NILSの企画・運営という観点から振り返ってみたい。
今回のNILSは過去最高傑作というべき、今までの集大成となったイベントだったと自負をしている。 分野としては検索、動画系、SNSなどのソーシャルメディア系、モバイルサービスなど注目をカバーし、エリアとしてはUS,中国、日本をカバー。 年齢もソニーの出井さん(69歳)からチームラボ猪子さん(28?)までバラエティに富む。 Launch Padという好評だった。
準備期間 6ヶ月。 わずか2日間であったが自分にとって非常に価値のある時間だった。
運営もかなり楽になった。
課題としては、通訳の数。今回 通訳専門スタッフ(帰国子女ボランティア)を3名用意したが、足りない! アテンドした方が通訳も担当していただけるだろう・・・と思っていたが、
やはりネットワーキングの場であるため、通訳ばかりはできない・・・。
今回 Baidu のRobin のように専属担当1名つけるようにしたい。10名のスピーカーには10名の通訳スタッフが必要になる。 同時通訳ではセッション以外の時間をカバーできない。どうしても専属の通訳が必要だ。 今回は3名の通訳スタッフの方はどの方も外資系の会社でバリバリ仕事している方にお手伝いいただいた(有給とって参加)。 プロに頼むより、やる気があり意欲的な人にお願いしたいほうが良いと実感した。
他に課題というか、不満な点としては、直前キャンセルとか無断キャンセルとか結構
いたとか、 携帯忘れましたとか、○×なくしました・・という話が多かったことだ。
いつも 「小林さんお疲れ様でした」といわれることが多いが、一番大変なのは上記
の対応だ。 一人携帯電話を置き忘れただけでも、(ホテルの方から)私のところに
問い合わせがあり、そして、会場でアナウンスするなどの作業が発生する。 私もいろいろと話をしたい人がいるのに時間を食われるが非常に不満だ。
あとは特に課題に感じることはなかったと思う。 英語のセッションは通訳するのに時間
がかかるという課題はあるものの、内容理解を考えると業界知識の少ない通訳で同時
通訳をするよりかは、随時 通訳していき、内容を深めていく現在のスタイルが良いと
思う。
専属通訳スタッフの拡充が課題。
さて、次回のテーマ、トピックは今後検討していく。 5月開催予定なので3月までには大枠を固めるというスケジュールだ。 参加者は300名程度。今回より40名増加程度。
参加方法を変更し、参加希望者の中から一括して招待レターを出すというスタイルに変更したいと考えている。
NILS2006の2回はセッションのクオリティを上げる、そして国際化に力を入れてきた。
NILS2007は①参加者のクオリティの一段レベルアップする ②年2回のNILS以外の
展開 を考えたい。 ③収益モデルの確立
①は完全招待制のレベルをさらに上げる。ランキングではないが、事業の有望度やポジショニング、経営者のレベルなど総合的な判断に基づき、招待するというプロセスとしたい。 ②はいろいろやるといっていたが、結局忙しくてできなかった。1つでもよいから実現したい。 ③は現在スポンサーのシステムに修正を加えて、強固な基盤を構築したい。
①だと260名の参加者のうち、たとえば200名選んだ場合どうするか?という話になる。
厳しい話だが、 NILSのレベルアップが私の使命であり、やるべき仕事だと思う。
③は通訳スタッフなどのコストを考えると、収益基盤を強固にしたい。 DCMさんとNILS in シリコンバレー 企画などいろいろやりたいことがある。
NILSをはじめ、3年たったが、業界内のプレゼンスを確立し、年2回の業界イベントとして定着した。 次の3年は日本だけでなく、世界的なプレゼンスを確立を目指す。
セッションなどのカバー分野はモバイルキャリアなど今まで参加したことのないよう人も
招待したいと思っています。
NILSのセッションではビジョンの重要性を言っていた。 熊谷さんは紙に書くことがポイントと仰っていたが、私はブログに書く。 NILSのビジョンを明確に描き、実行していきたい。
ブログに書くことで、自分だけでなく、参加者の方とも共有できる。
今まで以上に努力し、頑張っていきたい。 特に英語力強化しないと・・・。今回は
英語の案内資料とか、手作りで作成したりして、大変でした・・・。