NILSのアンケートを読むといろいろと改善案が浮かびます。いろいろと会を追うごとに改善をしています。今回のアンケートから次回の改善案をどうしようかと思案中です。
①会場内の無線LANと電源
一番多くあがる要望としてはセッション会場内に電源と無線LANを用意してほしい
というものです。 実はこれは以前から要望があるのですが、以下のような理由で
実施していません。
- セッション中にPCのキーボードを叩く音が参加者の集中を殺ぐため(そういう
アンケート結果もあり)
- そもそもセッション中に他の仕事をしないようにするため。(そのため、ビジネス
センターという形で別部屋に仕事場を用意)
といったことです。 メモをとるためにPCを使いたいというのがあるのですが、
周囲のことを考えると、無線LANと電源はマナー違反を促進するということで
導入を見送ろうかとおもっています。
②交流の促進(写真付名簿など)
写真入りかつ会社概要がわかる名簿 があったらよいという意見を頂くのですが、
260名の参加者の手配をするととなると、260ページに上るわけで分厚い冊子
となります。 一回、やったことがあるのですが、大変負荷のかかるものだっため、
現在 やめています。
一方、細かいところ、名札を大きくして誰だかわかりやすくするとか、工夫をいれて
おります。
業界関係者ならば、会社名くらいで事業概要はわかるだろうし、名札を大きくすれば
判別つくだろう という考え方です。
ここらへんは現在 検討中です。
③1社あたりの参加人数に関して
いろいろと名刺交換するとか、事業の話をするという点で、2名参加したい という要望を
数多く頂いておりますが、1社あたりの人数制限をかけています。 理由は2名の参加の希望を受け付けると、参加人数は1.5倍とかになるでしょう。 結局、全体の人数が増えてしまうため、人と会う効率はあまり変わりません。
また、既に260名という参加人数が多いという意見があるし、新しい会社もいろいろとあるため、複数名の参加の制限は必須です。
全体は200名くらいにしてほしく、かつ自分の会社は2名参加したい といった要望は矛盾する内容になるわけです。
2名参加の場合のルールなど難しいところはあるのですが、私がいろいろ調整する
ようにしています(強いクレームを受けることがあるのですが、全体のことを考えると
難しいと答えるようにしています。 嫌な仕事ですが仕方ありません)
④全体の参加人数に関して
③でも触れたように既に「多い」という意見が多いのですが、参加して頂きたい経営者・経営幹部の方はまだまだ多いというのが実際です。
参加需要は多く、 大手の企業などの参加者はコーポレートパートナーという形で、価格面でのハードルを設定し、人数制限をかけています。
スタッフを含め、300名程度、 実際の参加者は280名くらいが実際の最大値と考えています。 会場のキャパから考えています。
Web2.0サミットのように800-1000人のイベントにするつもりはないため、200-300名くらいの規模を継続できればよいかと思っています。
⑤分科会に関して
NILSのテーマ設定は、たとえばモバイルだったらモバイルだけということはせず、重点テーマはあるものの、さまざまなテーマを取り揃えています。 自社と関係ないテーマでも、学びになるようなセッションの提供とネットワーキングの機会を提供することで、年2回 新鮮さ を保つ工夫をしています。
次回は実験的にラウンドテーブルセッションのように参加者皆さんでひとつのテーマを
議論するといったセッションを作ろうかと思っています。 たとえば、Eコマースならば
Eコマース、モバイルならモバイルとか。どのように行なうかは要検討ですが、PCフォーラムでも座談会形式のものがありましたし、深く議論するという意味では良いかと思っています。
⑥海外系セッションに関しての進め方
同時通訳ではないため、2度同じことをいうのが時間がもったいないという意見が
多いのですが、 同時通訳をいれると、単純にコストが200万円程度アップするため、
単純に参加費1万円アップという形になります。
Riyaのセッションの字幕付のビデオレターが好評だっため、 単純な自己紹介は
ビデオレターで実際のQ&Aはその場で行なうというのが良いかもしれません。
(準備大変ですが・・)
海外から招聘する場合、事業開発がメインになるため、通訳スタッフを一対一で
つけ、かつ 同時通訳を入れると相当コストアップになるため、同時通訳はなしで、
まずは継続しようかと思っています。
今のところ以上です。