今年3回目となる香港・シンガポール出張ですが、アポも終わり、東京に帰るのみとなりました。
2008年6月から数えて、5-6回は出張しております。 2005年からシリコンバレー出張を続けてきたように数を重ねることでネットワークも広がり、いろいろと物事が進むようになります。
いきなり最初から物事が進むわけではなく、1年とか2年かかってようやく成果がでそうな状況になるように思います。
自分自身でファンドの資金調達活動をするようになって感じることは、日本のベンチャー企業の資金調達の考え方です。
ビジネス拡大したいから、2ヵ月以内に増資したい とか、 資金ショートしそうだから、調達したいなどなど、短期的に考える傾向があります。 それでいて日本のベンチャーキャピタルは見る目がないとかダメとかそんな風にとらえる人が結構います。
ビジネス的にいいかどうかという評価の前に、人間として、会社として信頼されるか?といった点が重要であり、それには時間をかけて作り上げる必要があります。
この「時間」ですが、私の場合はIVS,NILS で関係があった、いっしょに共同投資をした、など仕事上 接点のある人 と そうでない 人 では大きく「時間」が違います。
例えば、会社を創業したい と思う場合は、少なくとも1年前くらいからベンチャーキャピタリストなり、投資家とかになってくれる人の関係の構築を始めべきだと思います。 1年なんてあっという間にすぎていきます。
資金調達なんて必要ないと思っているベンチャー企業の経営者の方も、ちょっと前にBenchmark Capital のPeter のプレゼン資料にあるようの成長は突然やってきます。 関係構築はずっとづつけるべきなのです。
そんなことを思った香港・シンガポールでした。