないものがわかる　それが重要。