昨日の夜中にNILSのパンフレットの原稿を書いていた。 挨拶 や 時間割、スピーカーの略歴などの整理をしながらいろいろ考えていた。
NILS は、Web2.0カンファレンスのようにブームを作り出すマーケティングよりのイベントではない。 あくまで経営者のためのカンファレンスであり、ブームを作り出すものではない。
勉強になり、ネットワークが広がり、明日からのビジネスにつながるイベントを心がけている。
年2回のネットワーキングに大きな価値はありますが、セッションの構成に関して今年は各回ごとにフォーカステーマを決めた人選を心がけている。
前回はOSS、Ajax とかの技術サイドの潮流を扱った。
今回は、サーチ、動画、ユーザージェネレーテッドコンテンツ、中国、セカンドライフといったテーマだ。 Baidu(百度)のように中国を代表するインターネット企業がNILS初登場だし、 Google,Microsoft、Adobe、IBMといった大手IT企業の新興企業に対する取り組みなど、充実した内容だ。 その中でも、ソニー最高顧問の出井さんの登場モあり、産業の動向もさることながら、経営に対するインサイト といった点も充実している。
自分でも 仕上がりとしては非常に良いと感じている。 強いていえば、大手携帯キャリア 3社のバトルトークとか、そういう企画もやりたかった。
既に来年の春のNILSの企画が始っている。 業界に対するビジョン・洞察が必要であり、常に勉強し続ける必要がある。
今回はNILSの参加者は270名となった。 5月は220名、昨年の11月は170名だから大幅に増えている。 人数は増えたが、質が落ちたと感じない顔ぶれだ。 ただ、会場キャパの関係上、250-300名くらいが限度(ホテルの会場の広さに依存)があり、次回以降は参加基準を厳しくしないといけないといけない。多くの人に参加して頂くことは重要だが、運営を継続するためには判断が求められる。
今回はRed Herring社もメディアパートナーとなり、グローバルに情報を発信する予定である。 いままでの活動が成果を出すときが来たと感じている。
2日間のために準備は6ヶ月。 時間をかける価値のあるイベントだと思う。