会社は誰のものか? というエントリーは面白い。
特に、
「会社はカネを出してくれた株主のものである」という感覚は、建前でそれを唱えることはあっても基本的には無い。そもそもいくら株主が威張ったって、経営 陣がごっそり抜けてしまえば会社の価値は地に落ちる。そう。カネはCommodityなのである。なので、VCにはカネ「以外」で何が出来るかが厳しく問 われる。カネはゲームに参加する為の場代に過ぎない。カネしか出せないVCは投資させて貰えない。要は「株主になれない」。
はなるほどと思う。 日本の場合は、「カネしか出せない」VCが大半ですし、その代わり株主価値最大化という名のもとに「威張る」ケースが多い。 なぜか? 日本ではVCの間での競争原理が働いていないということに尽きると思う。
日本の場合は、資本政策の「常識」や「慣習」といったように都合のよいような「ルール」が存在する。 いつも、何でこうなのか?と思うが、「これが資本政策です」といったようなことをよく言われる。 さすが、So What? とその場では言わないが、「は?」と思う。
何を目的にするのか? 結局、成功するため(成功する確率を高めるため)の資本政策であるため、提供する付加価値を重視して、調達先を選ぶというのが基本だと思う。
シリコンバレーがすべて正しいとは思わないが、競争原理こそが、成功を生み出すという発想の人間からは、今の日本のVC業界はもっと変革しないといけないと思う。