最近、新興市場の企業群の株価が思わしくないため、時価総額40億円台になってしまった会社がある。 時価総額が低いから悪い会社であるというわけではないが、最近の未公開企業の株価の高騰を見ると、時価総額が 未公開企業>公開企業 となっている 会社が結構ある。 売上・利益規模を見ると 公開企業> 未公開企業 である。
成長性・注目度といった以前書いた「アテンション・バリュー」の差であると考えている。 事業のライフサイクルと同様に アテンションのライフサイクルがある。新興IPO銘柄の株価の推移と同様、初ねで2倍になって、ちょっとの間は高騰。その後、株価が下がり続けるといったようなものである。つまり、最初の短期間だけアテンションが集中し、その後なくなるというものだ。
未公開企業 つまり、まだ結果が出ていない企業は将来に対する「アテンション」が高く、時価総額も高い。 逆に業績低迷・伸び悩み という形で結果でてしまった会社は「アテンション」が低い という説明以外に正当化する方法はない。 PER、DCFなど時価総額を算出する計算式があるが、ブランド価値のような測定方法が有効のように思う。