最近、MBAのインターンの方の面接とかしています。
どんな面接でしょうか? 興味ありますよね。
面接すると志望動機は、日本の社会を変えたい、経営サポートをしっかりやりたい
といった ベンチャー企業の経営に関与し、世の中を変えたい! といった方が
ほぼ99%です。 とにかく、ハンズオンサポートしたいということが目的になっています。我々の場合、産業を作り出す、とか、投資家のリターン最大化 というのが目的になっており、経営サポート(ハンズオン)は手段にしかすぎません。
面接の際に最初に質問を受けるのですが、質問内容はほぼ同じです。担当投資先はどれくらいですか? どれくらいの頻度で行くのですか? どういうサポートするのですか? どういった分野に投資しているのですか? 入社した時にする仕事はどういったものですか? キャリアパスはどのようになるのでしょうか? 人事評価とかは?
質問内容で、だいたい理解度のレベルがわかったりします。同じような質問でも深さが違うという意味です。
一方、私から質問することは、
・どういった分野が好きですか? 得意ですか?
・とういった会社に投資したいですか?
・経営サポートって何をしますか? どうやってやりますか?
分野の好きとか得意とかはしっかり答えることはできますが、どういった会社に投資したいか?といった具体的な名前まで行くとほとんど答えられる人はいません。 なぜでしょうか? 不思議です。 ベンチャーキャピタルは投資しないとリターンはないわけであって、
投資対象のイメージが具体的にわかないというのは不思議でなりません。 これはハンズオンが目的化している ということだと思います。
また、この業界に詳しい 場合は、 私は業界ネタで突っ込みます。 さすにがNILSとかWeb2.0カンファレンスとか出ているので、私は業界ナレッジは全般的に詳しいのですが、「これはどう思う?」みたいな突込みをします。
知らない と言えばいいのに、 答えなければいけない ということで答えるのですが、
やっぱり限界があります。
また、経営サポートをしたい という方には、具体的にこういう経営課題の場合、どうするのか? といったような質問をします。
具体的に突っ込みます。
話をするとだいたいわかってくるものです。
このプロセスを通じ、 ベンチャーキャピタリストに必要な知識、経験がわかってきます。
自分に足りないものがわかる それが重要。