米国アニメ会社 日本アニメ違法配信サイトのVC資金調達に声明
シリコンバレー出張の際に話題になったのがこのcrunchyroll.com だ。
老舗VCのVenrock が投資するんだよという話である。 アニメファンがアニメの動画を投稿したり、Wiki を書いたりという特化型の動画・情報サイトだ。
米国のベンチャーキャピタルVenrockが、米国の投稿動画共有サイトcrunchyroll.comに405万ドル(約4億1000万円)の資本投資をすることが、米国のアニメ関連企業に大きな波紋を巻き起こしている。
crunchyroll.comが、著作権者未許諾の日本アニメとマンガの視聴サービスを主要事業のひとつとしているためである。
この資金調達の発表に対して米国の最大の日本アニメ流通会社であるファニメーションは、同社はcrunchyroll.comに度々削除要求を
行っており、その要求には応じているとしている。しかし、同時に同社の運営については注意深く見守っていると発表した。また
crunchyroll.comのようなサイトが存続すれば、米国におけるアニメ産業を破壊することになると述べている。
さらに米国で日本アニメの流通・販売を行うバンダイ・エンタテインメントは3月12日に、このファニメーションの声明の全面的な支持を公表した。また、今後は日米の権利者と協力して違法なダウンロード行為に反対する行動を取っていくとしている。
Venrockは米国の老舗ベンチャーキャピタルで、創業段階のベンチャー企業への投資を得意としている。特に情報産業や新技術を持つ企業に集中投資を行っている。これまでの投資企業のなかには、インテルやアップル、ダブルクリックなどがある。
Venrockは自社サイトではcrunchyroll.comの投資についての情報を提供していないため、crunchyroll.comのこうしたビジネスモデルについてどのよう見解を持っているかは明らかでない。
と著作権など問題がありそうだ。 なぜ、VCが投資するのか?という話だが、Youtube も同様だが、大きくなって影響力が大きくなると、ある意味 正しくなってしまう といったところだ。、正しいというのは、著作権の問題と関係なく、アニメ会社にとってもメリットのある場になる(宣伝とかグッズ販売とか)のだろう。 日本のベンチャーキャピタル業界であれば、絶対投資しないような会社だが、海の向こうではこんな話になる。
日本のアニメファンの中ではCrunchroll のユーザーも多いだろう。過去のアニメやマンガを見ることができる貴重な場所だ。
実際に最近ニュースでは、なんとGDH(ゴンゾ)の名前でてびっくりだ。GDHのような会社はこのようなCrunchroll.com といっしょにビジネスを考えるステージになっている。
動画サイトもUstream.tv のようなライブ・ブロードキャスティングの方向や Crunchrollのような特化型の動画+情報サイト、そしてSeesmic のように動画のライブコミュケーションサービスといったように多様化している。動画広告など動画に関連する会社は多い。
どこが生き残るのか? 成功するのか? といった展開は興味深い。