ちょっと過激かもしれませんが、いろいろ上場審査などの話を聞いていると、日本の新興市場に未来はないと感じる。厳格化というのか、成長企業の成長を阻害している最大の悪玉じゃないのか! と思うときがある。
延々と審査がつづき、結局 延期です というのは、ぶっつんと切れてしまう。そんな会社が多いのではないか?
上場して、5-10億円とか資金調達してどうするのか? シリコンバレーのスタートアップで数人の会社のシリーズAのファイナンスを同じ金額ではないか?
株式市場が低迷していて、さらに審査が厳格化というかネガティブな状況ではまったくもって意味をなさない。 上場は通過点というのが教科書の回答だが、 そもそも、通過すべきものなのか?
みんな上場したいとか、しないといけない といった状況で、まっこうから文句をいう人間はいない。 上場は通過点であると、通過すれば大きく広がる と思って、忍耐強くがんばるのだ。 上場したらしたらで、業績の下方修正したら、いろいろとたたかれるし、説明も大変だ。
上場してから、上場しなければよかった と言えない。そんなことをいったら、経営者として失格だ という言われ方をする。
数年前まで日本では上場するまで平均30年とかかかっていたではないか。 それでも日本経済は高度成長という高成長。 世界でも有数の経済大国になったではないか。
これはすごいことだ。 原点にかえって考えるべきときなのではないでしょうか。