ヤフーのWeb2.0的な方向性、ジェリー・ヤン氏がプレゼン(@IT)
と、 「ソーシャルメディアこそが次世代のインターネット」--ヤフー創業者が来日 は興味深い。
ポイントは、Social と エコシステム というところでしょうか。 ラボも作るようです。
ワールドワイドウェブの形態進化の流れを「Public」「Personal」「Social」の3段階と捉え、現在から今後数年の近未来は「Social」なあり方が主流となると話した。(中略)
現在では、自分の嗜好をほかのユーザーと共有しながら、コミュニケーション網を拡大していく「Social」段階に入っている。ヤン氏はflickrやdel.icio.usといったサービスを例に引いた。(中略)
「flickr(やdel.icio.us)は、コンテンツをクリエイトする(Webの)エコシステムの構成要素に過ぎない」とヤン氏はいう。 Yahoo!としては、Webのエコシステム全体の構築に注力していく方針のようだ。その1つの試みとして、複合型のコミュニティサービス「Yahoo! 360°」(仮称)というβ版のサービスがある。
Yahoo! JAPAN10周年記念事業として、同社はインターネットの技術開発などを行う研究機関「Yahoo!ラボ」(仮称)を2006年度中に設立すると発表した。
flickrやdel.icio.usも日本上陸だそうです。
エコシステムという言葉は私も好きです。 構成要素としては、flickrやdel.icio.us のパーツを用意し、そして、(CNETさんの記事の方出ている)Developer Network を作ってサービスをいろいろ生み出す ということだ。 DIY IT ように道具(工具)や材料 と 作る人・作り方 が重要ということだろう。
エンタープライズソフトウエアの世界では、ERPのようなソフトウエアも、モジュールを用意し、 顧客ごとにカスタマイズして導入している。 SAPさんはパートナーを多く持っている。
パートナー網を拡充したり、トレーニングしたりと、 エコシステムを作っている。 同様の流れだと思う。
エコシステム戦略 と バリューチェーン を考えることが重要だ。 エコシステムというのは外部にオープンに開放し、その力を活用する。 アンバンドル化という言葉がある。
日本でどういったエコシステムができるのか? 注目だと思う。