本日の日経新聞の朝刊にシリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)の特集があった。
私はこのような記事を大学生時代にいろいろ読み、VCを志すようになった。 本日の記事ではセコイアキャピタルが99年にGoogleやPaypalに投資し、Paypalで働いていた若者がYoutubeを創業。PaypalのCFOだった人間がセコイアキャピタルに移り、Youtube に投資し、それをGoogleが買収といったような流れ。 人材排出はスタンフォード大学だ。
VCで重要なのはインサイト(洞察)とコンタクト(人脈など)と書いてあったが、まさにその通りだ。
私にNILSを企画・運営することで、インサイトとコンタクトを高めたいと思っているし、それを他の参加者の方と共有することで大きな貢献ができる と考えている。
NILSをやっていて、NILSのようなコミュニティ・生態系が定着してきたと感じる。一方、まだまだ課題は多いと思っている。たとえば、 上記のセコイアキャピタルでいうRoelof さんのような一回ベンチャー企業で経験・成功した人がVCという投資・支援サイドに回る。それも若くして転進するということだ。
Roelof さん(ちなみにDCMの伊佐山さんは仲が良いそうです。実は一回NILSの招聘もトライしてみました。)
以前、インタビュー記事も紹介しました。
最近、竹内さんのブログの若きベンチャーキャピリスト を参照すると以下のように掲載。
Roelof Botha(Sequoia Capital)「天才数学者&メンター」
33歳(!)。PayPal IPO時のCFO。代表的な投資先は、YouTube、Joost、Meeboなど。
すべての案件が成功するわけではないが、Youtube や Joost といった話題の案件を手がける。年齢は33歳だ。 私は8月で33歳になるが、このような事例を見ると刺激というか、このままではイカン!と強く思う。経歴は以下の通りだ。
Roelof Botha focuses on services and software investments. Prior to joining Sequoia Capital in 2003, Roelof served as the Chief Financial Officer of PayPal (EBAY). Earlier, he worked as a management consultant for McKinsey & Company. Roelof is a certified actuary (Fellow of the Faculty of Actuaries), and has a BS in Actuarial Science, Economics, and Statistics from the University of Cape Town and an MBA from the Stanford Graduate School of Business.
経歴を解読すると、大学卒業後にマッキンゼーに入社。その後にスタンフォードのMBAで、その後ベンチャー企業のPaypal に飛び込む。2003年にセコイアキャピアルだ。4年前に入社したというのだから29歳だった。
このような人材がどんどんVCに入り、新しい企業の立ち上げを支援するということは素晴らしい。 日本では、シニアな方がエンジェル投資を行っていたりするといったまだ初期の段階だと思う。 今後は、よりプロフェッショナルなファームができ、このような人材が入ってくるような土壌ができてくるだろうし、そういう環境を作っていかないと未来はないように思う。
現在、第二世代の起業家が増えているように、 今後は第二世代のRoelof さんなどのような人間がでてくるでしょう。 楽しみです。