NILSのセッションでOSSをテーマにしたが、いろいろと発見があった。
「OSSの会社が急増しているが、 関与するエンジニアのリソースって限界があるのね?」
リソースは限界があり、優秀なエンジニアを囲い込む(コミットしていただく)ために
様々な工夫をしている。魅力的なソフトウエア であることや、モチベーションアップ
の方法(例えば、表彰するとか、OSS界に発信するとか)が必要だということだ。
会社は少数精鋭 コアの開発に専念し、 オープンにして外部のエンジニアの
力を借りる というのがOSSのモデル。 エンジニアリングリソースの確保 と
ディストリビューションの側面がある。
優れたソフトウエアには、優れたエンジニアが集まり、どんどんよくなっていくという
良循環モデルが働く。 OSSのビジネスモデルはコミュニティ・マーケティングである。
動的なモデルだ。 今までは、クローズドな環境で一生懸命開発し、販売パートナー
を構築して、ライセンスを販売する というったモデルから大きく変化している。
販売パートナーの構築はやはり大手企業の方が有利で、日本のソフトウエアベンチャー
はなかなか育たなかった。 ワークスアプリケーションズもサイボウズも成長過程は直販である。
日本のソフトウエアベンチャーを生み出していくは、 OSSのビジネスモデル、つまりコミュニティマーケティングが重要だ と最近感じるようになった。 柔道ストラテジーではないが、大手企業が出来ないことをやることが重要。
私もいろいろ取り組んでいきたい。