”有名VCと投資家の関係”というトラックバックを頂きました。
一般的にはほとんどない情報なので、簡単ですが、私からどういう関係か説明したいと思います。
原則
- VC ファンドの評価は、①過去のトラックレコード(パフォーマンス)と②投資チーム
で決まる。
- グローバルソブリンみたいな投資信託ではないため、ファンドサイズには適切な
サイズがある。200億円だとか、300億円だとか、投資戦略によって異なります。
基本的に 需給関係があります。 クライナーパーキンスに投資したい人は世界中にいると思います。例えば、1兆円とか可能かも。でも、ファンドサイズは300億円だったりします。つまり、投資したくても投資できないわけです。 一方、投資パフォーマンスがかなり悪い と集まりません。 新規ファンドの時もなかなか苦労します。 実力と需給関係で、力関係も含め、決まります。 これはバイアウトファンドも同じです。
投資家の配分比率はどのように決まるのか?
それは、通常は既存の投資家が優先されます。 昔からリスクをとって投資していただいている方を優先する というのが基本ではないかと思います。
ちなみに、 現在 弊社のファンドは資金調達をしていますが、6年前(99年)の時より、はるかに楽になっているそうです。 以前はアポを取ろうとしてもあってもくれなかったが、今は違う という状況だそうです。 一回 結果を伴うと、劇的に変わるようです。
(99年の時に在席していなかったので、伝聞です)
投資家のリストはしっかり作っています。PE関係のフォーラムなどにスポンサーしています。日本やアジアといろいろあるので、だいたいの投資家とのコンタクトは可能です。
といった感じでしょうか。
念のため、 このブログではファンドの募集は行っておりません(できません。私募ですので・・)