最近、投資家の方々からのヒアリングを受けているのですが、 なぜ 投資が成功したか? という質問を頂きます。
我々の投資案件では3社IPOしているのですが、ポイントは”誰も投資しない状況で投資している”という点です。
ワークスアプリケーションズの時のファーストラウンドは数十社のVCにビジネスプランを送ったが、会ったのは弊社とジャフコだけだった。投資したのは弊社だったというストーリーです。 GDHの場合は、2ndラウンド、3rdラウンドという業績も含め、厳しい局面dで、投資したり、資金調達をまとめるといった作業が 現在のIPOやリターンを支えています。 ユニバーサル・ソリューションシステムズ(USS)は、 ベンチャーリンクグループで、ご存知の通り、 顧客離れなどで大変な時期でのカーブアウトでした。 他VCの方は、”ベンチャーリンクさんが・・・”といって断ったという経緯もあるくらいです。
IPOしていない会社でも、厳しい局面で支えた案件はいくつもあり、順調に成長している会社があります。 もちろん、すべてがうまくいくわけではないですが、 粘り強い支援 というところが高いリターンを生み出すポイントであると考えています。粘り強い支援ができるのは、投資先の経営チームがあってこそです。 うまくいくった案件 と そうではない案件は経営チームのレベルにあります。
VC投資は錬金術はありません。 投資先の中長期的な成長こそが、リターンの源泉です。 短期的にどっかと合併してIPOしましょうとか 短絡的に考えてはいけないのです。
運頼みではく、実力がしっかり出る投資を今後も続けていきたいと思います。