最近、いろいろとミーティングなどで感じたことをまとめてみたい。
独立してから感じたことは、ベンチャー企業の投資案件紹介の依頼をお願いしますという話がたまにあるのですが、 第一に感じることは、「なんで紹介しないといけないのだ?」ということだ。
わざわざ紹介するメリットがあるのか? ところが大きい。逆に いっしょに共同投資するとバリューアップできるとか、投資案件のGive & Take とかやはりそういうところがないとそう感じるのだろう。
投資家は、出資し、かつマネジメントフィーを運用者に支払っているわけだから、ベンチャーキャピピタリストは、投資家のために働くのが筋であり、 良い投資案件をほかに紹介する(譲る)というのは、そもそもおかしい行為だ。 投資案件をシェアするのは、投資家にとってリターンの最大化=ベンチャー企業の成長・成功 を実現できる場合のみだ。 いたずらに株主を増やすのは、単に資金調達の時間がダラダラかかるし、さらに利害関係者が多くなると、マネジメントも大変になるものだ。
投資案件のGive & Take というのも、案件を紹介されても 、結局のその案件自体が、スゴイ案件かどうかが一番のポイントになる。 逆にこちら側から案件を紹介するにしても、筋の良い 案件でないと、駄目だということになる。
上記をまとめると、ほか ベンチャーキャピタルの方々との情報交換の考え方は、いろいろと徹底した考えを持つべきだ。
- 原則、案件ベースでミーティングをするかしないか判断すべき。
- 案件以外の場合は、お互い学ぶことができることが重要。
今回、ベンチャー・プライベート・カンファレンスでよいのは、村口さんや郷治さんといったたまにしか会わない方々と情報交換できる点だ。 非常に有益だった。別に案件がかさなることは過去なかったが、こういう機会は有益だ。
時間は有限であり、人間 平等にもつものだ。 昨日は小野さんといっしょに車で4時間かかって、会社訪問したが、非常に有益だった。 合計5時間。 このような時間をつくるには時間を有効に使う必要がある。
今の最大の関心事は、 優秀な若手エンジニアとか、才能のある人たちのサポートができないか? という点と、 グローバルな投資活動だ。 Google のような会社を作り上げるのは大変なことだ。 それも国際的な会社になってほしい。 才能ある人たちと多く接することと、そそして、グローバルな活動を増やすこと。 一番重要だと考えている。