IVSの企画の考え方としては、2009年のホットなテーマ、重要なテーマを設定しています。企画はいろいろな業界関係者の話やニュースなど分析しながら、作っていきます。
今回、注目している分野(IVSのセッションで扱うテーマ)は、
- クラウドコンピューティング
- 具体的には、RightScale などのインフラ系、Animoto のようなクラウドを利用した新興サービスの登場。 今注目のDropBox もクラウド・サービスだが、自社のインフラもクラウドだ。
- ソーシャルアプリケーションと課金ビジネス
- 全世界的? 課金ビジネスが注目されており、その中でゲーム性をもつソーシャルアプリケーションの分野が熱い。
- 広告ネットワーク
- 動画広告ネットワーク、スマートフォンの広告ネットワークなど、成長分野が存在する。 課金ビジネスが注目されているが、不況の中の広告ビジネスという点に着目。
などなど。 新聞などのニュースサイトが無料記事の時代から、有料化の時代になるのか?など 、 課金ビジネスもアバター、ゲームなどのアイテム課金だけではく、ベーシックな有料化の流れがあるのではないだろうか。
Dropbox を利用するとわかるが、2G 無料 という料金体系で、それ以上は課金される。でもこの便利さを感じると、はらってもよいと思います。 50G で年間100ドル程度です。超便利だ。
Google Apps もこれで十分。 Animoto も30秒のビデオは無料で、それ以上や企業版は有料オプション。 Ustream.tv も企業向けに有料版を開始している。
ビジネスモデルを考えるうえで、Amazon EC 2 などサーバ・インフラ周りのクラウド化を行い、費用を変動費化する。 そしてDropBox のように有料サービスを組み合わせて、利益を生むような仕組みにする。 広告には依存しない。
広告ビジネスだと、どうしてもトラフィックが大きくする= サーバ・インフラ側に負担(お金)がかかる。広告単価が下落すると、収益を圧迫する原因となる。
有料化とクラウド活用 を前提とすると、今までとビジネスの考え方が大きく変わるのではないか? いかにサーバ・インフラに負担をかけずに、ユーザーを伸ばし、課金していくか? といったところがポイントになるのではないだろうか。