国内ベンチャーの世界展開 といったような議論がCNETのオンラインディスカッションであった。
個人的な意見としては、国内ベンチャーとか企業の世界展開 ということ自体も重要ですが、それより、 そもそも日本人が世界で活躍するとか、日本のノウハウを世界でいかす といった会社単位より、個人単位 とか ノウハウ とか人材・知恵の流通がまず重要だと考えています。
トヨタという自動車会社をみても、 米国では、トヨタ式を現地で展開しているわけです。経営ノウハウとかの移転に成功している事例です。 トヨタの場合は、会社とノウハウと同じですが、 たとえば日本の製造業で働いていて、定年で退職した際に中国の製造業に就職し、ノウハウを教えたりするとか、いろいろと事例があるかと思います。
トヨタにしろ、ソニーにしろ、グローバルに競争力のある会社は現地に研究所とかデザイン拠点とか、製造拠点があります。 デザインはもちろん現地の方の嗜好を反映したものになるだろう。
製造に関しては、日本のオペレーションノウハウの移転するし、 部品の調達はグローバルにやってコスト削減とか。 世界の人材の力を結集したものです。
イスラエルに開発拠点があり、市場は米国 とかよくある話だし、 人材とか場所とか、もっと自由にいろいろと考えてやっていけば、自然と世界展開というか、ビジネスを行う上で、「国内」とかくくりはなくなるように思います。