ICCパートナーズ 小林 雅です。
ICCカンファレンス KYOTO 2016の企画の順調に推移しており、既に約140名の登壇者が内定しております。
以前に「カンファレンスのプログラムの考え方」や「ICCカンファレンスの作り方」をまとめましたが今回は3月24日のICCカンファレンス TOKYO 2016から9月5〜7日開催予定のICCカンファレンス KYOTO 2016はどのように進化するのか?をまとめてみたいと思います。
ICCカンファレンスが大きく変わるのはオープン参加型の「コミュニティ」のためのオープン・プラットフォームになるという点です。ICCカンファレンス KYOTO 2016では第一回目からセッション数が2倍程度になるためプログラムそのものがバラエティーのあるものになっております。登壇する方々にはそれぞれのコミュニティがあります。 ハードウエアのコミュニティであるとか、Eコマース業界のコミュニティなど様々です。その「コミュニティ」を結合するという考え方です。 結合するには相互の交流の機会や学ぶ機会を十分な時間を設ける必要があります。
そのため、滞在型の質・量とも高いレベルのカンファレンスに進化します。数日に凝縮した「ビジネス・スクール」のプログラムような考え方です。一流のビジネス・スクールはハーバード・ビジネス・スクールのような一流の講師陣を多数揃え、生徒の世界各地から多様なバックグランドのメンバーを集めています。ICCカンファレンスでは何か体系的に教えるわけではなく、あくまで第一線で活躍している経営者・幹部・プロフェッショナルの新鮮な経験値を共有することに主眼をおいています。
開催場所は京都になり、開催人数も2日間となります。前夜祭など含めると最長4日間のプログラムとなります。「滞在型」となるため東京開催と異なり、オフィスに戻るなど「出入り」が少なくなり、参加者のネットワーキングの質・量ともに劇的に向上します。
2日間になることによってセッション数が約2倍となるため、スピーカーの人数が増加します。その結果、トップリーダー180名の方が京都に滞在するため、コミュニティの質も劇的に向上します。参加人数も400名から600名の規模感にスケールアップします。1日で交流できる人数は限界がありましたが2日間になるため1.5倍になっても十分な密度の濃い交流が可能です。
ICCカンファレンスのプログラムの特徴は4会場同時進行が特徴です。「キーノート」のようなセッションは存在しない、すべて「フラット」です。事前に参加予定者にセッション選択のアンケートを実施し、その結果に基づき会場の部屋を変更します。主催者が「キーノート」であるとというに決めるのが一般的な考え方ですが、ICCカンファレンスは「産業を共に創る」というコンセプトを実現するため、参加者の意志に基づき決定できるシステムです。もちろんセッションの企画は主催者がしっかり行うのですが複数の中から選択する権利は参加者にある。
ICC KYOTO 2016ではセッション数は「36セッション」を予定しております。 具体的なプログラムは80%は固まっております。こちらをご覧ください。実際のプログラムをご覧になるとわかるのですが、成長企業の経営者が常に課題を感じる組織開発に関するセッションが複数存在しますし、COOやCTOやCMOやCFOといった経営幹部の役割別のセッションがあるなど経営者・幹部の方のために実践的な「ビジネス・スクール」ようなプログラムを中心に配置しています。
また、「カタパルト」はスタートアップや大手企業の新規事業などの10分間のプレゼンテーションがあり2日目に開催します。JINS MEMEのようなプロダクトも発表を予定しています。新規事業担当のような方は2日間「カタパルト」だけに出席することでもよいですし、IoTや人工知能やVRといった業界トレンドのようなセッションに参加することも可能です。 経営課題と産業トレンドの大きく2つのプログラムが充実しているのがICC KYOTO 2016の特徴です。
複数のセッションが選択できるということは参加者ごとに選択パターンが異なります。具体的にどれくらいのパターンがあるのか?を計算しました。ICC KYOTO 2016の場合は4の9乗となるため26,214通りの選択パターンがあります。
参加人数に対して考えるとわかりすいのですが、ICC KYOTO 2016は参加者600名に対して26,2414通りの選択肢がある。ICC TOKYO 2016のときは参加者400名に対して768通りというものになります。 同じセッションを選択する方は興味は同じということになるため、自然と交流も弾みます。ICCカンファレンスでは「見逃した」セッションに関しては後日参加者に限定し、オンライン動画を公開しています。参加者はセッション動画を聞きながら通勤している、仕事をしているという声があったり、参加していなかった経営幹部の方と一緒に視聴するという使い方をされています。
ICCカンファレンスはネットワーキングの質・量にも特徴があります。セッションの合計時間は11時間15分に対して、ネットワーキングの時間が10時間となっています。前夜祭であるとか2次会などを含めるとさらに長い時間のネットワーキングのための時間になっています。「滞在型」の特徴はこのように長い時間を一緒に過ごすため深い議論ができることや、公私共に仲良くなるといったコミュニティ形成において非常に重要な活動となっています。
このようなネットワーキングの時間を最大限に活用するには「参加者の質・量」が重要なことは言うまでもありません。本当の参加者の質が高いのか?ということは誰でも疑問にもつことでしょう。 ICCカンファレンスでは参加者募集の段階において既に約140名の登壇者が内定しており、発表も行っています。少なくとも140名のスピーカーの方は参加するということは貴重な2−3日の時間を投資する参加者からすると非常に重要なポイントであると考えております。参加者の3分の1程度がスピーカーという密度の濃いコミュニティなのです。
ICCでは「産業を共に創る」というコンセプトであり、コミュニティの質の高さが重要になる。パーティのレベルではおそらく非常にレベルの高いという自信があります。滞在率の高さがコミュニティの質の高さに繋がるため入念に打ち合わせを重ね、1年がかりでプラニングをしています。2017年2月は福岡開催ですが既に手配しております。
多様性のあるトップリーダーの方々にご参加いただきたいと考えており、オープン参加型の「コミュニティ」のためのオープン・プラットフォームです。「オープン・イノベーション」を実現するには多様のあるコミュニティが複数結合することが重要です。コミュニティ結合のためのオープン・プラットフォームがICCを目指すべきところです。 コミュニティは「貢献」という考え方が重要になりまります。そのためには参加者のマインドセットが重要になります。 傍観者ではなく参加意識の高い方、学ぶ意欲の高い方がです。
「グロース・マインドセット」のトップリーダーを対象としており、ベンチャー企業の経営者から大手企業のトップマネジメントまで多くのリーダーが参加対象としております。
もし参加希望の方はICCカンファレンス KYOTO 2016の公式サイトをご覧ください。オープンに参加登録を行っております。
また、ICC KYOTO 2016を支えるボランティアスタッフも随時募集しております。 ボランティアチームでありながらプロのレベルの運営を実現するチームメンバーと仕組みがあります。ICCカンファレンスは経営者・幹部を対象としており、さらに参加費は上記を実現するためしっかりとした価格設定をしています。運営チームはどうしても参加したいという方には非常にフィットしています。 詳しくは運営チームの募集はICCの公式サイトをご覧ください。
第一回目のICC TOKYO 2016から大幅にバージョンアップする第二回目となるICC KYOTO 2016にぜひご期待いただければ。
ICCパートナーズ 小林 雅