日経ビジネスオンラインに興味深い記事がありました。
発明資本市場で世界を救う (インテレクチュアルベンチャーズの記事)
です。 日本にも特許ファンドは存在していたと思いますが、それを世界規模に大きく運営している会社です。
「ファンドを組成して資金を集め、特許を買い集めたり、新たな発明を生み出したりするために投じる。ライセンス収入や新事業の立ち上げで利益が出れば投資家に還元する。数十億ドル規模の資金で何千~何万の発明や特許を扱うことで投資リスクを回避。VCやPEと同じ考え方に基づいている。」
発明資本市場で世界を救う:日経ビジネスオンライン via kwout
ファンドの調達金額は約5000億円というまず規模が違う。 そして2年間で約900億円の収益をだしているという規模だ。各研究者が特許のライセンシングをするといったものではなく、このような会社がまとめて扱うことで効率的にマネージすることが可能なのだろう。 実際に約3万の特許ポートフォリオがあれば、DBも整備され、この特許はいくらの価値があるか?とかわかるようになるのだと思います。
「申請中及び登録済みを合わせるとIVの特許ポートフォリオは3万件にも達する。それらの売却益やライセンス料がIVの最大の収益源で、過去2年間だけで 10億ドル(約900億円)以上を稼ぎ出したという。米国のほか日本、韓国、中国、インド、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドなど9カ国に拠点を開設済みで、社員数は約650人。台湾と欧州にも進出予定だ。」