総務省から、ブログ・SNSの現状分析及び将来予測 という調査レポートが発表された。読んでいるとそんな違った印象はない。
ブログに関して言うと、面白いのは、ブログコマースとブログ広告の市場の伸び。ソフトウェアは規模としては大きくならない。 SNSに関しては、ユーザー数の成長はあるもの、金額ベースの市場規模は算出されていない。ビジネスモデルが確立されていないといったところが算出できない理由だろう。 SNSは会員組織といった見たレベルでは分析は浅く、そこから何をするかがポイントだ。 世の中に会員組織はいろいろと存在し、ホールセールクラブのような会員制の物販組織もあるし、いろいろだ。 SNSは80%はリアルな友人関係のもとに成り立っているという調査結果であり、リアルビジネスで存在するようなものがいろいろと出てくるだろう。 ブログやSNSも同様に競争環境が厳しくなる。既にブログに関してはサーバパフォーマンス等の問題が続出し、インフラ投資に多額の投資がかかる。 単に企画・開発力だけではなく、資金力が重要な競争力の要素となったと思う。
(以下、サマリー引用)
○ | 2005年3月末時点の国内ブログ利用者数は延べ約 |
○ | 2005 年3月末時点の国内SNS参加者数は延べ約111万人、アクティブSNS参加者(SNS参加者のうち、少なくとも月に1度はSNSを利用(日記、メール、 掲示板等)しているユーザ)数は約80万人。2007年3月末にはそれぞれ約1,042万人、約751万人に達すると予測。 |
なお、本研究会は引き続き検討を進め、平成17年6月を目途に最終とりまとめを行う予定です。
(参考) | ブログ | : | ウェブサイトへのリンクを張り、そこに個人の評論を書き加えた情報が時系列に表示されるウェブサイトで、ある程度頻繁に更新されるもの |
SNS | : | 新たな友人関係を広げることを目的に、参加者が互いに友人を紹介し合い、友人の関係、個人の興味・嗜好等を登録していくコミュニティ型のウェブサイト |