昨晩 DeNA 社のIR資料をいろいろ拝見しながら、いろいろとをまとめたいと思います。
(前のエントリーで気になった点をまとめた補足資料?です)
1 ポケットアフィリエイトの四半期売上高推移
- 全体 順調に成長
- 自社メディアの伸びが成長を牽引。他社メディアは減少。
考察①: トータルの広告収入は成長している。強固な基盤。
考察②:自社媒体のほうが利益率が高いと想定され、広告費のアロケーションを自社メディアに優先的に配分しているのかも?
考察③: モバゲータウンの(大半の)売上高はポケットアフィリエトの広告売上高の制約される(他にも純広告などあると思いますが・・) (2006年度3Qのモバゲータウンの売上高は810百万円)
2 戦略(送客プラッフォーム)の変化
2006年第一四半期のIR資料の「携帯サービスを成功に導くDeNAの強み」は以下のとおり。ポケットアフィリエイトなど集客力が強みとなっている。
2006年第3四半期のIR資料ではモバゲータウンが送客プラットフォームということになっている。つまり、第一四半期ではポケットアフィリエイトなどがモバゲータウンへの集客に貢献していたが、現在はモバゲータウンが他の送客力の源泉になっている。
3 モバオク
2006年度の4半期ベースのモバオクの売上高推移は以下のとおり。
1Q 584百万円
2Q 599百万円
3Q 664百万円
実際 第3 4半期の資料(モバオクの重要指標の推移)を見ると、有料会員数は増えているものの、期末出品数は横ばいややや減少となっている。2006年3Qの売上高は取扱高が多く伸びたこともあり、伸びた ということですが、その結果、出品数が減ったという見方でしょうか。 期末出品数(在庫)→取扱高(取引) →売上高(手数料)という指標の見方をすると良いのでしょうかね。