仕事がら、自社に限らず投資先などいろいろな会社の組織マネジメントに関して、いろいろ知る機会が多い。
組織の問題は、問題が発生した後に対応するのでは遅いケースが多い。問題というのは内部分裂とか重要な幹部が離職するとか、組織全体の生産性が低いとか、いろいろとある。
なぜ、遅いのか? ①(上からは)気づかない・認識しない ②(下からは)言わない
①は鈍感とか、現場と距離があった接点が少ないとか、物理的な面 と 感覚の面がある。
②は「言っても無駄」みたいな話 や そもそも言うのが苦手、話す機会がない とか。
顧客のクレームに関しても、同様だ。不満足だがクレーム言うということが面倒とか苦手といったことがある。
多くの場合、 「こういうことが問題だ」という意見があるが、結局「それは問題なのか?」といった問題の特定で合わないことがある。これはコンサルティング時代でも経験したが、ある人は変化しないと間に合わない といういうが、 そんな変化したら危険だろ という保守的な人がいる。
課題を解決するにしても、問題の認識・発見がまず重要になる。 認識・発見が遅いと、病気のように遅すぎるということがあるのだ。
NILSの場合もアンケートをするとか、参加者といろいろと話しをすることで、問題・課題を認識し、改善するように工夫している。特にここを改善したとか取り組んでいるということをブログなどでオープンにすることで、正しく認識・評価していただこうと考えている。
組織は人が構成する。つまり、生き物が構成している。組織も生き物だ。病気は必ずある。
自社の組織の健康状態を把握することが、正しい経営できることがのポイントだ。
トップと現場の考えとか違いはあるか、不満はどういう点にあるのか? などなど、状態を
理解して、初めて大きなことを実現できる。
みなさんの会社の健康状態はどうですか? 健康ですか?