ベンチャーキャピタルとしてどういう付加価値が必要か? とか、最近 いろいろと考えている。 昔の本を読んだり、いろいろとしている。
最近、必要だと思うことを以下に書くと
①事例を蓄積する。
ベンチャー企業の経営のうえで、例えば組織などの問題をどう解決するか とかの生の事例を豊富に持つことが重要。 本に書いてあった というのではなく、この会社でこんなことこと起きた。原因は○×で、こうやった とかという話は非常に役に立つ。
またこんな技術、ビジネスモデルが良い という事例。 最近はUSの事例を調べるようになった。カンファレンスに参加し、いろいろな会社を見るといったことをしている。 もちろん、日本と異なるものもあるが、参考になる点は多々ある。
生の事例 や分析 なとの蓄積が強みになる (はず)
②ネットワーク
質の高いネットワークが重要。これは当たり前の内容なのですが、投資先企業にとって意味があるネットワークにしないといけない。 意味のある紹介の仕方が重要。NILSのようなカンファレンスは非常な重要な機会だ。 ゴルフとかも結構良い。 紹介の仕方で効果が変わるので、工夫を加えたい。
重要なのは、
・質の高いネットワークを持つこと。質と量(リーチ) 両方とも重要。
・紹介の仕方が重要。 自分が知っている というだけではあまり意味がない。
③事業開発
事業会社系のVC、商社などは、グループ企業とのシナジーとか、事業をいっしょにやろう
というのが売り文句になる。 実際、事業提携と資本の関係が効果があるか?というとそうでもないケースもあるので、善し悪しある。
独立系VCになると、事業シナジーは基本的になる。 投資先企業とシナジー という点くらいだろう。 投資先といっても、関係しそうなのは数社もない。
増資するに必ず、安定株主と事業シナジーという話になるので、独立系VCなんてもんは
かなり苦しい。 別に不安定な株主でもないのだが、事業シナジーはさすがにない。
(投資先で、20%以上出資している会社もありますが、ファンドなので関係会社でもないし、グループ経営をしているわけでもない)
ということで、真面目にいろいろと考えています。ネットワークにも関係するのですが、
NILSを基盤にいろいろと考え中。
④マーケティング、PR
例えば、セコイアキャピタルが投資した会社は凄い会社だ ということが業界に広まること。 信頼性を高める。人材も採用しやすくなる。 弊社の場合もそれなりに知名度はあるが、まだ足りないな と感じる。
ブログ、メディアを通じて情報発信をするとか、 信頼性を高めるためにマーケティングに投資する といったことが重要だと思っています。 弊社から投資を受けると、一躍有名になる! というものにしたい。 ここは強化。
⑤採用支援など人材サポート
既に行っているが、経営幹部の採用支援が重要。 ベンチャー企業は常に人が不足している。
また、監査役がいないと、非常勤監査役がいない とか、顧問がいたらいい とか、いろいろなところことがある。
と、いろいろ書いているが、結構 大変な量だ。 地道にやっていきたい。