HBSの岩瀬さんのブログで、昨日のランチの話がでていた。企画力とか企画の話で盛り上がったのですが、そもそも私の企画は何を考えているのか? という点を書きたいと思います。
そもそも私の発想の源泉は、「エスキモーに氷を売る」とか「柔道ストラテジー」といった型破り系の戦略・マーケティングからきています。 普通に普通のことをしかやっていないと、普通の結果にしかならない という考え方が、 常にイベーティブな方法論を考えるようになり、本とか読んだり、思考錯誤しながら考えました。
”エスキモーに氷を売る”では、 弱小チームがいかに集客するか?という点で、自分のチームではなく、対戦相手のスター選手を宣伝するとか、ファミリーに楽しめるようなイベントにするとか、 さまざまな工夫をしています。 チームは弱くても客は入る というものです。
私はVCとして成功する という意味では、ネットワーク・知名度や経営サポート能力 等が重要です。経営に関しては、経営学を勉強する、投資先の経営に関与することで磨きがかかりますが、ネットワーク・知名度は別です。 2004年7月にパートナーになりましたが、自分になりないのはネットワーク・知名度、 そして輝かしい実績でした。 輝かしい実績は時間がかかるので地道にがんばるということにしかならないのですが、ネットワークや知名度に関してはいろいろ考えればできるだろう と考えました。
そこで、2004年8月末にNILSの企画を考え、いろいろな方にご支援を頂き、実現することができました。 NILS2004というイベントを通じて、多くの友人・ネットワークができました。ブログに関してはNILS2004で可能性を感じ、とりあえずやってみよう と思い、はじめました。
NILS2005夏に関しては全面的に企画・運営することで、さらにネットワークが広がったし、私の知名度も飛躍的に上がりました。
重要なのは、企画の質 と 実行力 です。 企画も自分の枠で考えないことです。 NILSの場合は、多くの経営者の方や ネットワーク豊富な企画メンバーといっしょになって実現することができました。私が提供したのは企画もそうですが、運営という面倒な仕事を一生懸命やったということにすぎません。 NILSのようなカンファレンスが、こんなのあったらいいな と誰もが思いますが、実際に実行するのは難しい というものだと思います。どうしたら実現するか?という点をしっかり考え、やりくぬく ということが重要です。
最近は、とりあえずやってみよう ということで、思いついたら実行に移すことにしています。