ICCパートナーズ 小林雅のBlog

私のブログを結構読んでいる人がいると感じるとき

IVSのパーティで、エニグモの須田さんと話しをしていたら、　以前　Launch Pad の告知のとき、須田さんと田中さんはちゃんと宣伝してね　ということを書いたら、エニグモの社員の方から、エニグモの代表の須田さんと田中さんのことでは？という話になったそうだ。　この須田さんとはヤマハの須田さん、　芸者東京の田中さんのことを意味していたのですが、ちゃんと社名をつけないと・・・・。　

何かしらのパーティに参加すると、数名から必ずブログ読んでますとか言われます。　
感謝。

IVS懇親会開催

毎回恒例のIVSのスピーカーやLaunch Pad 上位（今回は40点以上獲得した6社が対象）、アドバイザー、インフィニティ・ベンチャーズ重要関係者を約35名の方をご招待し、懇親会を開催しました。

IVS はスピーカーの方に謝礼という形の「報酬」を払う形式ではなく、このような懇親会を開催することで、感謝の意を伝え、そして　懇親の機会という役立つ場を提供することで「報酬」以上の価値を提供したい　という考えから開催しております。　スピーカー同士の交流もＩＶＳ当日だと規模も大きくなって難しくなっており、このような機会は私にとって重要な場となっています。

NILSの時は、「打ち上げ」といって10名ちょっとくらいの飲み会でしたが、IVSの規模も大きくなり、予算も確保できるようになり、35名程度の会を開催できるようになりました。

今回はグリーの山岸さんもご参加いただき、久しぶりにお話する機会があってうれしかったです。（勝屋さん、写真ありがとうございます！）

Infinity Venture Summit 2008 Fall 懇親会に参加 - VENTURE VIEW via kwout

今回は、中国からYicha のBin さん　や、Kongzhong Inc.    CEO and Chairman    Leilei Wang 氏といったモバイル系の有力企業の経営者　や　　Nokia Growth Partners （Nokia の投資部門）の方、　Daum のLim さん（韓国）もご招待しました。　

IVSという大きな場もそうですが、このような会をいろいろと開催していきたいと思います。

ベンチャー投資のノウハウや経験

ベンチャー投資のノウハウや経験などに思ったこと

• 歴史は繰り返す
  • 　何でもそうだと思いますが、慣れていないときにやると失敗することが多い。自転車に最初から乗れる子供はなかなかいない。ピアノをはじめていきなりショパンを弾ける子供は（おそらく）いない。
  • 経験がないときは、「仮説」を立て、こうなるだろうとかこうなるはずだ　といったこと。「仮説」と「検証」を繰り返すことで「経験」や「ノウハウ」になる。　
  • 上記のように「仮説」がないとか、「仮説」が浅いとかそういうレベルではいくらやっても経験にならない。
• Detail が重要
  • Apax Partners の創業者のアラン・パトリコフ氏から学んだことは、「神は細部に宿る」のように「真実は細部に宿る」ということだ。　投資用のメモも細かいところをしっかり読んで質問する。　
  • 細部をしっかり見て、仮説を積み上げることが重要だ
  • 雑談の中でいろいろなことがわかるし、理解するように心がけることが重要
• 原因　と　結果　の重要性
  • 　なぜ、経営チームにこの人を採用したのか？　とか、　株式の持分がどうなっているのか？　とか、　社員の採用した理由は何か、　などから、経営者の考え方とか、性格とかわかる。　
  • いろいろと仮説が浮かんでくると、こう質問したら、こう答えるだろう　とか、こういう行動するだろう　とか仮説を立て、実際に検証してみる。　経営者などの考え方を理解をすることが、　結果としてベンチャーキャピタリストとしての役割を決めることになる。　

スキルとしては財務分析とか、資本政策だとか、　本で読めばわかるようなことはそんなに重要ではない。　やればできる。　ここでは「差」は生まれない。　どの投資案件のメモをみて、この会社は素晴らしいの投資したい　といったものでであるが、実際に成功するのは少ない。　投資のメモを書くこととかまとめることに本質的な価値はない。

実際に大きな差をわけるのは、細部へのこだわりや理解。　

投資の場合、どうしても払込のタイミングなど時間が限られたり、投資金額が小さい場合、交渉力がなくて、十分な時間をとってもらえない　といったことがあります。　自分自身、十分じゃなかったと思うこともあり、　　反省しているところもあります。

IVSの申込み 10名突破

第一号はECナビ宇佐美さんでしたが、現在10名突破し、13名の申込みを頂きました。　まだ招待メール自体を送り終わっていないので早くしないと・・・・。　　ちなみに2番目と3番目はアルベルトの山川さんと上村さんでした。　　スピーカーとしてはオプト海老根さん、カカクコム安田さんといったお馴染みの方々が内定しております。