ベンチャーキャピタルの仕事は投資の判断で終わる仕事ではない。 投資後の投資先の経営では様々な局面を迎えます。
VC投資の仕事は、10社のうち1社 大成功すれば良い と言われることが多い。正確にはVCファンドによってどのようなポートフォリオを組むかで大きく変わってくるのですが、VCファンドの成功はヒットの積み上げではなく、ホームランによって実現する ということです。 普通=失敗 ということになります。
縮小均衡のシナリオは基本的になく、 「一時的に縮小するが、必ずアップサイドのあるシナリオ」など、常にアップサイド(可能性)にかけることが重要です。
いつもお世話になっているMCVPの竹内さんが、 とある会社でKPCBのコースラ氏が常にアップサイド(ポテンシャルの大きい)のある市場にフォーカスしろ と指示をする ということを聞いて、なるほどと思いました。 顕在化しているが、普通の市場より、顕在化していないが、ポテンシャルの大きな市場をターゲットにしろ というのは 普通の会社になっても仕方がなく、 大きく化けてこそ、ベンチャーだ というマインドなのでしょう。
無計画にアグレッシブになれ というわけではなく、計画的にアグレッシブになることが重要なのだと思います。