ICCパートナーズ 小林雅のBlog

来年はバブル時代の到来

来年のベンチャーキャピタル業界は、バブル　との戦いのように思っています。最近、Ｖａｌｕａｔｉｏｎのつりあがり方はバブル期と良く似てきています。　残念ながら、歴史が繰り返すといったところでしょうか。

ファンドの組成も相次ぎ、投資は加速する傾向になります。投資金額を増やすため、Ｖａｌｕａｔｉｏｎを高くする傾向があります。

投資戦略としては、とにかく厳選することです。　前回のバブル期やバブル崩壊後の投資も　やはり、　いい会社は生き残るということです。　いい会社というのは良い経営チームをもつ会社がほとんどだったと思います。　事業や技術ではなく、人を重視し、株式市場に左右されないように経営をしっかり行っていく　というのが重要であると思っています。

株式市場の浮き沈みは必ずありますが、投資判断の基準は変わらないと考えています。

私は投資を始めたのが、バブル崩壊の時期だったので、バブル期を知りません。
回りに左右されず、しっかりとした投資を行っていきたいです。

情熱大陸

たままた情熱大陸というテレビ番組を見ていたら、新しい花屋の方の特集だった。

仕事への情熱など、はまって見てしまった。　その方の”目”がよかった。
情熱をもって仕事に取り組む姿勢はどの仕事でも勉強になります。

３月の海外出張

３月は２つの海外のカンファレンスに参加しようと思っています。　Emerging Technology Conf.
とＰＣフォーラム　です。 同じような時期にサンディエゴ周辺で開催しているので、両方とも参加してこようと思っています。　　Ｅｔｅｃｈは、過去２回ほど参加しています。

自分の仕事のサイクルを考えると、海外カンファレンスは年２回くらい。国内はＮＩＬＳで年２回がよいかなと考えています。　普段の生活だと深く業界の動向を考えるという時間は案外取れないもので、こういったカンファレンスは貴重な機会です。

ベンチャーキャピタリストの仕事で重要なのは、”業界に対する深いインサイト”　です。経営コンサルティング会社も分析などを提供しますが、ＶＣの場合は　最先端かつ　即実行みないなところが価値の源泉となります。　　

来年は活動の幅をさらに広げたいと思っているのと、　サイクルをしっかり作ろうと思っています。　

新聞産業はどうなるのか？

日経新聞の特集記事で、アメリカの新聞系の会社が編集部隊をリストラしている　といったようなことが書いてあった。　日経新聞の特集　という点が興味深い。

紙はなくならいし、新聞の記事そのものは質の高いと思います。ただ、広告費という点でネットへの流れは止めることはできない　と思います。　

どうするのでしょうかね・・・。　

年末年始の予定

年末年始は１２月２３日から１月４日まで休暇の予定です。　
妻の実家のサイボウズ社創業の地（同じ市）で過ごす予定です。

ＮＩＬＳ下見

まずは場所からということで、ＮＩＬＳの開催会場の下見に行ってきました。

やはり、実際に行ってみると、いろいろ考えることができるのでよかったです。ホテルの方（何と支配人以下５名の方）にご案内して頂きました。　もちろん、ホテルの方がいないときにもこっそり会場を見に行ったりして、いろいろ見てきました。　食事が美味しい、スパが素晴らしい、夜景が綺麗という点が非常に良い点で、レセプションパーティから２次会プランまで企画は完成しました。　いつもはセッションの企画が先でパーティ系は後回しになりがちだったのですが、今回は早めに決まりそうです。　ＮＩＬＳはネットワーキングの場としての価値が半分以上はあると思いますので、場所の選定が重要がポイントになります。　

場所は空港からアクセスも良く、ビジネスカンファレンスには良いかなと思いました。ただ、観光をすると考えると市街から離れたところになるため、遊びに行きたい人にはちょっと不便かも。　　　ゴルフ場もいいところを押さえました。　

昨年はウィンザーホテル洞爺で、遠隔地のリゾートホテルでしたが、今回は都市型のアーバンリゾートタイプのホテルです。（近くに他のホテルもあるので、安く費用を押さえたい
方は違うホテルに泊まるという選択もできるので良いと思いました）

会場はこんな感じです。　

会議場を入り口の交流スペースはこんな感じです。

高層ホテルのため、眺めがよかったです。

支配人、そして副支配人の方と食事をいたのですが、いろいろと勉強に
なりました。　最初は不動産ファンドとかの話だったのすが、最後の方は
もっとブログを活用したマーケティングだとか、Ｗｅｂ２．０的な会話を楽しみ
ました。

一休といった予約サイト、　ＪＴＢといった旅行代理店を経由して集客する
というのが大半ですが、　自社のウェブサイトなど、ダイレクトマーケィングで
利益率を上げていくといったことが課題となっています。

そんなところをいろいろ話して、議論しました。楽しかったです。

秋田出張

今週は秋田県能代市に行ってきました。　私の担当投資先であるリサイクルワン社と共同投資を行っている秋田エコプラッシュ社の定時株主総会に参加するためです。弊社の通常の投資スタイルとはタイプの違う投資であるため、年２－３回の参加となっています。

たまたま大雪の見舞われ、秋田空港の上空で１時間待った（除雪作業のため）とか、いろいろありましたが、何とかたどり着きました。

秋田空港から、バスで秋田駅まで行きました。そこからバスに乗って能代市まで。
雪の中、車の運転をしたことがないので、レンタカーではなく、バスを乗り継ぐこと
にしました。

（秋田駅のロータリー）

無事、到着。前回　来た時は工場の基礎工事が終わったばかりだったのですが、
完成した姿となりました。定時株主総会が終わり、関係者の方々（他株主の方、
東京スター銀行さんなど）と宴会があり、秋田県の料理を堪能しました。美味しかった！

昨日は、大館能代　という空港から帰りました。１日２便しか飛んでいない
空港ですが、きれいな空港でした。雪が積もって、大変でしたが、何とか
無事帰ってきました。

感謝！

ＧＭＯ熊谷さんのブログ”クマガイコム”でＮＩＬＳに関してご紹介いただきました！
（ありがとうございます！）

ＮＩＬＳのようなイベントは熊谷さんのような業界を代表する経営者の方々にご参加いただくことで、成り立っているイベントです。今後も継続的にご参加いただけるように改善していきたいです。

熊谷さん、内藤さん、西川さんとのパネルディスカッションは非常に楽しく、刺激的でした。
次回以降もいろいろ自分でパネルをやりたいなと思っています。（ＮＩＬＳ２００５秋は
モデレーターの回数が多かったので、次回は１－２回で済むようにしたい・・・）

雪

現在、札幌に来ています。今日は札幌から秋田に移動します。

雪が降っている・・　ＪＡＬのホームページに降雪で、欠航になるかも・・ということが
書いている。　経験がないので、どうなるかさっぱりわからない。

秋田空港のホームページ　にはライブ中継があって、見ると飛行機大丈夫か？
と思ったりする。

低いバーンレートも考えもの に感じること

低いバーンレートも考えもの　というＤａｖｅさんのエントリーは面白いです。

バーンレートというのは現金の燃焼率。つまり、現預金残高の減り方のことです。月にどれだけ現金が減るか？といったことをさします。　現在の現預金残高が５０００万円だとすると毎月のバーンレートが１５００万円ならば、4ヶ月目が危ない・・というような言葉の使い方になります。

オープンソースの活用や多額の広告費を使わない時代になって、以前より低いバーンレートで事業運営が可能になりました。　　低いバーンレートは、起業家にとって優位の
時代の象徴ともいえます。　　　今まで、お金で使いすぎていたので、ベンチャーキャピタルから資金調達をせざる追えない・・・という会社が多かったのですが、良い会社ほど、それほどお金も必要なく、必要な場合でも有利な条件で資金調達が可能になったということを意味します。

現在はいかにローコストで押さえ、ユーザーニーズをつかむサービスを展開できるか？というテストをし、　うまく軌道に乗った、乗りそうなときに資金調達をするという傾向があると思います。　逆にサービスを開発し、テストをするためにお金を投下するというモデルはＷｅｂ２．０系ではなくなったと思う感じがします。

勝ちパターンはいろいろとあるため、低いバーンレートが必ずしもよいか？という点はわからないのですが、増えてきたなーと感じます。