海外に来ると、自分のポジショニングとか価値とかいろいろ感じることが多い。Facebook,Zimbraなど訪問する際に、MCVP竹内さんやPresidio 福岡さんなど 同行して頂き、最初に私の紹介をする。
① 日本のベンチャーキャピタリストである。 グロービス・キャピタル・パートナーズは(日本では)有力なVCファームである
② New Industry Leaders Summit のChairperson である
③ 有名なブロガーである。
の3つ。 別に海外で投資しているわけでもなく、 こちら(シリコンバレー)にはベンチャーキャピタリストはたくさんいるわけなので、 こちらでは②という価値が一番大きいと
感じる。 ③は業界関係者が読むブログということで、こちらも価値があるように感じる。
こちらで話す場合は以下のように話す。
- 対象となる事業領域の「生」の業界動向の解説をする。SNSならばSNSの業界だ
- New Industry Leaders Summit には数多くの経営者が参加していて、パートナー候補はこんな感じだ と 10社くらいリストアップする
- CEOは良く 知っている。 ゴルフ友達も多い
という感じで話しています。 業界動向というの市場機会 、競争環境など、総合的に話すことができるので、下手な英語ながら真剣に聞いて頂けることが多い。 日本に対する情報をほとんどない。 Facebookにしても、MixiやGREEという名前は知っているが、それい以上のことは知らない。(MixiとGREE以外のSNSは知らなかった)
知らない人に対して、解説するのはもちろんだが、NILSのように一度 日本の経営者に会える機会はないので、是非 NILSにきて話してみてよ という感じでNILSにお誘いするという流れだ。 疑心暗鬼では何も進まないので、まず日本にきてみて感じてほしいというものだ。
ZimbraのScottさんは、初めてあったのはNILSの当日で、到着したときに挨拶したときは「こんにちは」という感じで普通な感じでしたが、 NILSのパーティ後とか、昨日とか、
非常に好意的になっていると感じる。 NILS良かったよ と感じて頂いたというのが大きい。
また、RiyaのCEOは 私のことをエスターダイソンのようだと言っていた。みんな知り合いだ という意味だ。
NILSのアピールをしても、 本業の投資業務とは関係ないが、 少なくとも 私と会って話しを聞いてみよう ということになるので、価値がある活動だと感じる。NILSの存在がない場合は、会う必然性はない。
こちらは反応がわかりやすい。合理的だな と思う。 Riyaの場合は最初はふーんという感じで話をきいていたら、 日本の業界構造などいろいろ解説しだすと、メモを真剣にとり、そして、Business Develoment のVPも出席した。
海外に対して自分の価値を高めるという意味では、NILSの価値をさらに高め、実績を積み重ねる という点、 ブロガーとしてもっと有名になるという点 が重要と感じた。 また、すばらしい投資先に多く投資する(もちろん取締役に就任する)という点を加えていかないといけないと感じた。
質問されたのは、 日本のプレイヤー10社 リストアップと書いたが、RiyaのCEOは投資しているのか?という質問を受けたが、 そうではないのだ。 だから、エスター・ダイソン(PCフォーラムの主宰者)といわれるのだ。 10社のうち3-5社に投資をしていたら、マイケル・モリッツみたいだとか そんな風な表現になるだろう。
投資活動はまだこれから。 海外にいて認識する自分のポジショニングであった。