いつもお世話になっているプロノバの岡島さんが書籍を出版した。
「抜擢される人の人脈力」 という本です。 本を読んでいると岡島さんの声が聞こえてくるくらい普段から言っていることを本にした という感じがします。
人脈スパイラルモデル など概念を事例を使って分かりやすく説明している点は面白い。特に事例にでてくる人が、岩瀬さん、田川さんと吉田さん、梶川さん(シーガイアにいったとき一度会食したことあり)など知っている人が多いため、 非常に親近感かつ分かりやすいものでした。
自分に「タグ」をつけるというのがありますが、 私自身はあまり得意じゃないなと感じています。特に初対面、それも相手が私のことを知らないケースは、ほとんど話しは盛り上がらないというか、そのままで終わるケースがほとんどです。 ベンチャーキャピタリストですと、イベントやっています とか説明するのですが、だいたい仕事のイメージつかないのだ と思ったりもします。
ちょっと自分に「タグ」を考えよう と思いました。
私のグロービス時代は抜擢されたほうの人間でしたが、2004年7月にパートナーになったときは特に人脈が広いというわけでもなりませんでした。 NILS(現在のIVS)は2004年11月開始です。
どちらかというと仮屋薗さん主催のイベント(勉強会)にまじめに出たりするといったことが多く、グロービスにいる若手とか、仮屋薗さんの弟子(部下)みたいな「タグ」だったかと思います。
現在、人脈にいったのは、グリーの投資が2005年7月ですが出会いは2004年11月、NILSも2004年11月と大きなターニングポイントだったと感じています。
この本を読むと実際自分はどうだったか? とか、今度どうしようか? という考えるきっかけとなります。
思い出すのが岡島さんにはお叱りを受けることもあって、2005年だったか忘れましたが忘年会かなんかの機会で、「小林さんは何で社内(グロービスキャピタルパートナーズ)で人望ないんだ。せっかくいろいろと良いことしているのにもったいない」というお叱りをいただきました。よく覚えているのですが、厳しく言われてかなりヘコミましたが、 実際のところ、2005年の末とかですと、当時30歳でそんな実績がないわりには、パートナーだった。私より年下の投資スタッフは一人くらいしかく、皆さん 年齢が上でビジネススクールなど出た人ばかりだから当然です。当時は相当ストレスがたまっていました。 抜擢されたよかったと思っていましたが、それに対する周囲の厳しい対応というかそんなところを思い出しました。
上記のようなことがあったからこそ、グリーのIPO では任せていただいた堀さんや仮屋薗さんに感謝の気持ちが大きいです。 抜擢するのは本人にも努力もさることながら、上司の力量・胆力をもとめられます。
いろいろと思いだしましたが、これから自分にしっかりタグをつけ、コンテンツ発信などがんばってやっていきたいと思います。