インフィニティ・ベンチャーズ・サミットを無事 開催できた。 運営方法に関して工夫した点をまとめてみたい。 IVS は、スピーカーやLaunch Pad プレゼンター、 参加者、スポンサー、スタッフ、ホテル、通訳会社・ボランティアなど多くの方に支えれている。
今回は大きな改善をしている点は、会場の装飾など設備面だ。ステージ周りを装飾したが非常にイメージがよかった。また音楽も田中章雄さんが担当したことにより、クールなイメージになった。 私が一人でやっていたときは関心がなくやっていなかったことだが、ホテルの協力 と田中さんのセンス でできたイメージだ。
装飾に関しては、私が細かく指示したわけではない。 開催数日前にステージ周りの装飾をできないか?というリクエストをしたところ、 私からは当日配布する冊子が白黒の感じなので、こんなイメージでお願いします というリクエストをしただけだった。 料理やレセプションパーティの装飾(氷など) や休み時間のバトラーサービスなどホテルのスタッフの方が一生懸命 考えて実行していただいたものだ。 300名規模の開催ということで、ホテルのとっては大きな顧客であることは言うまでもない。IVSは継続開催していて、それも毎年参加人数が増加=ホテルにとっては売上UP だ。 ホテルにとってのIVSが成功することが非常に重要なのだ。
また、私から細かい指示は特にない。 料理は料理長と打ち合わせをしてイメージをあわせて、あとは任せるのみ。 現場を熟知している方の知恵を最大限に生かすことが非常に重要だと考えています。
また、ホテルだけでなく、通訳会社(Catalさん)にも当てはまる。今回で3回目となりましたが、海外参加者が増加しているため、通訳も今回は9名となってビジネスも拡大している。通訳の仕事は大変ですので、レセプションパーティの料理がおいしいとか IVS自体の中身の面白さ、人の面白さが面白いといったように待遇を工夫している。 さすが3回目となり、リーダーの関谷さんはセッションの通訳も素晴らしいものになっていると改めて感じた。 今回の通訳はほとんどストレスがないものだった。 今回は海外ゲスト専用席を用意したり、工夫をしたが、次回にむけてどうするか?といった話をはじめています。
ホテル、通訳の方も含め、 やる気に満ち溢れているからこそ、会場が熱気あふれた雰囲気になる。 この雰囲気は会場にいないとわからないが、カンファレンスで重要なのはまずはこのようなエモーショナルな雰囲気だ。 当日まで打ち合わせもなく、当日もほとんど打ち合わせみたいなことをしないが、 当事者意識が高い人が集まると、しっかり回る。役割をしっかり決めればできる。
IVSも今回で装飾など含め、完成度の高いイベントになってきた。改善の余地はまだある。さらに進化させ、アジアを代表するイベントを目指してがんばりたい。
NILSという名前でスタートしたのが2004年11月。一回目から参加している方は現在のIVSのような形にはなると思っていなかっただろう。 私も思っていなかった。 現在も"NILS"と呼ばれることが多いが、企画や運営は大きく変わっている。 グリーの山岸さん(当時CNET編集長)が参加したら、さぞかし驚くことだろう。
IVSとして3回目となる11月のイベントは、また大きな変化のあるイベントにしたい。