セコイアキャピタルの人間が投資先の経営チームを構築するため、エグゼクティブサーチファームのような機能を果たしていると以前にエントリーに書きましたが、これは非常に重要です。
重要というはベンチャー企業を成功させるために重要なこととひとつは人材です。特に重要な経営チームの構築ができるという点は投資先の企業にとってもよいですし、ベンチャーキャピタルファーム自体の大きな差別化のポイントになります。
エグゼクティブサーチ会社自体の強みというか特徴を理解することが重要だと思っています。日本に多いは外資系の経営幹部や投資銀行やコンサル、PEファンドなど高い給料の仕事にフォーカスするサーチファームが多く存在します。 また、エン・ジャパンのように幅広く求人情報と求職者をマッチングさせるサービスが存在します。
セコイアキャピタルのようなVCファームは前者の高給系のサーチファームと近い役割です。インターネット業界の経営者・経営幹部に特化したサーチファーム と言えるでしょう。それも紹介手数料が不要なサーチファームです。
特徴としては
- 給与体系は通常の給与(一部業績連動) + ストックオプション
- 給与体系では特にストックオプションの比重が大きい
- ストックオプションの比重が大きいということは、成功したら大きなリターンがある。
- そのため、セコイアキャピタルのようにGoogle,Yahoo!など投資成功実績がある
VCファームは「次のGoogleに経営幹部として働かないか?」みたいな殺し文句が使える。
- 経営幹部として参加し、その投資先企業が結局うまくいかない場合でも、しっかり成果を
出している人間には次の投資先の就職先がある(投資者数が拡大している前提)
- 上記のような特徴があるため、単純なサーチファームとして機能だけ考えても、アップ
サイドリターンの大きい求人情報の宝庫といえます。
私は現在 一人で仕事していますが、一人だとたとえば人材サーチをする場合、私の知り合いを頼るということになります。ネット業界に特化し、すばらしい経歴を持つパートナー人が3-5名いた場合どうでしょうか? 人材のサーチは格段にレベルアップします。
Aクラスの経営チームを作るができることは初期の成長段階は非常に大きな経営課題です。いろいろと取り組んでいきたいと思います。 エグゼクティブサーチ会社などを活用せず、Aクラスの経営チームを作れるか? といった目標が重要だと思います。
そして、事業拡大の際に事業開発などはInfinity Ventures Summit のネットワークをうまく
活用しながらサポートできると非常によいと考えています。