ハーバード留学記の「ヤツラの儲け方」は参考になります。なるほど!
有力ヘッジファンドの手法として、以下のようなことをあげている。
①圧倒的な情報収集能力
② (①で集めた情報に対する)分析力
③ event-driven strategy。シナリオプラニングに近いですね。
④ 「買いポジション(=ロング)について必ず何らかの売り(=ショート)を行なって、市場全体のリスクを自分の投資から取り除くようにする。」
ベンチャーキャピタルの場合は、どうなのか? という点ですが、
①と②は非常に重要。 公開株式と未公開株式の大きな違いは、誰もが投資できるのが公開株式で、そうでないのが未公開株式です。 情報収集、分析加え、発掘作業や投資する際のせールスポイントとなるような「付加価値提供能力」が必要になります。
③のevent-driven strategyは実はVCにとっても非常に重要です。シナリオプラニングです。会社が将来どういう状況になるのか? 市場の進化仮説だったり、競争環境の変化、等を分析することがポイントになります。 今、会社の業績がよくても、次にどうなるか?、つまり、株式を売却する時点(IPO後とか)で、どういう姿になるか? という点です。経営方針に対して、こういう状況になったらどうするか?という点に関しての方針は明確です。
④のリスクヘッジの方法ですが、VCの場合は未公開株という流動性の低い株式であるため、「ヘッジ」すること投資分野や投資ステージを分散するくらいしかできません。「未来を予言することはは、自分で未来を作るしか方法はない」という原則に基づき、頑張って経営サポートし、成功に向けて頑張る という点 と、 うまくいかない場合の流動化をいかに行うか という点が ポイントになります。
ヘッジファンド と ベンチャーキャピタルは特性は違いますが、同じ投資のビジネスですので、やはり、優れているところから学ぶところは多くあります。
なるほど、ヘッジファンドからも学ぶことは多いなとブログを読みながら思いました。もっとレベルアップすべく頑張ります。