仕事がらいろいろな経営者と話す機会がある。 最近、思うことは「競争優位性」とかビジネスモデルのスケーラビリティ(拡張性)が欠けていることが大半だということだ。 目先の事業に追われて、結局、競争優位性のない事業になってしまったり、拡張性がない事業になる。
例えば、ドロップシンピングとかブログなどのASP事業といったものはやがて価格競争になることは今までのEコマースのASPサービスとかコモディティ化したケースを見るとわかる。楽天もEコマースのASPサービスではあるが、楽天自体が巨大なメディア化・コングロマリット化したことでブランドと集客力を持ち、継続的な競争優位としている。楽天のようなECの機能をつくることは簡単になってきたが、ブランドだったり集客力のハードルは高い。
また、モバイルなどのSNSの構築ツールも同様。 機能開発がされていくと、結局価格競争になる。 モバゲータウンとかEZ GREEのような既にメディアとして巨大になっているサービスとビジネスモデルを比べると明らかだ。
「競争優位性」とかビジネスモデルのスケーラビリティ(拡張性)を定期的にレビューすることをお勧めします。 会社だけでなく、個人でも同様。 キャリアを考えるにしても競争優位性とか、発展可能性を考えることが重要。