「タワー投資顧問を味方に付けろ!」のレポートを読んで思ったことは、タワーが目を付けたタイミングで投資をして、売るタイミングで売るというのが、船に乗れる方法だというのがフィスコのレポート。一定のルールがあって、そのルールを見るとよくわかるというものだ。
それにあやかって、「グロービスを見方に付けろ!」というレポートがあってもよいなとか思ったりもしました。 実は、私の担当投資セクターでは、同じ会社に同じタイミングで投資していくと、3~5倍のリターンになります。利回りですと、30~50%といったレンジになると思います。 担当セクターの投資手法は洗練されており、なかなかよい状態です。
といいつつ、私は最近の他のVCの方と共同投資することなく、単独投資を基本にしています。通常のVC業界では分散投資という考え方で、5社とかの複数のVCが1社に投資する方法になります。リスクを分散するためです。ベンチャー企業は一社にシェアを集中するのはコントロールされるというリスクがあるため、避けていたということも背景としてます。
最近、単独投資が多くなったという意味は
・弊社として、投資手法が確立したので、リスクを分散する必要がない
・ベンチャー企業家も、我々の価値を認めていただけるようになっており、シェアうんぬんの抵抗感がなくなった。逆に公開後も中期的に売却していくという投資方針であるため、売り逃げしてしまう少数株主を少なくするという意味でも歓迎されてきた。
といったことが背景としてあります。 自分の時間の使い方として、一社にできるだけ多くの時間を投下したいため、1社単独で投資金額を多くした方が最大限のパフォーマンスを上げる秘訣のように思います。